アーヤと魔女の紹介:2020年日本映画。孤児院で暮らしていたアーヤ・ツールは、ある日ベラ・ヤーガとマンドレークという男女に引き取られることになりました。ベラは実は魔法を使う魔女で、アーヤを助手として引き取ったのですが、魔法を教えてくれるという当初の約束を守らず、ただアーヤをこき使う毎日でした。ある日我慢できなくなったアーヤは、同じくベラから虐待を受けている使い魔の黒猫トーマスとベラの魔法から身を守る秘薬を作り出すと、ベラに反撃に出ました。
監督:宮崎吾朗 声優:アーヤ・ツール(平澤宏々路)、ベラ・ヤーガ(寺島しのぶ)、マンドレーク(豊川悦司)、トーマス(濱田岳)、ダン・スティーヴンス(アーヤの母親)(シェリナ・ムナフ)、Mr.ジェンキンス(岩崎ひろし)、孤児院園長(木村有里)、カスタード(齋藤優聖)、フィリス(鈴木花穏)、サリィ(石田さくら)、孤児院副園長(柊瑠美)、ほか
映画「アーヤと魔女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アーヤと魔女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アーヤと魔女の予告編 動画
映画「アーヤと魔女」解説
この解説記事には映画「アーヤと魔女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アーヤと魔女のネタバレあらすじ:起
ダン・スティーヴンスは、ある事情から孤児院の前に赤ん坊を置いて姿を消しました。
赤ん坊を見つけた孤児院の園長は、置手紙に書いてあった「アヤツル(EARWIG)」という言葉が赤ん坊の名前と知りますが、あまりいい名前ではないと考えた園長は、赤ん坊の名前を「アーヤ・ツール」とすることにしました。
それから10年が経過し、10歳となったアーヤは、友人のカスタードとともに孤児院で楽しく暮らしていました。
カスタードと別れたくないアーヤは、引き取りに来る大人たちに嫌われるように、わざとかわいくないように振舞っていましたが、ある日、孤児院にやってきたベラ・ヤーガとマンドレークという男女が、アーヤを引き取ることになりました。
アーヤと魔女のネタバレあらすじ:承
ベラは、実は魔法を使う魔女で、アーヤを助手として使うために引き取ったのですが、それを聞いたアーヤは、ベラを手伝う代わりに魔法を教えてくれるように頼み、ベラもそれを受け入れました。
しかし、魔法の秘薬を作る部屋は材料や道具で足の踏み場がないほど散らかり、秘薬の材料としてナメクジのような得体の知れない生物の瓶詰めがあり、そのうえベラから怒鳴り散らされ、こき使われるなど想像以上に大変な状況でした。
さらに同居人で小説家のマンドレークは、アーヤとコミュニケーションを取ろうとせず何を考えているかわかりませんでしたが、ベラが恐れて気を使うほどの魔法の力を持っているようでした。アーヤは逃げ出すことも考えましたが、魔法の力で家の敷地から外へ出られないようになっていました。
アーヤと魔女のネタバレあらすじ:転
それ以来アーヤはベラからこき使われる毎日が続きましたが、ベラは、当初の約束であるアーヤに魔法を教えるつもりはまったくありませんでした。そんなある夜、アーヤの部屋に来たベラの使い魔である黒猫のトーマスが、実は人間の言葉を話せることがわかりました。
アーヤは、トーマスに秘薬を作る呪文に詳しいかと聞くと、トーマスはそれを肯定し、さらにアーヤが一番知りたい秘薬の作り方を知っている、と言いました。
アーヤはトーマスと共に秘薬を作る部屋に入ると、ベラの作り方マニュアルを読んで「すべての魔法から身を守る秘薬」を作り出し、自分達の体に塗り込みました。
ある日、ベラからアーヤを引き取ったのはこき使える「手」が欲しかったからと言われてキレたアーヤは、トーマスと共に新たに「手が生える秘薬」を作り出しました。魔法の発動には対象の人間の髪の毛が必要でしたが、アーヤはベラの帽子から髪の毛を手に入れました。
アーヤと魔女の結末
ある日、アーヤのことでマンドレークから怒られたベラがアーヤを怒鳴り散らすと、アーヤは、ついに手が生える魔法を発動させ、ベラの鼻とお尻から手が生えてしまいました。激怒したベラは、アーヤに魔法のミミズを送りつけましたが、アーヤはすべての魔法から身を守る秘薬のおかげで何も起こりませんでした。
アーヤは、魔法が効いていないことをベラに悟られないように壁の穴にミミズを入れましたが、その穴はマンドレークの部屋につながっており、再び激怒したマンドレークは、ベラに襲い掛かりました。
その騒動の最中、マンドレークの部屋に入ったアーヤは、ベラとマンドレークと見知らぬ女性が移っている写真を見つけ、3人がバンドを組んでいたことを知りました。実は、その見知らぬ女性は、アーヤの母親のダン・スティーヴンスでした。
その騒動からベラの態度は変わり、アーヤに魔法を教えてくれるようになりました。マンドレークもアーヤとコミュニケーションを取るようになり、アーヤのアドバイスに従って書いた小説が大評判になりました。
そして迎えたクリスマス、家にカスタードを招待していたアーヤでしたが、玄関にはカスタードと共にダン・スティーヴンスが立っていました。
以上、映画「アーヤと魔女」のあらすじと結末でした。
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