映画「新劇場版 頭文字D Legend1 覚醒」解説
この解説記事には映画「新劇場版 頭文字D Legend1 覚醒」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend 1 -覚醒-のネタバレあらすじ:起
高校三年生の藤原拓海は、昼休み友人の武内樹と話していましたが、車や走り屋に入れ込んでいる樹の話に、車に全く興味のない拓海はついていけませんでした。
そんな拓海に茂木なつきが親し気に話しかけてきました。拓海は、1年の時になつきの彼氏を拓海が殴って以来なつきと疎遠となっていたので、拓海はなつきの変化に驚きました。
拓海と樹は、放課後ガソリンスタンドでバイトをしていましたが、そのガソリンスタンドに有名な走り屋である赤城レッドサンズの高橋啓介が愛車のRX-7 FD3S(FD)に乗ってやってきました。
啓介は、秋名山の下りを走っているときに見知らぬ86に追い抜かれたのですが、その現場にたまたまガソリンスタンドのバイトの先輩である池谷がいたため、情報収集のためやってきたのでした。しかし、池谷は、86の事を知らず、啓介は、何の収穫もないままガソリンスタンドを後にしました。
新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend 1 -覚醒-のネタバレあらすじ:承
啓介は、あれから秋名山を毎晩のように走りましたが、86に出会うことはできませんでした。拓海達がバイトしているガソリンスタンドのオーナーである立花祐一にはその86に心当たりがあり、それは拓海の父親で元走り屋の文太でした。しかし祐一が文太に連絡したところ、文太は、その86は自分ではない、と言いました。
実は、86を運転していたのは拓海で、毎朝豆腐を配達するために86で山道を走っていて、たまたま啓介のFDと出会ったのでした。啓介は、兄で啓介が所属する走り屋チーム赤城レッドサンズのナンバー1である高橋涼介に相談したところ、次の土曜日秋名山に行くことになりました。
その土曜日、秋名山では、秋名スピードスターズの集会があり、池谷に連れられて拓海と樹もやってきました。しかし、そこに赤城レッドサンズのメンバーがやってきて、次の土曜日に赤城レッドサンズと秋名スピードスターズの交流会に開催することになりました。
交流会に向けて、赤城レッドサンズと秋名スピードスターズのメンバーで練習走行をしますが、赤城レッドサンズのレベルの高さに秋名スピードスターズは、まるでついていけません。ついには、無理をした池谷が事故を起こして怪我をしてしまいました。
新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend 1 -覚醒-のネタバレあらすじ:転
交流会の最後には下りと上りのタイムアタックをやる予定ですが、このままいくと秋名スピードスターズの惨敗は目に見えています。そこで、池谷は、怪我をおして啓介に勝ったという86乗りを探し、祐一のヒントからようやく文太を探し当てました。
そして池谷は、文太に交流会のタイムアタックに出てくれるように頼みますが、文太は首を縦に振ろうとしなかったものの、池谷の真摯な態度に好感を抱きました。拓海は、なつきから次の日曜日に拓海の車で海に行く事を誘われ、承知しました。
池谷は、あれから毎日のように文太に頼み込み、文太は、拓海を走らせることにしました。拓海は、なつきと海に行くため文太に86を貸してくれるように頼みますが、文太は、土曜日の交流会の下りのタイムアタックで啓介に勝てばガソリン満タンで貸してやると言いました。
土曜日の夜、交流会が始まりますが、タイムアタックの時間が近づいても86はやってきませんでした。そして、タイムアタックの時間となったとき、1台の86がスタート地点にやってきましたが、86から降りたのは拓海で、樹や池谷は驚きます。しかし、池谷は、拓海が豆腐の配達をやっていると聞き、拓海に下りのタイムアタックを任せました。
新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend 1 -覚醒-の結末
下りのタイムアタックが始まり、スタートは、パワーに勝る啓介のFDがリードを奪います。そのまま啓介のFDがリードを保ったままタイムアタックは進みますが、カーブが続くコースを走っているうちに次第に拓海の86が啓介のFDに迫っていきます。
秋名山を普段から走りまくっている拓海は、秋名山のコースを熟知しており、ギリギリを攻めて最短距離で進み啓介のFDを追い詰めます。しかし、啓介も秋名山を走り込んで熟練度を上げており、また一度負けていることから最初から本気の走りを見せているため、拓海は、前のように簡単に抜く事ができません。
そして、2台がヘアピンカーブが5つ連続で続く地点に来た時、啓介のFDがカーブを曲がるためスピードを落としたのに対し、拓海の86はスピードを落とさずカーブに突っ込みます。86が曲がり切れずコースアウトするかと思われた時、86はそのスピードのままカーブを曲がり、啓介のFDを抜きました。
拓海は、道路脇の溝にタイヤをひっかけてカーブを強引に曲がったのであり、秋名山のコースを熟知してる拓海だからできる技でした。そして、そのまま拓海が先にゴールし、タイムアタックは、秋名スピードスターズの勝利となりました。
タイムアタックの後、拓海は、啓介に走るのは好きじゃないと言いましたが、啓介は、お前は車の運転が好きな走り屋だ、走り屋なら自分が身に付けた技術にプライドを持て、言い返しました。それまで車に興味がなかった拓海でしたが、車に対する意識が少しずつ変わり始めました。
以上、映画「新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend 1 -覚醒-」のあらすじと結末でした。
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