アイムクレイジーの紹介:2019年日本映画。音楽の道を諦めようとしていたミュージシャンの佑樹がラストライブ目前で事故に遭い、運転をしていた作曲家の道子と、発達障害を持った息子健吾と出会います。彼らと深く触れあうことにより、佑樹が少しずつ変わっていく姿を描いています。
監督:工藤将亮 出演:古舘佑太郎(佑樹)、桜井ユキ(美智子)、曽我部恵一、中田絢千、田本清嵐、岩谷健司、人時、ほか
映画「アイムクレイジー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アイムクレイジー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アイムクレイジーの予告編 動画
映画「アイムクレイジー」解説
この解説記事には映画「アイムクレイジー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アイムクレイジーのネタバレあらすじ:起
ミュージシャンとしてビッグになることを目指していた佑樹(古舘祐太郎)は、その夢を諦めようとしていました。そしてラストライブ当日、バイトに向かう途中で佑樹は作曲家の美智子(桜井ユキ)が運転する車と接触事故を起こしてしまいます。
バイトとライブがあるからと痛みをこらえ、その場を後にしようとする佑樹を道子がなだめ、車に乗せて佑樹のバイト先へ向かいます。
車に押し込まれた佑樹、車には美智子の息子・健吾が乗っていました。健吾は広汎性発達障害で人と上手くコミュニケーションを取ることが出来ません。
少し驚いた表情を見せる佑樹に、普通の子供と変わらないのだと美智子は話します。やがて佑樹のバイト先である喫茶店に到着しました。
アイムクレイジーのネタバレあらすじ:承
そこにはレコードや様々な楽器が置かれていて、ミュージシャンである佑樹にはうってつけの場所です。人の良さそうな店の店長(曽我部恵一)が美智子達を暖かく迎えてくれました。
佑樹を送り届けた美智子は急な仕事が入り、向かおうとしますが車が故障してしまいます。困っている美智子を見て、店長は健吾を預かることを提案します。
美智子はその好意に甘え健吾を預け、仕事に向かいました。預かったとはいえ面倒を見るのは佑樹の役目。仕方なく佑樹は自分の用事に健吾を連れていきます。
アイムクレイジーのネタバレあらすじ:転
しかし健吾の扱いに慣れていない佑樹には、健吾の面倒を見ることは至難の技でした。ほんの少し目を離した隙に健吾がいなくなり、方々探し回っても見つからず、結局美智子を呼び出し、事なきを得ます。
まさに悪戦苦闘でした。佑樹はこのほんの少しの触れあいに、何かインスピレーションを感じたのかライブ前に新曲を作り出し、その新曲をラストライブで披露します。
ラストライブを終え、バイト先に戻ってきた佑樹。そこに美智子がやってきます。健吾がいないことを不思議に思った佑樹が尋ねると、どうやら離婚調停中の夫に健吾を連れていかれた事を知ります。
短い期間ながら美智子がどれだけ健吾を思い大事に育ててきたか知っていた佑樹は、思わず健吾を連れ戻しに行こうと提案してしまいます。
アイムクレイジーの結末
車がなく移動手段に困っていた二人は、何を思ったのか路上駐車している中年男性を脅し、車を手に入れようとしたのです。初めはもちろん抵抗していた中年男性でしたが、必死な二人の姿を見て、何か事情があるのだろうと車を貸してくれました。
やがて美智子の夫の家に到着し、中に乗り込んでいくと、健吾はリビングに放ったらかし、それどころか夫は家に女を連れ込んでいたのです。
あまりにも酷い扱いに怒りを隠せない佑樹と美智子。今にも夫に殴りかかろうとしようとしている二人をなだめたのは車を貸してくれた中年男性でした。
落ち着きを取り戻し、健吾を連れて家を後にします。大騒動が終わると、もう夜が明けようとしていました。それぞれと別れ、佑樹も家路につこうとしています。
今後音楽を続けていくのか分かりませんが、佑樹の表情はいつもとは違う何かを決断したような、晴れやかな表情でした。
以上、映画「アイムクレイジー」のあらすじと結末でした。
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