映画「ヘルドライバー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヘルドライバーの紹介：2010年日本映画。宇宙から降ってきた隕石によってキカの母がゾンビ女王となり、日本に一気にゾンビが600万と溢れました。一方母によって心臓を奪われたキカは、人造人間として蘇り、母への復讐を誓いました・・・というコメディタッチのゴアスプラッター映画です。監督は『東京残酷警察』の西村喜廣さんです。
監督：西村喜廣 出演者：原裕美子(キカ）、しいなえいひ（リッカ(キカの母））、石川ゆうや（キカの父）、柳憂怜（タク）、波岡一喜（カイト）、岸健太朗（ヤスシ(リッカの弟））、久住みず希（ナナシ）、宮下ともみ（井出組組長）、鳥肌実（鳩田総理）、ガダルカナル・タカ（大沢法務大臣）ほか
この解説記事には映画「ヘルドライバー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ゾンビの壁にのぼって、ソンビの角を取る男がいました。しかし失敗しゾンビ側へ落ちてしまいました。そこへバントラックに乗った少女が現れ、ゾンビの首を次々狩って行きました。この少女はキカという名で、話は高校生時代に遡ります。
キカが家に帰ると母親のリッカと叔父のヤスシが、父親の両足の肉を削ってミンチにしていました。父親の逃げろの言葉にキカは必至で逃げました。後をリッカとヤスシが追いました。そしてリッカは廃車の上に上り、キカに自分の子供でありながら憎しみをぶちまけました。その時宇宙から隕石が飛来し、リッカの胸を突きぬけました。リッカは心臓が無くなった事に気づき、思わずキカの心臓を掴み出し、自分の胸に入れました。するとリッカは繭に包まれたように変体し、黒い灰が吹き出しました。そしてこの灰は北海道から東北まで飛び、灰を吸った人間は、額から角が出てゾンビ化しました。ゾンビの数はどんどん増え600万体になりました。
増え続けるゾンビを止める為、鳩田総理は長く高い塀を作りました。そして一家三家族制にし、効率の良い社会にしました。しかし感染しゾンビとなったものは死者とはみなされず、一応人権がありました。ゾンビを殺すには角を取らなければなりませんでした。またゾンビに噛まれても感染はしませんでした。そんな中、闇で大沢法務大臣は人造人間を作る手術をさせていました。
1年後、キカはゾンビを殺すための人造人間として生まれ変わり、世に放り出されました。ゾンビの角を取り、井出組に買い取ってもらっていたカミカゼ孤児院のタクと孤児のナナシと会い、キカは一緒に生活するようになりました。そのころ母のリッカはゾンビの女王として目覚めました。自分の心臓がリッカの胸にあるキカは、母親の目覚めを感じ取りました。人造人間が大量に完成した大沢は、陰謀を企て、鳩田総理の演説にゾンビを大量になだれ込ませ、鳩田総理を殺し、自分が総理の座に着きました。
今日も井出組で角を買い取ってもらっていると、人造人間ポリスが突入してきて、全員逮捕されました。大沢総理はゾンビ退治に協力するなら無罪にしてやると言って、拒んだものを全員処刑しました。キカ、タク、ナナシ、井出組長、組員の5人がゾンビ退治に決まり、女王リッカを探すためにゾンビ区域に解き放たれました。ワゴン車で移動中に、井出組長と組員がゾンビに殺されました。ゾンビの激しい攻撃中に、バントラックに乗ったカウボーイスタイルのカイトと合流し、妹のマアヤを探したいというナナシの為にゾンビ酒場に向かいました。そこはゾンビが人間を支配する地区で、マアヤも捕らわれていました。そしてマアヤは椅子に縛られ、ヤスシの凌辱を受け、両乳首を食いちぎられました。ヤスシを急襲してマアヤを助け、トラックで逃げ出した4人でしたが、ヤスシがゾンビトラックで追いかけてきました。
花魁ゾンビに両足を切断されたタクは、3人を逃がし、ヤスシ、花魁もろともゾンビトラックごと崖から落ち自爆しました。リッカのもとへたどり着くと、リッカは大量のゾンビを集めて高い塔を作って、そのてっぺんにいました。ナナシがGPSをゾンビの塔に打ち込みました。すると位置を感知した大沢総理はロケット発射ボタンを押しました。ロケットが2発発射されましたが、ゾンビの塔から手が出てきてロケットを掴み、東京に向かって飛び始めました。ゾンビ総攻撃となり、大沢総理はゾンビに食われました。東京を制覇したリッカは再び北海道に引き返しました。キカは塔にのぼりヤスシを粉砕した後で、リッカの所へ行きました。そしてリッカに『私の人生を帰せ』と言って顔を殴り続けました。娘に殴られ続けたリッカはひるみました。その隙にキカはリッカの心臓を抜き取り、自分に付けました。するとリッカは消滅するように死にました。同時にゾンビ達も次々死んでいくのでした。
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