僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングの紹介:2019年日本映画。堀越耕平の人気コミックを原作にしたテレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』の劇場版第2弾です次世代のヒーローを育成する雄英高校ヒーロー科1年A組の面々が平和な離島を訪れますが、この島では強大なヴィラン(悪)が暗躍しようとしていました…。
監督:長崎健司 声優:山下大輝(緑谷出久 / デク)、岡本信彦(爆豪勝己)、佐倉綾音(麗日お茶子)、石川界人(飯田天哉)、梶裕貴(轟焦凍)、悠木碧(蛙吹梅雨)、広橋涼(峰田実)、増田俊樹(切島鋭児郎)、井上麻里奈(八百万百)、細谷佳正(常闇踏陰)、畠中祐(上鳴電気)、桑野晃輔(青山優雅)、真堂圭(耳郎響香)、喜多村英梨(芦戸三奈)、西田雅一(障子目蔵)、三好晃祐(尾白猿夫)、古島清孝(瀬呂範太)、名塚佳織(葉隠透)、奈良徹(砂藤力道)、永塚拓馬(口田甲司)、諏訪部順一(相澤消太)、稲田徹(エンデヴァー)、高戸靖広(根津校長)、黒沢ともよ(真幌)、寺崎裕香(活真)、松本保典(真幌と活真の父)、今田美桜(スライス)、武内駿輔(キメラ)、鳥海浩輔(マミー)、下野紘(荼毘)、岩崎了(スピナー)、最上嗣生(Mr.コンプレス)、内山昂輝(死柄木弔)、中村悠一(ホークス)、井上芳雄(ナイン)、三宅健太(オールマイト)ほか
映画「僕のヒーローアカデミア ヒーローズ:ライジング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「僕のヒーローアカデミア ヒーローズ:ライジング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングの予告編 動画
映画「僕のヒーローアカデミア ヒーローズ:ライジング」解説
この解説記事には映画「僕のヒーローアカデミア ヒーローズ:ライジング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングのネタバレあらすじ:起
ある冬の夜。雪が降り続くなか、ヒーロー社会の破壊を目論むヴィラン(悪党)の死柄木弔が率いる“ヴィラン連合”が極秘裏に“何か”を運ぼうとしていました。死柄木らの動きを事前に察知していたプロヒーローのホークスやエンデヴァーたちは現場に駆け付け、ヴィランの輸送トラックに乗る荼毘、スピナー、Mr.コンプレスと激闘を繰り広げました。
壮絶なカーチェイスの末に輸送トラックは崖下へと転落しましたが、トラックの中は既にもぬけの殻でした。“何か”の正体であるヴィランのナインは「実験は、成功した」という意味深な言葉を残し、仲間たちと共に脱出していました…。
その頃、“デク”こと緑谷出久や幼馴染の爆豪勝己ら雄英高校ヒーロー科1年A組の面々は日本の遥か南にある離島“那歩島(なぶとう)”に来ていました。彼らの目的は引退したNo.1ヒーロー・オールマイトの後継者を育成する政府主導の“次世代ヒーロー育成プロジェクト”の一環であり、駐在ヒーローの後任が赴任するまでの間、クラス全員でこのヒーロー不在の那歩島で期間限定の校外ヒーロー活動をすることになったのです。
ある時、デクと爆豪は活真という少年とその姉・真幌と出会いました。活真からヴィランが出現したと告げられたデクと爆豪は早速現地に向かい、巨大なカマキリのようなヴィランと遭遇しましたが、それは真幌が持つ“個性”によって生み出されたホログラムでした。爆豪は激怒しましたが、活真と真幌はその場から逃げ出しました。活真は将来自分もヒーローになるという夢を抱いていましたが、それに反対する真幌は自分たちを見守ってくれている父親のような存在になってほしいと諫めました。
その頃、ヒーロー公安委員会は相次ぐヒーロー襲撃事件の被害者がいずれも個性を奪われていることに着目し、犯人は個性を奪う個性を持つヴィランであると断定していました。
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングのネタバレあらすじ:承
一方、行方をくらましていたナインは仲間のスライス、キメラ、マミーと共に真幌と活真の父を襲撃し、細胞を活性化する能力を奪っていました。
ナインはかつて、患っていた細胞傷害性の病気を治療するために個性の強化と“身体組成拡張概括実験”という行っていたヴィラン連合の実験に参加していました。ナインはそこで他人の個性を奪う個性を身につけたのですが、その代償として個性を使い過ぎると自らの細胞が破壊されるという副作用に悩まされるようになったのです。
ナインはその副作用を克服するために真幌と活真の父を襲撃したのですが、細胞活性化の個性にはA型とB型があり、真幌と活真の父が持つA型では不十分だったのです。そこでナインは「個性は遺伝する」と考え、次の狙いをB型を持つであろう真幌と活真に定めました。
その頃、活真は再びデクの元を訪れ、ヒーロー嫌いな真幌に「ヴィランが出たらヒーローが助けに来てくれる」ことを証明するためにやったと釈明しました。デクは真幌は活真を危険な目に遭わせたくないのだろうと思い、同じく最高のヒーローを志す仲間として活真の夢を応援するけど家族に心配をかけないヒーローになろうと語りかけました。爆豪は二人のやり取りを盗み聞きしていました。
その時、那歩島に突然ナイン一味が襲撃してきました。ナインたちは島の船を全て破壊して逃げ道を塞ぎ、電波塔などを破壊して島全土の通信網を断ち切っていきました。島の商店街で任務についていた青山優雅、峰田実、葉隠透はマミーと、海岸で島民の救助活動にあたっていた蛙吹梅雨、障子目蔵、尾白猿夫、常闇踏陰はキメラと対峙しますが、全身に巻いた包帯を対象物に巻きつけて意のままに操る個性を持つマミーと様々な動物の特徴を自らの体に発動させる個性を持つキメラの圧倒的な強さの前に苦戦を強いられました。
爆豪、切島鋭次郎、上鳴電気は商店街でマミーと戦う仲間たちの支援に、八百万百、芦戸三奈、耳郎響香は商店街に取り残された島民の避難の支援に、飯田天哉、轟焦凍、砂藤力道、瀬呂範太は海岸でキメラと戦う仲間たちの支援に、麗日お茶子、口田甲司は海岸にいる島民の避難活動に、そしてデクは真幌と活真を助けるためそれぞれの場所へと向かいました。
マミーには切島の個性“硬化”も上鳴の個性“帯電”も全く通用せず、爆豪は包帯に巻き付けられて操られてしまいましたが、自らの個性である“爆破”を使って危機を脱し、高出力の爆破でマミーを撃破するとデクの元に向かいました。
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングのネタバレあらすじ:転
その頃、デクは真幌と活真から“個性”を奪おうとしてしたナインと対峙しました。しかじ、様々な“個性”を操るナインには歯が立たず、デクは自らの“個性”である“ワン・フォー・オール”を奪われそうになりました。しかし、オールマイトをはじめとする歴代ヒーローに脈々と受け継がれてきた“ワン・フォー・オール”はさすがのナインでも安々と奪えるものではありませんでした。
デクは制御ギリギリのパワー全開で挑むもナインに倒され、駆け付けた爆豪も叩きのめされてしまいました。ナインは再び活真から“能力”を奪おうと襲い掛かりましたが副作用を起こして苦しみ出し、スライスと共に一時退却することにしました。スライスはキメラにも合図を送り、キメラは戦いを放棄して退却しました。
1年A組の面々は島で唯一停電していない工場に島民たちを避難させました。活真は自らの“個性”でデクと爆豪の怪我を治しました。1年A組は急遽作戦会議を開き、活真は島民を守るために自らの身柄をナインに差し出すと言い出しましたが、回復して会議に加わったデクと爆豪はあくまでもナインらと戦い抜く姿勢を示しました。
1年A組は話し合いの結果、背後が断崖絶壁の古城跡の洞窟に島民たちを避難させてナイン一味の侵入口をひとつに絞り、デクたちがナイン、スライス、キメラを三つに分断させてそれぞれ迎撃、ナインには副作用を起こすまで個性を使わせる作戦を打ち立てました。
ナイン一味は活真を狙って再び侵攻を開始しました。1年A組側は青山の個性“ネビルレーザー”と八百万の個性“創造”が生み出した大砲でナインらを三つに分断させることに成功、続いて芦戸と常闇はスライスを洞窟へと、蛙吹、轟、切島、飯田はキメラを滝壺へと誘い込み、激闘の末に両者とも倒すことに成功しました。
峰田、麗日、瀬呂はナインと対峙、麗日の個性“無重力(ゼロ・グラビティ)”と瀬呂の個性“テープ”の連係プレーでナインに個性を使わせて消耗させる策に出ましたが、ナインはいくら攻めても中々力を消耗させることはできませんでした。
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングの結末
窮地に陥った麗日らにデクと爆豪が加勢し、ナインを何とか副作用寸前まで追い込みましたが、ナインは苦しみながらも最後の力を振り絞って強大な雷撃をデクと爆豪に炸裂させました。その頃、ナインの狙いに気付いたホークスはヒーロー公安委員会に連絡を取り、プロヒーローと雄英高校にいるヒーローに応援を要請しました。
上鳴の能力で難を逃れたデクと爆豪は、活真に襲い掛かろうとしていたナインと再び相まみえましたが、ナインの驚異的な強さに圧倒されました。そこでデクは「ひとつだけ勝つ方法がある」と爆豪に提案しました。それはデクが持つ“ワン・フォー・オール”を爆豪に譲渡し、残り火を持つデクとふたつの“ワン・フォー・オール”を合わせてナインに立ち向かうというものでした。デクと爆豪はふたつの“ワン・フォー・オール”を合わせ、最大級の必殺技“デトロイト・スマッシュ”を炸裂させて遂にナインを倒すことに成功しました。
戦い終えたデクと爆豪の基にオールマイトとホークスが駆け付けました。爆豪は気を失っており、デクはオールマイトに自らの“ワン・フォー・オール”を爆豪に譲渡したことを告げて気を失いました。しかし、デクの体には“ワン・フォー・オール”の光が残っており、オールマイトは歴代の継承者たの意志が決して諦めないデクと爆豪のために奇跡を起こしてくれたのだと感謝しました。
1年A組の面々や島民たちは駆け付けたプロヒーローたちや自衛隊に救助され、キメラ、スライス、マミーもプロヒーローたちに捕らえられました。ひとり逃げ延びたナインの前に死柄木が現れ、「お前の夢を引き継ぐ」と告げると、五指に触れた対象を崩壊させる個性でナインを消滅させました。
那歩島の復興もひと段落し、任務を終えたデクや爆豪ら1年A組の面々はフェリーに乗って島を離れようとしていました。そこに真幌と活真が見送りに駆け付け、活真は「デクさんや爆豪さんのようなヒーローになる!」と叫びました。デクは「君もヒーローになれる。雄英高校で待ってる」と告げ、一行はそのまま帰路につきました。
以上、映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」のあらすじと結末でした。
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