ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~の紹介:2017年日本映画。テレビアニメ「ご注文はうさぎですか?」シリーズの劇場版。少女達の可愛らしい日常をコミカルに描くドラマ作品。喫茶店ラビットハウスに下宿しているココアは、実家のパン屋が多忙なこともあり帰省することになった。少し寂しくなった町には夏の花火大会が迫る。ラビットハウスの一人娘チノは、ココアの後押しもあり友達を花火大会に誘おうと勇気を振り絞る。
監督:橋本裕之 出演者:佐倉綾音(ココア)、水瀬いのり(チノ)、種田梨沙(リゼ)、佐藤聡美(千夜)、内田真礼(シャロ)ほか
映画「ご注文はうさぎですか??Dear My Sister」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ご注文はうさぎですか??Dear My Sister」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~の予告編 動画
映画「ご注文はうさぎですか??Dear My Sister」解説
この解説記事には映画「ご注文はうさぎですか??Dear My Sister」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~のネタバレあらすじ:ココアの帰省
舞台は木組みの家と石畳の町。夏のある日、駅に少女達が集まっています。泣きじゃくっている少女の名前はココア。高校進学を機に引っ越して来た彼女は、下宿先の喫茶店「ラビットハウス」でアルバイトをしています。パン屋を営む実家が大繁盛し、人手が足りないと知ったココアは1週間ほど帰省することにしました。見送りにやって来た友人の千夜、シャロも泣いて別れを惜しみます。それを呆れた目で見ているのは、ラビットハウスのオーナーの孫娘で、ココアが妹のように可愛がっているチノ。そしてシャロの高校の先輩で、同じくラビットハウスでアルバイトをしているリゼでした。ココアは自分が不在の間寂しくないようにと、眼帯をしたうさぎのぬいぐるみをチノに渡します。それは元々チノがリゼに貰った物なのですが、ココアは細かいことは気にしません。チノの友人マヤとメグも現れ、皆に見送られてココアは故郷に向けて旅立ちました。列車の中で小説家の青山ブルーマウンテンと偶然会ったココアは、もうすぐ町の花火大会の時期だと教わります。交通機関を乗り継ぎやっと山奥の実家に到着したココア。姉のモカと母に迎えられ、思わず涙ぐみました。普段はチノの姉を自称しているココアですが、家に戻った時はたっぷり2人に甘えます。ココアは家に着いたことをチノに報告しようとしますが、実家はあまりに山奥なので携帯電話が使えませんでした。自宅の電話を使ったものの、話し中で繋がりません。
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~のネタバレあらすじ:少し寂しい1日
元気なココアがいないラビットハウスは静けさに包まれていました。チノはココアからの電話が無いことに肩を落とし、翌日から早くもココアロスに陥ります。そこでリゼは寂しさを紛らわせるために、遊びに来ていたマヤとメグにも店内の大掃除を命じ、過密なスケジュールを遵守するよう言い渡しました。軍学校のような雰囲気に、チノはリゼと出会ったばかりの頃を思い出します。はじめはリゼを怖がっていましたが、うさぎのぬいぐるみを貰ったことがきっかけで仲良くなりました。その話を聞いたマヤとメグは、お揃いのぬいぐるみが欲しいと言い出します。取り扱っている店をリゼに尋ねますが、彼女は何故か慌て始めました。そして手配はすると言って逃げてしまいます。夕方になり、仕事を終えたリゼは少し落ち込んでいました。自分はココアのように明るく接することが出来ないため、チノ達の寂しさを埋めてやれないと考えていたのです。買い物帰りの千夜とシャロが通りかかり、励まし合いながら仲良く気分転換に出かけました。
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~のネタバレあらすじ:ぬいぐるみの秘密
街に出たココアは、やっと携帯電話の電波が届くところに来ました。早速チノに電話をして、花火大会に行くのか尋ねます。何かと忙しいのでまだ分からないと答えるチノ。しかし、ココアは皆で思い出を作らなければと励まします。そして思い出話を楽しみにしていると伝えました。電話を切った後、チノはうさぎのぬいぐるみを見つめます。すると縫い目が粗く、タグも無いことに気付きました。ぬいぐるみはリゼの手作りだったのです。その事実をマヤとメグに話すと、2人は感激してリゼに同じぬいぐるみを作って欲しいと頼みました。リゼは慌てていますが何だか嬉しそうです。チノは勇気を振り絞り、皆を花火大会に誘いました。リゼ達も喜び、皆で一緒に行こうと約束します。一方、ココアは実家のパン屋で忙しく働いていました。母から街へ配達を頼まれ、モカが運転するスクーターに乗って出かけます。携帯電話をチェックしたココアは、チノが皆を花火大会に誘ったことを知って喜びました。モカに将来の夢を聞かれたココアは、色々と答えますがとにかく「お姉ちゃん」と呼んで貰いたいと話します。ココアの最初の夢は魔法使いだったと明かしたモカは、当時を思い出しておかしそうに笑い出しました。するとココアは怒って口をきかなくなってしまいます。妹大好きなモカは、ココアが帰宅しても怒っているので深く落ち込みました。すると、突然地面が揺れ始めます。パンを買いにお客さんが大挙して押し寄せたのです。母が手首を捻って病院へ行ってしまったので、ココアも怒っている場合ではなくなりました。姉妹で力を合わせ、何とか乗り切ります。嬉しそうな皆の表情にココアも嬉しくなってしまいました。
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~のネタバレあらすじ:花火大会
気付くと町の花火大会は明日に迫っていました。ココアの母は、皆と思い出を作った方が良いと微笑みます。実は手首を捻ったというのは嘘で、手を取り合って頑張るモカとココアを見たかったのだと打ち明けました。そこでココアは、少し早いですがラビットハウスに戻ることにします。一方のラビットハウスでは、チノ達が楽しそうに準備を進めていました。千夜は皆の浴衣を用意し、リゼはぬいぐるみを作っています。チノはココアのぬいぐるみについて、「魔法使いみたいなのはどうしょう」とデザインを提案しました。翌日、ついに花火大会の夜がやって来ます。チノ達は思い思いに屋台を楽しみ、シャロはコーヒー味のかき氷を食べてハイテンションになっていました。彼女はカフェインを摂取すると、酩酊状態になってしまう体質なのです。千夜が青山から教えて貰ったという穴場へ皆を案内しました。チノは少し残念そうな様子で、ココアも含めた皆で一緒に見たかったと俯きます。花火を打ち上げる音が響きました。夜空に花が開いた瞬間、「ただいまー!」と元気にココアが現れます。久しぶりに全員揃ったメンバーは、笑顔の花を咲かせて花火を楽しみました。チノは少し照れた様子で、「おかえりなさい、ココアさん」と微笑みます。
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~の結末:いつもの日常
翌日から、ラビットハウスにいつもの光景が戻ってきました。朝早くから得意のパンを焼いたココアは、増えているうさぎのぬいぐるみを見て喜びます。そして魔法使い風の自分のぬいぐるみを見て、思い切り抱きしめて笑いました。ココアとチノが笑顔でお客さんを迎え、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画「ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~」のあらすじと結末でした。
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