放課後戦記の紹介:2018年日本映画。学校の屋上でいじめられていた弓立を見ていた瀬名は鼻血を出していました。弓立に借りたハンカチを返すため、屋上で待っていた瀬名は、やがて眠りこけて目が覚めると夜になっていました。夜が明けると瀬名は、生徒同士が殺し合いをする世界に変わっていることに気づきました…という内容のサバイバルホラー映画です。妄想と思い出、そして現実の世界が交錯し、非常に難解な作品に仕上がっています。パッケージにあるような殺戮シーンはほとんどありません。
監督:土田準平 出演:市川美織(門脇瀬名)、秋月成美(護華養子)、りりか(憑対弓立)、小宮有紗(配諏野支檻)、遠藤新菜(宝示戸顕乃)、青島心加(撃摘政兎)、窪田美沙(求邑知歌)、井上美那(自尊慈律子)、大野未来(親河和枝)、小泉萌香(闘鷹争)、片岡沙耶(都解未明)ほか
映画「放課後戦記」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「放課後戦記」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
放課後戦記の予告編 動画
映画「放課後戦記」解説
この解説記事には映画「放課後戦記」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
放課後戦記のネタバレあらすじ:起
ある女子高の屋上で、同級生らにいじめられている弓立を瀬名は見ていました。いじめが終わると瀬名は『大丈夫?』と声をかけました。弓立は何も言わずハンカチを差し出し、鼻血が出ていると教えました。そして『そのハンチ返してね!』と言って教室に戻りました。
放課後、瀬名はハンカチを返すために屋上で待っていました。しかしそのまま寝てしまい、目が覚めた時は夜になっていました。施錠されて校舎から出られなくなった瀬名は手首を切断された生徒を見つけました。何者かに襲われるのを感じた瀬名は、体育館の倉庫に逃げ込みました。
「あと3日」というテロップがでた翌朝、沙秩が金属バットで襲いかかって来ました。殺さないと殺されると言っていました。背後から華養子が沙秩に金属バットで殴りかかり、助けられた瀬名でしたが、その後、沙秩は銃殺されました。辺りでは生徒達の殺し合いが始まっていました。華養子について行くと、一軒の家に着きました。中には複数の生徒達がいました。その時、「あと11人」という放送が流れました。
放課後戦記のネタバレあらすじ:承
「あと2日」のテロップのあと、リーダー格の和枝が『ここに居ても死ぬだけだから夜になったら、学校へ行こう』と言いました。皆が賛成する中、闘鷹が一人反対しました。一人でいる瀬名のところへ闘鷹がやって来て、キスを迫って来ました。無理やりレズ行為をしようとした時、他のメンバーに見つかり、闘鷹は拘束されました。
夜になり、学校へ行ったメンバーは3つに別れ、学校内を調べました。放送室に入った未明は生徒会長を見つけました。一方、見張りをしていた瀬名と知歌はバットを持った生徒に襲われますが、そこへウサギのお面をかぶった生徒が日本刀を持って襲いかかりました。瀬名は逃げるのに足手まといの知歌を包丁で殺し、ウサギの面の生徒はバットを持った生徒を殺しました。
「残り9人」の放送があり、瀬名は華養子と川辺に逃げました。華養子がいなくなると闘鷹が包丁を持ってやって来ました。どうしても瀬名の事が好きだと言う闘鷹でしたが、そこへ闘鷹とレズ関係にある顕乃が来ました。顕乃はキスをしながら闘鷹の舌を噛み切り、殺しました。
瀬名を殺そうとする顕乃でしたが、ウサギの面の生徒がやって来て顕乃を切り殺しました。ウサギの面の生徒は弓立でした。弓立は瀬名に『君はもう死んでいるんだ、皆を殺してあの人に会いに行こう』と言いました。
放課後戦記のネタバレあらすじ:転
「あと1日」のテロップのあと、瀬名は弓立からウサギの面と日本刀を渡され、学校に戻って和枝を殺しました。和枝の仇だと襲ってきた律子も殺し、残り5人となりました。
瀬名の脳裏に、自分の書いた絵本を読み聞かせる親友の生徒が見え始めました。瀬名は親友にキスを迫りますが、断られました。屋上に行くと、未明が『瀬名に殺されるくらいなら死ぬ』と言って飛び降り自殺しました。
残り4人、瀬名に、自分の父が娘の病気を病んで医師と話をするシーンが浮かび上がりました。瀬名は人格障害に悩まされていました。瀬名は弓立に『病気は治ったよ』と屋上で話した時、包丁を持った瀬名を見た弓立は走って逃げました。その後、瀬名は自分の手首を包丁で切って自殺を図りました。
そこで瀬名は、大切な親友の弓立の為に綺麗な姿で戻って来るんだと、別の世界で戦う決意をしたのでした。しかし弓立の為に全員を殺したことは間違いだったと気づいた瀬名は、弓立を日本刀で刺しました。そこへやってきた華養子は、『もう闘わなくていいんだよ、逃げよう』と言って瀬名を抱きしめました。
放課後戦記の結末
最終日。瀬名は包丁を持って華養子と川辺にいました。華養子は瀬名に『私を殺して』と迫りました。すると瀬名は華養子に謝り、心を開いて話し始めました。聞いた華養子は安心した後、その場に倒れました。生徒会長がやって来て『瀬名はよく頑張った』と褒めました。そして瀬名が人格障害であることを教え、本当の瀬名のところに行くんだと言い、『残りの人格は二つ』と言って土手に向かって歩いて行きました。生徒会長が振り向いた時、射殺されました。
瀬名は最後の一人に会うため屋上へ行きました。そこにいたのは弓立でした。瀬名は弓立を『瀬名』と呼び、抱き合いました。そして弓立に『早く目を覚まして!』と言って日本刀で自分の首を切りました。屋上で手首を切って意識を失っていた瀬名が目覚めました。
瀬名は病院のベッドで目覚めました。顔は弓立でした。手首は治療されていました。本当の瀬名は弓立で、頭の中で瀬名を演じていたのは瀬名の親友だったのでした。やがて二人は元の親友に戻るのでした。
以上、映画「放課後戦記」のあらすじと結末でした。
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