はやぶさ/HAYABUSAの紹介:2011年日本映画。小惑星「イトカワ」のサンプルを持ち帰ることに成功した小惑星探査機「はやぶさ」とそれに携わったJAXAの人々の物語です。「はやぶさ」が話題になったことで同じ年に同じ題材の映画が3本製作されましたが、その内の1作となります。
監督:堤幸彦 出演者:竹内結子(水沢恵)、高嶋政宏(坂上健一)、鶴見辰吾(喜多修)、市川実和子(小田島加那子)、甲本雅裕(平山孝行)、佐野史郎(川渕幸一)、西田敏行(的場泰弘)、ほか
映画「はやぶさ/HAYABUSA」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「はやぶさ/HAYABUSA」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
はやぶさ/HAYABUSAの予告編 動画
映画「はやぶさ/HAYABUSA」解説
この解説記事には映画「はやぶさ/HAYABUSA」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
はやぶさ/HAYABUSAのネタバレあらすじ:起
2002年夏、JAXA広報室長である的場泰弘の講演を見に行った水沢恵は、講演後、的場に質問をしたことで宇宙科学研究所にスカウトされ、広報で働くかたわら坂上健一率いる小惑星探査機に搭載するカメラチームでも働くことになります。この探査機は後に小惑星「イトカワ」まで行き、小惑星のサンプルを地球に持ち帰ることを目的としていました。広報の仕事で子供たちに探査機について説明をしますが、専門用語が多く、わかりにくいとあきれられてしまいます。分かりやすく説明をするため、探査機に携わる人々の経緯を調べ、探査機をキャラクター化し絵本を作り始めます。
はやぶさ/HAYABUSAのネタバレあらすじ:承
水沢も携わる小惑星探査機に関しては低予算であること、打ち上げに際して各省庁と漁業関係者への交渉が必要なこと、材料の軽量化などいくつかの問題が発生していました。この問題に取り組んでいく中で探査機は「はやぶさ」と名づけられ、2003年5月ついに打ち上げに成功します。それから約2年後の2005年9月、「はやぶさ」は「イトカワ」の上空に到着し、撮影に成功します。これに喜ぶカメラチームでしたが、11月に「はやぶさ」は「イトカワ」に不時着してしまいました。機械を損傷させてしまう可能性があることから帰還させるべきだという喜多に対し、サンプル採取のため再度着地させるべきだという田嶋は意見がぶつかります。最終判断を仰がれた総責任者の川渕は再度着地を決断し、「はやぶさ」は再着地に成功します。しかしその後「はやぶさ」にトラブルが発生、制御不能となり、ついには通信が途絶え、行方不明となってしまいました。
はやぶさ/HAYABUSAのネタバレあらすじ:転
「はやぶさ」が行方不明になって数週間が経ち、この「はやぶさ」に携わるプロジェクトチームの中で、次第にチームとしての気持ちがバラバラになっていきます。水沢も中途半端な気持ちで科学に携わっているのではないかと悩みますが、亡くなった兄の墓前で母親から宇宙が好きであった兄の遺志を受け継ぐのではなく、自分自身の遺志が大事だと諭されます。その後奇跡的に「はやぶさ」が発見されますが、エンジンの故障などでトラブルに見舞われてしまいます。しかし2台のエンジンの内、故障していない部分を組み合わせ、1台のエンジンとして使用することで運転を再開することになりました。発見されてから約2年ほどの月日が流れていました。
はやぶさ/HAYABUSAの結末
2010年6月、60億kmの宇宙の旅を終えた「はやぶさ」が地球に帰還します。大気圏突入の日にオーストラリアの砂漠で「はやぶさ」を待つ水沢とスタッフたちですが、カプセルを分離させ、ついに燃え尽きていく「はやぶさ」を見届けます。その姿に涙する人もいました。後日、水沢は「はやぶさ」に関しての講演を行います。宇宙を通じての「命」のすばらしさを講演した水沢は観客から拍手を浴びるのでした。
この映画の感想を投稿する