ハサミ男の紹介:2004年日本映画。女子高生二人が相次いでハサミを突き刺された状態で殺されました。マスコミはハサミ男と名付け事件を報道しました。一方、犯人である安永と知夏は自分たち以外にハサミ男が殺した死体が目の前にあることに疑問を持ち始めます。
監督:池田敏春 出演:豊川悦司(安永)、麻生久美子(知夏)、阿部寛(堀之内)、斎藤歩(日高)、樋口浩二(磯部)、ほか
映画「ハサミ男」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハサミ男」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハサミ男」解説
この解説記事には映画「ハサミ男」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハサミ男のネタバレあらすじ:起
鉄塔の下に女子高生がやって来ました。その時、首にハサミが突き刺さり殺されました。殺したのは安永という中年男と知夏という若い女性でした。二人は仲良く話しています。綺麗に刺さらなかったので今度は上手くやろうと言っています。再び二人は女子高生を呼び出しました。二人は同じようにハサミを突き刺して殺しました。この事件の異様さにマスコミは犯人を『ハサミ男』と呼び事件の報道を始めました。そして次なるターゲットを見つけ、その女子高生の素行調査をするために尾行しました。しかしその女子高生は公園でハサミを突き刺されて殺されていました。発見した安永と知夏は自分たちはやっていないのにと思いました。そこへジョギング中の日高がやって来て警察に通報しました。自分達も調べられると思った知夏は持っているハサミの指紋をふき取り、投げ捨てました。
ハサミ男のネタバレあらすじ:承
警察が周辺を捜索すると、二人が捨てたハサミ以外にもう一本のハサミが見つかりました。警視正の堀之内や磯部刑事たちは2本のハサミが見つかったことで発見者の安永、知夏、日高の3人に疑いの目を向けました。第一発見者として女子高生の葬儀に参列した二人でしたが、尾行中に会っていた中年男は彼女の父親ではないことがわかりました。そして複雑な家庭で女子高生に多額の死亡保険金が掛けられていることもわかりました。一方警察は日高を容疑者と断定しました。磯部は二人にも事情聴取を行いますが磯部は知夏に徐々に魅かれてきます。
ハサミ男のネタバレあらすじ:転
そのころ凶器のハサミの鑑定結果が出ました。二つのハサミは磨ぎ具合が全く違っていて、同じ人間が使ったものではないという事でした。その後、日高がハサミ男の正体がわかったと知夏に話しました。そして知夏を強引に連れ去ろうとしましたが尾行していた刑事に止められました。磯部刑事は知夏の過去について知りました。知夏が中学生のころ、父親が多額の借金を苦に飛び降り自殺しました。その遺体の第一発見者が知夏だったのです。それ以来知夏は一人暮らしをし、自殺癖を持っていました。警察では鑑識が靴の跡からハサミ男は女性の可能性もあるとの報告がされました。
ハサミ男の結末
日高が知夏の部屋にやって来て、ハサミ男は知夏だと言いました。知夏はもう一人のハサミ男は日高だと思っていました。その時日高が襲い掛かりましたが尾行していた堀之内が止めに入りました。この時知夏は殺された女子高生を尾行しているとき、彼女が会っていた中年男は堀之内だとわかりました。実は堀之内と女子高生は関係があり、女子高生が妊娠したため会っていたのでした。そして口封じの為にハサミ男の犯行に似せて殺害したのでした。犯行がバレた堀之内は拳銃で自殺します。そして犯人は日高と堀之内という事になり知夏は罪にはなりませんでした。知夏と一緒にいた安永は実は自殺した父親で、知夏は自分と父親と両方になれる多重人格者だったのです。殺人を犯すときは父親になっていました。知夏はその後ビルの屋上から自殺しようとしてやめます。その後安村が現れて知夏が自殺するのを諦めてほっとして、もう一度自殺して知夏の前から消える事にしました。街をさまよう知夏がいました。そこに磯部がやってきて保護しました。
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