GSワンダーランドの紹介:2008年日本映画。GS(グループ・サウンズ)ブームの1968年を舞台に、4人の若者たちの青春を描いた音楽コメディ。三か月でGSをデビューさせることとなり、急遽集められたマサオ、シュン、そしてケンタ。しかしデビュー曲にはオルガンパートがあり、昔、ピアノの地区大会で優勝したミックが無理やりメンバーに加入させられます。しかしミックは女性で…。
監督:本田隆一 出演者:栗山千明(ミック)、石田卓也(マサオ)、水嶋ヒロ(シュン)、浅利陽介(ケンタ)、武田真治(梶井)、温水洋一、三倉茉奈、三倉佳奈、ケンドーコバヤシほか
映画「GSワンダーランド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「GSワンダーランド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
GSワンダーランドの予告編 動画
映画「GSワンダーランド」解説
この解説記事には映画「GSワンダーランド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
GSワンダーランドのネタバレあらすじ:起
1968年夏のGS(グループ・サウンズ)全盛期に、演歌専門のレコード会社もGSをデビューさせる話が持ち上がります。そして3か月以内に、GSをデビューさせるよう命令されたプロダクション社長の梶井。そんな時、梶井の事務所に歌手志望のミックが押し掛けます。もともと男性しか募集していない梶井に、ミックはピアノの地区大会で優勝した経験を披露します。しかし相手にされず、怒って帰るミック。
一方、「ザ・ダイアモンズ」を結成したマサオとシュン、ケンタの3人は屋上で練習を始めます。彼らの曲を聴いた梶井が声をかけ、2か月後にはデビューできると言われ、食いつくマサオたち。しかし彼らが演奏するのはドラマとベース、ギターで、デビュー曲にはオルガンが必要だと言われます。そこでミックに男装させ、無理やりでもデビューさせようとする梶井。
GSワンダーランドのネタバレあらすじ:承
デビューに向けて発声練習が始まりますが、ミックが女性ではないかと疑うシュンが、家までこっそりミックの後をついていきます。すると、ミックが女性である証拠を掴んだシュン。シュンは「女なんかとは音楽はできない!」と認めませんが、マサオもケンタもデビューできるのであれば、ミックが女性でもいいと手を組むことにしました。
翌日、梶井からうまく丸め込まれ、シュンも渋々ミックとグループを組むことを了承します。そして4人でひとつ屋根の下で生活し、ついに「ザ・ダイナモンズ」でデビュー。
しかしレコードは全く売れず、他にはない特徴を取り入れようと模索が始まります。そして白いタイツにマッシュルームカットのフリフリ王子様スタイルに決まり、その名も「ザ・タイツメン」として売り出すことになりました。
GSワンダーランドのネタバレあらすじ:転
まるで王子様のような格好に嫌がるマサオたちですが、もう後はありません。そしてデビューした次の日、事務所には大勢のファンがミック目当てで集まります。一気にファンが増え喜ぶ梶井ですが、ミックが女性だとばれないのか不安になるマサオたち。デビュー曲の「海岸線のホテル」がヒットし、人気の出たマサオたちの家までファンが押し寄せます。しかも彼らを付け狙うカメラマンまで現れ、ついにミックが女性だとカメラマンにばれてしまいました。そして大金を要求される梶井。
そんな時、大舞台への話が決まり浮かれるマサオたちですが、ライバルのバンドにもミックが女性だとばれて嫌がらせを受けます。テレビの収録中、突然歌うのを止めミックは自分が女性だと全国に向けて告白。ずっとみんなを騙してきたとミックは謝ります。
GSワンダーランドの結末
するとミックに同情したファンから、歌手活動を続けさせるよう励ましの手紙がたくさん来ました。しかしこのころすでにGSブームは去っており、「ザ・タイツメン」は解散することとなります。ケンタは実家に帰り、ミックは一人で歌手活動をすることになり、それぞれの道を歩むことになりました。
そして1970年、ミックは大野ミクとしてデビューします。デビューの舞台には嫌がらせを受けたライバルのバンドも出場することを知ったマサオたちは、ライバルバンドの楽器を壊し、出られなくしました。そしてかわりに王子様の格好をしたマサオとシュン、ケンタとミックが、「ザ・タイツメン」の最後の舞台として観客の前で歌うのでした。
以上、映画「GSワンダーランド」のあらすじと結末でした。
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