映画 ホタルノヒカリの紹介:2012年日本映画。ひうらさとる原作漫画を2シーズンに渡るテレビドラマ放送から、その人気ゆえに映画版ホタルノヒカリとして製作された続編です。ドラマ版最終話から2年後、高野夫妻がローマへ新婚旅行にいくのですが、そこでまさかのドタバタ劇に巻き込まれていきます。
監督:吉野洋 出演者:綾瀬はるか(高野(雨宮)蛍)、藤木直人(高野誠一)、手越祐也(冴木優)、板谷由夏(二ツ木(山田)早智子)、安田顕(二ツ木昭司)、松雪泰子(冴木莉央)
映画「ホタルノヒカリ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホタルノヒカリ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画 ホタルノヒカリの予告編 動画
映画「ホタルノヒカリ」解説
この解説記事には映画「ホタルノヒカリ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画 ホタルノヒカリのネタバレあらすじ:起
2012年の冬。高野(藤木直人)は長い間、蛍(綾瀬はるか)と新婚旅行へ行っていないことを気にしていました。イタリアはローマでハネムーンをすることを蛍にも話しますが、彼女の仕事が多忙ということもあって、季節は夏になってしまいました。そんな時、同僚の二ツ木夫妻(安田顕、板谷由夏)から、高野がローマにこだわるのは『ローマの休日』のような観光を満喫したいからと蛍に教えます。それを聞いた蛍は早速期限切れのパスポートを更新し、仕事も合わせてですが、高野とイタリアへ主出発します。
映画 ホタルノヒカリのネタバレあらすじ:承
しかし飛行機の座席は、ぎりぎりでチケットを取ったせいで、高野夫婦は隣同士の席になりませんでした。蛍の隣の席には、日本の若い青年(手越祐也)が座ります。イタリアに着くと、蛍は急に現地の人にタクシーの案内をさせられます。すると英語が分からない蛍に代わって、先の青年が訳してくれました。高野夫婦は、高野の仕事仲間の運転で『ローマの休日』の名所を回りますが、二ツ木夫妻の言っていることは嘘だったと分かり、蛍は早くも日本に帰りたくなってしまいます。ホテルに着くと、そこには長く居座る日本人で干物女の冴木莉央(松雪泰子)がいました。自分と同じ様子の莉央に驚く蛍。そんな時、日本ではイタリアで誘拐事件が起きていると二ツ木夫妻から電話があります。心配した蛍がトランクを開けると、そこには麻薬のような白い粉と、見覚えの無い子供の写真が入っていました。
映画 ホタルノヒカリのネタバレあらすじ:転
部屋には行ってきたメイドに気付かれないよう、蛍は写真の入った箱を隠します。するとホテルに先の青年がやってきて、彼が莉央の弟・優だと分かりました。彼はイタリアで婚約者が出来たという姉の様子を見に来たのですが、それは姉の嘘でした。しかしその嘘を優は見抜いていました。蛍がホテルに戻ると、高野が帰ってこないと莉央に言います。高野に電話をかけると、彼はどうやら誘拐されたと莉央が訳します。一日待っても行方が分からない高野を心配する蛍に、莉央は高野夫婦の中睦まじい様子に嫉妬して嘘をついたと告白します。2人はひとまず高野がどこへ出かけたのか探し回ります。高野は仕事仲間とパーティーに参加しており、安堵した蛍は人目もはばからず、高野に飛びつくのでした。
映画 ホタルノヒカリの結末
蛍は、隠した写真のことを思い出します。莉央は結婚して子供もいましたが、自分が面倒だと言って行かなかった旅行先で、夫と娘が事故で亡くなっているというくらい過去がありました。写真に写っているのは莉央の娘でした。それを知った蛍はなんとかメイドに捨てられそうになった写真を取り戻します。高野のトランクは優と空港で入れ違えたもので、白い粉も傷心した姉を元気付けるために、昔作ってもらった白玉をご馳走するために持ってきた片栗粉でした。優の姉を心配する気持ちを知った莉央は感謝のあまり泣き、蛍ももらい泣きします。帰国のため空港に向かう高野夫婦は、まだ式を挙げてないことを思い出し、慌てて近くの教会で式を挙げます。そして帰国してしばらくすると、蛍につわりのような症状が現れるのでした。
以上、映画ホタルノヒカリのあらすじと結末でした。
「ホタルノヒカリ」感想・レビュー
-
とても、心に響く映画です。
綾瀬はるかさん、おのろけな所もあるんですが、傷ついた人に対して一生懸命に頑張る姿が心温まります。
「生きるのに意味って必要ですか?」と話し、何気ないことにも幸せがあると語る綾瀬はるかさんのセリフはいつまでも心に響き、辛いときの支えになります。
蛍の相変わらずな性格にはなんだか安心感を感じるぐらいになりました。たまたま空港で出会った優と考えてもいなかった展開になるとは思いませんでした。人との出会いは偶然ですがその偶然が起こす奇跡をこの映画でも感じ楽しくことができます。コメディーでありながら感動する映画です。