ゴーゴー 仮面ライダーの紹介:1971年日本映画。2021年にシリーズ生誕50周年を迎える『仮面ライダーシリーズ』第1作(『昭和仮面ライダーシリーズ』第1作)『仮面ライダー』の初の劇場版であり、仮面ライダーシリーズ初の劇場版作品です。本作はテレビ本編第13話を映画用に再編集したものであり、悪の秘密結社ショッカーの再生怪人に挑む初代ライダー・仮面ライダー1号の戦いを描きます。
監督:北村秀敏 出演者:藤岡弘、(本郷猛/仮面ライダー1号)、小林昭二(立花藤兵衛 / おやっさん)、真樹千恵子(緑川ルリ子)、島田陽子(野原ひろみ)、千葉治郎(滝和也)、堀田真三(野本健)、納谷悟朗(ショッカー首領の声)ほか
映画「ゴーゴー 仮面ライダー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ゴーゴー 仮面ライダー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ゴーゴー 仮面ライダー」解説
この解説記事には映画「ゴーゴー 仮面ライダー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゴーゴー仮面ライダーのネタバレあらすじ:起
「仮面ライダー1号・本郷猛(藤岡弘、)は改造人間である。彼を改造したショッカーは世界制覇を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!」
真夜中の「東洋原子力研究所」をショッカーの怪人“蝙蝠男”と“さそり男”が襲撃。警備員を殺害して内部に潜入しようとしましたが、研究所は強力なバリヤ(電磁波を利用した見えない壁)が張られており、怪人たちはバリアを突破することができませんでした。
このバリアは原水爆のエネルギーをもってしても破れない非常に強力なものであり、ショッカーの日本征服計画が諸外国よりも進んでいないことに業を煮やしたショッカー首領(声:納谷悟朗)は科学者たちが開発した“バリヤ破壊ボール”を使用するよう命じました。
しかし、バリヤ破壊ボールは5kgの重量があり、20mの距離から投じないと威力を発揮できないものであり、首領は直ちにバリヤ破壊ボールを打ち込める力を持つ改造人間を作り出すよう厳命しました。
ショッカーが狙いを定めたのは、“殺人シュート”が持ち味のプロサッカー選手・野本健(堀田真三)でした。野本はセンターフォワードとして非常に能力の高い選手でしたが、サインをねだる子供たちを冷たく突き放し、チームメイトとの協調性に欠けるなど性格に難のある選手でした。
ゴーゴー仮面ライダーのネタバレあらすじ:承
野本が控室に一人きりになった頃合いを見計らって、ショッカー怪人死神カメレオンが野本をスカウトしにやってきました。ショッカーはコンピューターで野本を任務に最適な改造人間候補だと判定しており、死神カメレオンは「お前を世界で最も優れた人間にしてやろう」と持ちかけてきました。
野本は「俺は誰の命令も受けやしねえぞ」と拒否してその場を離れようとしましたが、今度は蜘蛛男が現れ、「お前には逃げ道はない」と蜘蛛の糸で野本を捕らえてしまいました。
その頃、新聞を読んでいた“おやっさん”こと立花藤兵衛(小林昭二)の前に、新婚生活を送っていたはずの滝和也(千葉治郎)がやってきました。新聞には先日のショッカーによる原子力研究所襲撃の件の記事が載っており、本郷はショッカーの狙いが原子力を使って東京を壊滅させることにあるとして調査に動いていました。
一方、ショッカーに連れ去られた野本は改造手術を受け、元々持ち合わせていた脚力と毒トカゲの能力を掛け合わせた怪人“トカゲロン”として生まれ変わっていました。首領はトカゲロンにバリヤ破壊ボールを撃ち込ませるべく、研究所の中でも最も守りの弱い箇所を探るよう命じました。
原子力研究所周辺を見張っていた滝と緑川ルリ子(真樹千恵子)は、周囲を何度も行き来している不審な車を目撃しました。車はショッカーのものだと断定した滝とルリ子は後を追い、滝がショッカーのアジトと思しき洋館に潜入したところ、内部にはこれまでライダーが倒してきた怪人たちそっくりの等身大の像が数体も置かれていました。
そこに洋館の主だという野本が現れ、滝を追い返しました。怪人像はいずれも本物の怪人であり、ライダーに倒されたものの復活を果たした再生怪人でした。野本は再生怪人たちを負け犬だと見下し、自らライダーの抹殺に動くことにしました。
ゴーゴー仮面ライダーのネタバレあらすじ:転
バイクで走っていた滝とルリ子は謎の落石に遭い、滝は負傷してしまいます。そこに仮面ライダー1号が愛機“サイクロン号”に乗って駆け付け、落石を落としていたトカゲロンと対峙しますが、1号はトカゲロンの必殺シュートをくらって敗れてしまいました。トカゲロンは「仮面ライダーは俺の敵ではない」と豪語しました。
入院した滝は、どうすればトカゲロンを倒せるか頭を悩ませていました。その頃、敗れた1号は一人で猛特訓に励み、必殺シュートの攻略法を探っていました。そこにおやっさんも現れ、1号の特訓に手を貸しました。
ライダーキックの威力を倍にすることを思いついた1号は、おやっさんのアドバイスを受けて新必殺技“電光ライダーキック”を編み出すことに成功しました。
おやっさんは滝にそのことを告げに行きましたが、滝は病室を抜け出して再び洋館に向かっていました。おやっさんは滝の落とした手帳から、滝はFBI特別捜査官であることを知りました。
ゴーゴー仮面ライダーの結末
ショッカーを叩くのが任務である滝は満身創痍の身をおして再び洋館に潜入、内部にショッカーのアジトがあることを確認しました。首領は滝に既に再生怪人たちが原子力研究所に向かったことを告げ、戦闘員に滝を始末させようとしました。現場に駆け付けた1号は滝から知らせを受けて研究所に向かいました。
その頃、トカゲロンは研究所にバリヤ破壊ボールをセットし、自慢の脚力で思い切り蹴り上げました。そこにサイクロン号で1号が駆け付け、破壊ボールを阻止しました。トカゲロンと共に現れた再生怪人たちは「改造人間は死なん」と豪語して襲い掛かりましたが、猛特訓を経てパワーアップした1号の敵ではありませんでした。
トカゲロンは必殺シュートでハリヤ破壊ボールを1号めがけて蹴り上げましたが、1号は電光ライダーキックでボールを跳ね返し、ボールの直撃を受けたトカゲロンは他の再生怪人たちと共に爆死を遂げました。
勝利を収めた1号の元におやっさん、滝、ルリ子が駆け付け、自らを犠牲にしてまでも平和で幸せな世界を実現させようとする1号の勇気ある行動を称えました。本郷はショッカーの野望を阻止するために新たな戦いに向かって走り去っていきました。
以上、映画「ゴーゴー 仮面ライダー」のあらすじと結末でした。
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