仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング Part I 仮面ライダーブレイブ & スナイプの紹介:2018年日本映画。“平成仮面ライダーシリーズ”第18作『仮面ライダーエグゼイド』の続編となるスピンオフ三部作の第1作です。テレビ本編および劇場版『トゥルー・エンディング』(2017年公開)から2年後の世界を舞台に、凄腕の外科医・仮面ライダーブレイブこと鏡飛彩と、“ゲーム病”専門クリニックを開いた元・闇医者の仮面ライダースナイプこと花家大我の新たな闘いを描きます。
監督:鈴村展弘 出演者:瀬戸利樹(鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ)、松本享恭(花家大我/仮面ライダースナイプ/仮面ライダークロノス)、岩永徹也(檀黎斗)、松田るか(仮野明日那)、小野塚勇人(九条貴利矢)、黒崎レイナ(西馬ニコ)、小手伸也(天ヶ崎恋)、中川可菜(百瀬小姫)、ハリー杉山(ルーク・キッドマン)、柳ゆり菜(八乙女紗衣子)、諏訪部順一(ラヴリカバグスター)、貴水博之(檀正宗)、飯島寛騎(宝生永夢)ほか
映画「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザーエンディング1 ブレイブ&スナイプ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザーエンディング1 ブレイブ&スナイプ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザーエンディング1 ブレイブ&スナイプ」解説
この解説記事には映画「仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザーエンディング1 ブレイブ&スナイプ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング Part I 仮面ライダーブレイブ & スナイプのネタバレあらすじ:起
『トゥルー・エンディング』の死闘から2年後。捕らえられていた檀黎斗(岩永徹也)が脱獄しました。聖都大学附属病院・電脳救命センター(CR)で厳重に管理されていた “ガシャコンバグヴァイザー”や“プロトガシャット”などを持ち逃げした黎斗は「仮面ライダー諸君、私たちは世界の歴史に革命が起こる瞬間に立ち会おうとしている…。刮目するがいい…限界を知らない、私の“神の才能に”…」と本格的な活動再開を宣言しました。
その頃、CRでは、再生医療センターのプロジェクトリーダーにして遺伝子医療の権威・八乙女紗衣子(柳ゆり菜)と連携してゲーム病により消滅した人々を復活させるための研究が進められており、天才外科医にして仮面ライダーブレイブの変身者・鏡飛彩(瀬戸利樹)や今やバグスターとなっている監察医・九条貴利矢(小野塚勇人)も研究に参加していました。その一方で、黎斗の脱獄を知った飛彩は、“ゲーム病”専門クリニック・花家医院を営む仮面ライダースナイプの変身者・花家大我(松本享恭)に連絡を取り、黎斗の脱獄には第三者が関与している可能性を示唆するとともに黎斗の捕獲に協力するよう求めました。その一方で、大我は飛彩の消滅してしまった恋人・百瀬小姫(中川可菜)のことを気にかけていました。
大我が最も信頼を置く助手で天才ゲーマーの西馬ニコ(黒崎レイナ)と談笑していると、そこに一人の男が上がり込んできました。「ハロー!やっと見つけたよ、ニコ」男の名はルーク・キッドマン(ハリー杉山)といい、かつてニコがアメリカのゲーム大会で戦ったライバルでした。ニコを追いかけていたルークでしたが、突然ゲーム病を発症して倒れ込んでしまいました。
飛彩と貴利矢は八乙女から、バグスターに組み込まれている消滅者の遺伝子を復元できるかもしれないという可能性の話を聞き、これで小姫や貴利矢自身も復元できると期待を膨らませました。
帰路につく飛彩の元に、どこか聞き覚えのある声が聞こえてきました。それは消滅したはずの小姫の声でした。しかし、彼女はすぐにいずこへと姿を消していきました。
仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング Part I 仮面ライダーブレイブ & スナイプのネタバレあらすじ:承
スイーツが大好物の飛彩は、行きつけのケーキ屋でデコレーションケーキを2個購入しました。飛彩の脳裏には、小姫と過ごした日々のことが駆け抜けていました。店を出た飛彩の前に再び小姫が現れ、飛彩は思わず戸惑いと胸の高鳴りを隠せませんでした。そこへ、飛彩の買ったケーキを足で踏みつけながら一人の男が歩み寄ってきました。それは消滅したはずのバグスター・天ヶ崎恋(小手伸也)であり、こともあろうに小姫は天ヶ崎に歩み寄り、「飛彩、私のことはもう忘れて。これからは彼(天ヶ崎)のそばにいるから」と告げました。激昂した飛彩は天ヶ崎が小姫を洗脳したのかと詰め寄りましたが、天ヶ崎は「僕の魅力で彼女のハートを射止めただけ」と意に介しませんでした。なぜかバグヴァイザーを持っていた天ヶ崎はラヴリカバグスター(声:諏訪部順一)に“培養(変身)”、飛彩もブレイブの強化形態“ファンタジーゲーマー レベル50”に変身しましたが、なぜかブレイブの攻撃はラヴリカには効きません。ラヴリカは余裕の表情でブレイブにダメージを与えて変身解除に追い込むと、「悔しかったら君の好感度を上げてみてはどうだい?」と不敵に挑発してきました。飛彩は小姫に今までの想いを伝えて目を覚ますよう訴えましたが、小姫は「あなたは何もしてくれなかった」と冷たく突き放すと天ヶ崎と共にいずこへと消え去っていきました。飛彩は何もできず立ち尽くすのみでした。
一方、大我はルークがラヴリカのゲーム病に感染していると判断、ひとまず医院に入院させることにしました。大我はかつてラヴリカを“絶版(消滅)”させた仮面ライダークロノスが仮面ライダーエグゼイドに倒されたことで止まっていた時が再び動き出し、何者かがラヴリカを復活させたのではと推測、対抗するワクチンもないことから直接倒すしかないと判断しました。普通に戦っても勝ち目はないというニコに、大我は「方法ならある」と告げました。
飛彩は裏で黎斗が暗躍しているものと思い、エグゼイドの変身者で小児科医の宝生永夢(飯島寛騎)やバグスター・仮野明日那(松田るか)にも協力を求めました。永夢は黎斗が脱獄する前に開発していた“謎解きゲーム”に挑戦していたことを明かし、飛彩たちや盗み聞きしていた大我はこのゲームこそが黎斗の仕掛けた罠であることに気が付きました。
その頃、小姫と天ヶ崎は黎斗の屋敷にいました。飛彩や大我らの読み通り、二人を復活させたのは黎斗の“神の才能”によるものだったのです。そしてそれは、黎斗が目論む壮大な計画の一旦に過ぎませんでした。
仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング Part I 仮面ライダーブレイブ & スナイプのネタバレあらすじ:転
小姫がこの世に留まることができるのが翌日の深夜0時までであり、その後は天ヶ崎が“完全体”となるために融合することになっていました。
その頃、花家医院に戻った大我は、ルークがニコに一方的に約束していた「もし君にゲームで勝ったら僕と付き合ってくれる約束だよ」という話をしているのを聞いてしまいました。ゲーム病の症状が現れたルークは大我が止めるにも関わらず「今のニコはニコじゃない。君が一番輝いているのはゲームをやっているときだ!」と一方的に想いをぶつけました。大我はニコの「今の私って、私じゃないのかな…」という問いに「俺に聞くな…」と応えるしかありませんでした。ニコが走り去ったあと、医院にはいつの間にかラヴリカが現れ、「乙女心をわからない君に僕を攻略できるとでも?」と大我を挑発して姿を消しました。大我は秘策のガシャットを変身ベルト“ゲーマドライバー”に挿して試し、あまりのパワーに激痛を覚えながらも「手に入れるんだ、力を!」と意気込みを新たにしました。
母校・聖都大学医学部を訪れた飛彩は、初めて小姫と出逢った日のことを思い出していました。あの日、勉学一辺倒で女性への関心すらなかった飛彩の心を始めて開いたのは小姫でした。その後、飛彩は貴利矢から、黎斗が脱獄した時に意外な人物が目撃されたという情報を聞かされました。貴利矢は焦る飛彩に「何か隠してるんだろ?」とじらしていたその時、飛彩の電話にニコから大我が倒れたとの知らせが舞い込んできました。駆け付けた飛彩が大我を診察すると、大我はこの2年間誰にも告げずに、一度だけ使ったことのある“クロノスのガシャット”を使いこなすために抗体を得ようとしていたことが明らかになりました。大我はクロノスの力を、ラヴリカを倒すためだけではなく小姫を完全復活するために使おうとしていたのです。飛彩は大我を制して独りでラヴリカと決着をつけようとしましたが、大我も満身創痍の身を押して駆け付け、元々大我の患者でもあった小姫を救うことは自分の責任でもあると訴えました。大我は「どうしても行くのならお前のガシャットを預かる」と飛彩に告げるとスナイプの基本形態・レベル2に変身、飛彩もブレイブの基本形態・レベル2に変身して激しく応酬しました。変身を解除した飛彩は大我に「お前も失いたくないものがあるんじゃないのか」と指摘しましたが、大我はあえて「ニコはただのバイトだ。俺には失うものなんか何もない」と言い放ち、ニコにクビを言い渡しました。
仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング Part I 仮面ライダーブレイブ & スナイプの結末
大我は明日那から変身ベルト“バグルドライバー”を奪いました。そしてタイムリミットの深夜0時はすぐそばまで迫っていました。天ヶ崎が小姫にせめて消えゆく前に誓いの接吻を求めたその時、その場に大我が現れました。天ヶ崎はラブリカに“培養”、大我はバグルドライバーを使い、激痛に耐えながらも伝説のライダー“仮面ライダークロノス”に変身、時間停止能力“ポーズ”を使って時の流れを止めると「頼む、目覚めてくれ」と小姫の洗脳を解きました。クロノスは「彼女はお前のものじゃねえんだよ!」とラヴリカに闘いを挑みましたが倒すまでには至らず、限界を迎えて変身解除してしまいます。ラヴリカは大我に「君は西馬ニコのハートを奪おうとしなかった」と揺さぶりました。一方、ニコはもがき苦しむルークに、ゲーマーとしてアメリカに渡る決意を明かしていました。
ラヴリカが大我にとどめを刺そうとしたその時、飛彩がその場に現れました。飛彩は大我が小姫を救ってくれたことに感謝、「今度は俺の番だ。お前の患者は俺が救う」とブレイブの最強形態“レガシーゲーマー レベル100”に変身しました。「これより、ラヴリカ切除手術を開始する」
今までラヴリカに何一つダメージも与えられなかったブレイブでしたが、小姫と心をひとつにしたブレイブは確実にラヴリカにダメージを与え、最後は必殺のライダーキックで会心の一撃をくらわし、ラヴリカは「世界にI MISS YOU…」と捨て台詞を吐きながら爆散しました。
深夜0時まであと5分。大我に背中を押された飛彩は小姫との最期の別れに臨みました。小姫は「私は飛彩を心から信じてる。だから飛彩は飛彩の人生を、未来だけを見て…ずっと応援してるから…」と告げ、飛彩は彼女との約束であり“世界で一番のドクター”になることを強く誓いました。そして深夜0時、小姫は静かに天へと帰っていきました。
一方、黎斗は密かに大我から“ライダークロニクル”を回収していました。「ご苦労だった…これで私の目的は達成した…」
ゲーム病から回復したルークが退院、ニコはルークとともにアメリカに渡ることになりました。大我はニコに「困ったことがあれば連絡しろ。お前がどこに行こうが主治医は俺だ」と告げて旅立ちを見送りました。ニコは医院に一礼して去っていきました。
その頃、再生医療センターでは、飛彩は貴利矢から「ようやく前に歩けるな」と励まされ、改めて消滅した人々の復活に熱意を燃やしていました。ところが、現れるはずの八乙女の姿がありません。その八乙女は“ネクストゲノム研究所”で黎斗と密会していました。黎斗はクロノスの力を操れた大我のガシャットの力を必要としており、消滅した“マスターガシャット”を復活させようとしているのです。黎斗は八乙女の協力を得て、消滅したはずの黎斗の父・檀正宗(貴水博之)を復活させようとしていました…。(『パラドクスwithポッピー』へ続く』)
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