轢き逃げ 最高の最悪な日の紹介:2019年日本映画。「相棒」シリーズでおなじみの俳優水谷豊が監督として手掛けた監督2作品目が本作です。轢き逃げ事件によって娘を失った家族、加害者となった犯人、担当する刑事、それぞれの視点が複雑に絡まっていく物語を写しています。
監督:水谷豊 出演:中山麻聖(宗方秀一)、石田法嗣(森田輝)、小林涼子(白河早苗)、毎熊克哉(前田俊)、水谷豊(時山光央)、檀ふみ(時山千鶴子)、岸部一徳(柳公三郎)、ほか
映画「轢き逃げ 最高の最悪な日」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「轢き逃げ 最高の最悪な日」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
轢き逃げ 最高の最悪な日の予告編 動画
映画「轢き逃げ 最高の最悪な日」解説
この解説記事には映画「轢き逃げ 最高の最悪な日」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
轢き逃げ 最高の最悪な日のネタバレあらすじ:起
猛スピードで住宅街に入っていく車、運転するのは宗方秀一(中山麻聖)と、同乗していた森田輝(石田法嗣)。秀一の結婚式の打ち合わせに遅れそうになり、輝と急いで待ち合わせ場所に向かっている最中でした。
スピードを上げてカーブを曲がった所で女性がいたために、思わず轢いてしまいます。二人は動かない女性を見て、周囲に誰も見ている人がいなかったこともあり、そのまま急いで立ち去ってしまいます。
翌日、テレビで時山望という女性が車に轢かれて亡くなってしまった事が報道されました。あの時の女性だとすぐに分かった二人でしたが、大手企業に勤めている事、その副社長の娘と結婚する秀一、今の立場を捨てる事が出来ず、二人は秘密にして生きる事を選んだのです。
その後、二人の元に怪文書が届いたり、結婚式当日に事故を示唆する電報が届いたりと、次々と不可解な事が起こります。そして秘密にし続けようとした二人でしたが、防犯カメラの映像からあっけなく身元がバレて逮捕されてしまうのでした。
轢き逃げ 最高の最悪な日のネタバレあらすじ:承
結婚式の翌日に秀一と輝は逮捕され、運転していた秀一がそのまま勾留となり、同乗していただけの輝は釈放となります。
一方で、亡くなった時山望の両親の光央(水谷豊)と千鶴子(檀ふみ)はショックで塞ぎ混んでいました。そこに事件担当刑事の前田(毎熊克哉)と柳(岸部一徳)がやってきます。そして事件の報告と望の遺品を持ってきたのです。
望の携帯電話を見れば当時の状況がより分かると考えた柳でしたが、携帯電話がない事を光央と千鶴子に伝えました。その話が気になった光央が望の日記に目を通すと、その当日、誰かと待ち合わせしていた事が分かります。
轢き逃げ 最高の最悪な日のネタバレあらすじ:転
待ち合わせた相手は誰だったのか、どうしても知りたい光央は望の友人や知人を訪ねて回ります。そして加害者である輝の元を訪ねるのでした。
泣いて自分のしたことを詫びる輝、しかし光央の知りたいことを輝は知りませんでした。
待ち合わせた喫茶店のマスターに話を聞くと、望は度々喫茶店を利用していて白いジーンズをはいた男と会っていた事が分かります。そして合コンで知り合ったとされる白いジーンズの男、望の友人から見せてもらった動画から、男の正体が判明したのです。
轢き逃げ 最高の最悪な日の結末
確信を持って侵入した住居、そこは白いジーンズの男の家でした。光央は男が帰っていなかったため部屋を物色していると、亡くなった望の携帯電話を見つけます。するとそこへ男が帰宅。光央と揉み合いになり、部屋に明かりがつくと事件の犯人である男の顔がはっきりと分かりました。
白いジーンズの男、それは輝でした。
揉み合いの末、輝は窓から落下、そこで二度目の逮捕となります。そして取り調べで全てが分かります。全てを仕組んだのは輝でした。
いつも秀一の引き立て役だった事に不満だった輝、わざと望を待ち合わせ場所に呼び、わざと秀一との待ち合わせに遅れ、秀一を急がせて狭い路地へと導き、轢き逃げ事故になるように仕向けました。
怪文書や脅迫電報を送ったのも輝で、罪の意識に潰されそうな秀一を見てほくそ笑んでいたのです。そのまま輝は逮捕となりました。
秀一の婚約者・早苗(小林涼子)が事件にショックを受けて秀一の面会に訪れます。自分の事は忘れるよう話す秀一でしたが、早苗はうちひしがれ憔悴している秀一を見て、いつまでも秀一が帰ってくるのを待っていると伝えます。
後日、望の事件現場にやってきた早苗は千鶴子と出会います。千鶴子は、あなたが悪いわけではないと早苗を慰めました。そして加害者と被害者という関係ながら、つらいのは同じだから乗り越えていこうと、互いを思いやり話すのでした。
以上、映画「轢き逃げ 最高の最悪な日」のあらすじと結末でした。
友人役の輝を最期まで風間俊介だと思っていた。
今後は石田法嗣さんに注目したい。
水谷豊監督作品という事で見たが全体的には良かった。しかしあのトリックで事故になる確率は1パーセンも無いと思う。それが頭をグルグルよぎり最期の感動のシーンをスカしてしまった。次に期待します。