犬飼さんちの犬の紹介:2011年日本映画。2011年放映の同名テレビドラマを映画化した動物コメディ作品です。“犬飼”という苗字とは裏腹に犬が苦手な中年男が、家族が内緒で飼っていた犬との出会いを機に犬嫌いを克服していく姿を描いています。
監督:亀井亨 出演者:小日向文世(犬飼保)、ちはる(犬飼潤子)、木南晴夏(鳥飼カエデ)、池田鉄洋(蓮田喜一郎)、佐藤二朗(芝二郎)ほか
映画「犬飼さんちの犬」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「犬飼さんちの犬」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
犬飼さんちの犬の予告編 動画
映画「犬飼さんちの犬」解説
この解説記事には映画「犬飼さんちの犬」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
犬飼さんちの犬のネタバレあらすじ:起
48歳になる犬飼保(小日向文世)は、その苗字とは裏腹に大の犬嫌いであり、子犬にすら怯える程でした。犬飼は離島にあるスーパー“バスコダガマ鳥ヶ崎店”に単身赴任してかれこれ1年、東京に買った新築の一軒家にも未だに戻れないでいました。犬飼の唯一の楽しみといえば、毎日食卓の前にネットカメラを設置し、東京に残してきた妻・潤子(ちはる)、娘・幸(小野花梨)、息子・岳(矢部光祐)と同じ時間に食事を採ることでした。スーパー・バスコダガマの目玉商品はこの島で獲れる草を使ったペット用の島石鹸であり、犬飼は同僚の鳥飼カエデ(木南晴夏)と共に原材料の草集めに精を出していました。
犬飼さんちの犬のネタバレあらすじ:承
島石鹸は全国各地でも販売しており、それなりに評判を得ていましたが、社長の親族でもある鳥ヶ崎店店長の蓮田喜一郎(池田鉄洋)が原材料を薄めて水増し生産をしていた事実が発覚、客からクレームが殺到する事態となったため、犬飼は鳥飼と共に苦情処理のため東京の本社へ出張することが決まりました。1年ぶりに我が家に帰れることになった犬飼は大喜びでドアを開けましたが、犬飼を出迎えたのは家族ではなく、家族が犬飼に内緒で飼っているサモエド犬のサモンでした。しかもサモンは犬飼の書斎を寝床にしており、犬飼は自分が家族から仲間外れにされているのではないかと感じるようになりました。
犬飼さんちの犬のネタバレあらすじ:転
ある日、家族が外出することになり、犬飼はサモンと一緒に留守番を言いつけられました。犬飼はサモンを散歩に連れ出して公園まで行くもどうしてもぎこちなく、ペットショップ店員の芝二郎(佐藤二朗)からアドバイスをもらいながらサモンとの交流を図ろうとしました。そんな犬飼の姿を見た家族は、初めてサモンを飼うようになった理由を明かしました。犬飼が単身赴任の間、家族はそれぞれ何かひとつ新しいことを始めようと決心、潤子はカラオケ教室、幸は塾通い、そして岳が選んだのはサモンを飼うことでした。それを聞いた犬飼は、自分も何かひとつ新しいことを始めようと、長年の犬嫌いを克服する決意を固めました。
犬飼さんちの犬の結末
島石鹸のクレームもひと段落したものの売り上げは回復せず、犬飼らは代わりの目玉商品として島石鹸の原材料を使ったペット用サプリメントを出してはどうかと提案しました。鳥飼はすっかり犬嫌いを克服した犬飼とサモンをテレビCMに出演させてみたらと提案、CMは大当たりして新サプリも大ヒット、犬飼は鳥ヶ崎店の店長に昇進が決まりましたが、それは再び単身赴任の日々に戻ることでした。犬飼は家族を連れて弟(小日向文世(二役))のいる実家を訪れ、少年時代に記した絵日記を見つけました。そこには、父から飼うことを反対された捨て犬のイヌキチを秘密基地で飼っていたこと、そしてイヌキチが死んだ時、その悲しみを忘れるために犬嫌いになろうとしたことが綴られていました。
数日後、犬飼はすっかり家族の一員となったサモンや家族に見送られ、島行きのフェリーに乗り込みました。
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