機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバルの紹介:2015年日本映画。TVアニメ「機動戦士ガンダム」でキャラクターデザインなどをてがけた安彦良和が、TVアニメをベースにしてエピソードを追加したコミック「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のうち、シャア・セイラ編を全6部でアニメ化した作品。第1章となる本作は、宇宙世紀0068年のジオン・ズム・ダイクンの死から、ザビ家の勢力の拡大、そして、ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアが地球へ亡命するまでを描いています。
総監督:安彦良和 監督:今西隆志 声優:シャア・アズナブル(池田秀一)、キャスバル・レム・ダイクン(田中真弓、シャア・アズナブルの子供時代)、アルテイシア・ソム・ダイクン(潘めぐみ)、デギン・ソド・ザビ(浦山迅)、ギレン・ザビ(銀河万丈)、ランバ・ラル(喜山茂雄)、クラウレ・ハモン(沢城みゆき)
映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバルの予告編 動画
映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」解説
この解説記事には映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバルのネタバレあらすじ:起
宇宙世紀0079年、地球連邦軍の宇宙艦隊は、ジオン軍の宇宙艦隊と交戦すべく、サイド5のルウム宙域を航行していました。戦力は地球連邦軍が圧倒的に上であり、艦隊内には楽勝ムードが漂っていましたが、突如ジオン軍の人型機動兵器「モビルスーツ」による奇襲を受けました。
戦力で上回る地球連邦軍でしたが、不意の攻撃に迎撃準備もできないまま、一方的に破壊されていきます。縦横無尽に艦隊の中を駆け巡るジオン軍のモビルスーツ、その中で一際早く移動し、地球連邦軍の艦艇を撃破する赤いモビルスーツがありました。
それは、後に「赤い彗星」という二つ名が付けられるシャア・アズナブルが操るモビルスーツでした。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバルのネタバレあらすじ:承
ルウムの戦いから遡る事11年前の宇宙世紀0068年、サイド3の独立運動の指導者であるジオン・ズム・ダイクンは、ムンゾ自治共和国議会で地球からの独立に関する演説をする直前に倒れ、そのまま急死していました。指導者の突然の死に混乱する中、いち早く事態を収拾して勢力を拡大させたのは、ダイクンの有力な支持者であるデギン・ソド・ザビ率いるザビ家でした。
残されたダイクンの愛人であるアストライアと、アストライアの子でダイクンの遺児でもある長男キャスバルと長女アルテイシアは、ザビ家のライバルであるラル家の統領ジンバ・ラルの家に保護されました。しかし、ダイクンの葬式で、ザビ家の一員であるサスロ・ザビが暗殺され、ジンバ・ラルが暗殺の首謀者と目されると、アストライア達は、ラル家に居られなくなり、ダイクン家に行くことになりました。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバルのネタバレあらすじ:転
ダイクン家に行ったアストライア達でしたが、アストライアは敷地内のある塔に軟禁され、子供達と別々に生活することになると告げられました。ただ、今晩だけは親子3人で過ごしてよいと許可され、塔で一晩過ごすこととなりました。
一方、ジンバ・ラルの息子であるランバ・ラルは、サスロ・ザビの暗殺犯とされ、ムンゾ自治共和国に居場所がなくなったジンバ・ラルと、ザビ家に狙われているキャスバル、アルテイシアを地球へ亡命させる計画を進めていました。そして、アストライア達がダイクン家に行ったという情報をキャッチしたランバ・ラルは、亡命計画を実行するのであれば、警備が緩い今しかない、と亡命計画の実行を決断しました。
次の日の朝、ランバ・ラルの愛人であるクラウレ・ハモンが、ダイクン家にキャスバルとアルテイシアを迎えに来ました。ただ、クラウレ・ハモンがダイクン家まで来た乗り物は、地球連邦軍に所属する巨大な大砲を装備する戦闘車両「ガンタンク」でした。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバルの結末
亡命のための貨物船があるドッキングベイに向かうハモン達でしたが、すぐに地球連邦軍に察知され、迎撃のためのガンタンクがハモン達のガンタンクの前に立ちはだかります。ハモンは、それらのガンタンクを破壊しようと大砲を操作しますが、ハモンが発射の操作をする前に大砲は発射され、地球連邦軍のガンタンクは、すべて撃破されました。
実は、ハモンとは別のコックピットにいたキャスバルが、大砲の発射装置を操作して発射したのでした。後に「赤い彗星」シャア・アズナブルとして勇名を轟かせるキャスバルの、これが最初の戦闘となりました。
その後、地球連邦軍はガンタンクを増援し、ハモン達が乗ったガンタンクを撃破しますが、ハモン達は撃破される前に脱出し、ランバ・ラルと合流、そして、キャスバルとアルテイシアは、ドッキングベイでジンバ・ラルとともに貨物船に潜り込み、なんとか地球への亡命に成功しました。
以上、映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」のあらすじと結末でした。
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