氷菓の紹介:2017年日本映画。米澤穂信のデビュー作にあたる、『古典部シリーズ』の第一弾。テレビアニメ化もされている人気作であり、主役は数多くの実写映画に出演している山崎賢人が務める。文集、『氷菓』に隠された謎とは。
監督:安里麻里 出演:山崎賢人(折木奉太郎)、広瀬アリス(千反田える)、小島藤子(伊原摩耶花)、岡山天音(福部里志)、本郷奏多(関谷純)、斉藤由貴(糸魚川養子)、ほか
映画「氷菓」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「氷菓」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
氷菓の予告編 動画
映画「氷菓」解説
この解説記事には映画「氷菓」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
氷菓のネタバレあらすじ:起
折木奉太郎は、省エネをモットーに掲げる男子生徒です。高校生活ものんびり過ごそうと思っていた奉太郎ですが、姉の命令で、現在廃部の危機に陥っている古典部に入部することになります。しかし、部室には奉太郎ただ一人。このままいけば人数不足で部として成立しない、と喜ぶ奉太郎でしたが、そこに千反田えるという女子生徒がやってきます。彼女は、「私気になります!」が口癖の、好奇心旺盛なお嬢様でした。そこに、奉太郎の旧友である福部里志と伊原摩耶花も加わり、古典部は見事部として成立してしまうのでした。そして、賑やかな日々が過ぎ、学園祭である『カンヤ祭』の時期がやってきました。古典部は例年通り部誌を発行することになります。
氷菓のネタバレあらすじ:承
その頃、えるが奉太郎にとある相談を持ちかけました。実は、元古典部部長だったえるの叔父、関谷純が現在行方不明だというのです。彼女はかつて叔父と古典部にまつわる”何か”について話し合ったのですが、彼女はその内容を忘れてしまったのです。叔父が行方不明になってしまった今、その忘れてしまった真実を取り戻すため、彼女は古典部に入部したのでした。一緒に真実を探して欲しいと言われた奉太郎は、そんな彼女を拒みきれません。一方、部誌の参考にするためバックナンバーに目を通していた古典部の面々は、関谷純と”33年前の事件”についての記述を見つけたのでした。しかし、33年前に何があったのか、肝心なことはわかりません。そこで、彼らはこの謎を解明し、それを今年の部誌のテーマとすることにしたのでした。
氷菓のネタバレあらすじ:転
夏休み、メンバーはそれぞれ調査を進め、資料を持ち寄りました。そして、その資料をもとに仮説を立てていきます。33年前は、学生運動か激しい時期で、また、学校側が学力に力を入れようと、学園祭を縮小しようとしていた時期でもありました。そんな学校側に対して、学生達が暴動を起こしたのです。そして、関谷純はその代表として、学校を追い出されたのでした。奉太郎達は、その答え合せをとある人物に求めにいきました。奉太郎達の学校の司書、糸魚川先生です。彼女こそが、例の文章を書いた張本人だったのでした。奉太郎達の推測はあらかた当たっていました。しかし、唯一異なる点、それは、関谷純が望んで全校生徒の盾になったわけではなかったということです。運動のリーダーは他にいたにも関わらず、関谷純が貧乏くじを引かされ、無理やり退学させられてしまったのでしだ。
氷菓の結末
関谷純は退学前、古典部部長として、古典部の部誌の名前を半ば無理矢理決めていました。それこそが『氷菓』です。氷菓を英語にすると、アイスクリーム。アイ・スクリーム、『私は叫ぶ』。それこそが、関谷純が氷菓に込めた思いでした。そして、えるは思い出します。叔父はかつて彼女に、強くなれ、と伝えていた。もしえるが弱ければ、悲鳴も上げられなくなる日がいずれ来る。そうなったら、えるは生きたまま、自分のように”殺されてしまう”というのだ。えるの謎は解け、部誌も無事に発行となります。しかし、後日、えるが再び「私、気になります!」と叫びながら部室に飛び込んできたのでした。
少しもの足りない、深く考えてい無い、氷菓の表紙が全てを意味する、高校は学業を考えて文化祭を閉鎖するのではなく、学生の自治権を抑制したのすよ。権力による弾圧です。こんな文化祭運動出来るパワー有るなら退学阻止運動したはず、この小説は矛盾が有る当時のパワーは高校にもセクトが入っていて本来はそこを出すべき。かなり時代を解ってい無い。