イン・ザ・プールの紹介：2005年日本映画。奥田英朗による人気シリーズ、『精神科医伊良部』がとうとう映画化。一風変わった伊良部精神科には、毎日変わった病気に悩まされる患者が訪れる。可笑しくも他人事ではない、不思議な症状の数々をご覧あれ。
監督：三木聡 出演：松尾スズキ（伊良部一郎）、オダギリジョー（田口哲也）、市川実和子（岩村涼美）、田辺誠一（大森和雄）、MAIKO（マユミちゃん）、森本レオ（佐俣教授）、岩松了（前西室長）、ふせえり（編集長）、きたろう（吉沢部長）、三谷昇（姫乃木医師）、ほか
映画「イン・ザ・プール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イン・ザ・プール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「イン・ザ・プール」解説
この解説記事には映画「イン・ザ・プール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イン・ザ・プールのネタバレあらすじ：起
気弱なサラリーマン田口哲也（オダギリジョー）は、とある日を境に困った症状に悩まされていました。なんと、自分の局部が勃起したまま戻らないのです。困り果てた田口は、伊良部精神科を訪れました。そこは一風変わった精神科で、医者の伊良部（松尾スズキ）は針を刺す瞬間に興奮を覚える変態、そして看護師のマユミ（MAIKO）は際どい制服で患者を誘惑する変態でした。伊良部は、田口が言いたいことを常に我慢しているため、溜まったフラストレーションがこういった形で現れているのではないかと推測します。しかし、そう言われたところで気弱な田口は他人相手に強く出ることはできないのです。
イン・ザ・プールのネタバレあらすじ：承
そんな田口に、以前かかった泌尿器科から連絡が入りました。なんと、治療法が見つかったというのです。田口は喜び、すぐに泌尿器科へと向かいます。しかし、そこで田口は自分が騙されていたことを知るのでした。実は治療法を見つけたというのは真っ赤な嘘で、ただ非常に珍しい症例だった為に、画像や動画を撮っておきたいという医者達の都合だったのです。そのことに怒った田口は、泌尿器科で大いに暴れます。そして、彼の気持ちが落ち着いた頃、勃起も自然におさまっていたのでした。
イン・ザ・プールのネタバレあらすじ：転
次に伊良部のもとを訪れたのは、涼美（市川実和子）というルポライターです。彼女はその真面目な性格のあまり、強迫神経症を患ってしまったのでした。しかし、伊良部はそんな彼女にあえて不安を煽るような発言をしてきます。そんな伊良部に怒っていた涼美だったが、ある日偶然にも、伊良部と共にヤクザの死体を発見してしまいます。この世には、自分の意識下ではコントロールできないことが多くあることを学んだ涼美は、自然と強迫神経症から立ち直っていくのでした。
イン・ザ・プールの結末
違う会社では、大森（田辺誠一）という男がとある症状に悩んでいました。彼の症状とは、『プール依存症』。忙しい仕事のストレス発散のため通っていたプールでしたが、ある日を境に、プールに入らなければ酷い焦燥感に駆られるようになってしまったのでした。仕事の忙しい大森は何とかその衝動を抑え込んでいました。しかし、そんな大森の我慢もとうとう限界を迎えます。彼は深夜のプールに忍び込むと、警察らの制止も振り切り、満足げにプールに飛び込んだのでした。こうして、大森は伊良部神経科に通うこととなりました。
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