地獄少女の紹介:2019年日本映画。2005年から2017年にかけて放映されたテレビアニメ、2006年に放映された実写テレビドラマおよび漫画やライトノベルなど同名のメディアミックス作品を実写映画化したホラー作品です。依頼を受けた憎い人間を、依頼人が死後地獄で永遠に苦しむことと引き換えに地獄に落とす少女を『貞子vs伽椰子』でタッグを組んだ監督:白石晃士と主演:玉城ティナのコンビで描きます。
監督:白石晃士 出演者:玉城ティナ(閻魔あい)、橋本マナミ(骨女)、楽駆(一目連)、麿赤児(輪入道)、森七菜(市川美保)、仁村紗和(南條遥)、大場美奈(御厨早苗)、森優作(長岡拓郎)、片岡礼子(長岡雅子)、成田瑛基(新庄)、藤田富(魔鬼)、波岡一喜(工藤仁)ほか
映画「地獄少女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「地獄少女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
地獄少女の予告編 動画
映画「地獄少女」解説
この解説記事には映画「地獄少女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
地獄少女のネタバレあらすじ:起
強い怨みを持つ者のみが午前0時にアクセスできるウェブサイト「地獄通信」。そこに恨みを晴らしたい人間の名前を入力すると“地獄少女”が現れ、相手を地獄に落としてくれるのですが、依頼者はそれと引き換えに死後永遠に地獄をさまようというものです。
過去に地獄少女と契約を交わしたという母親から話を聞いたルポライターの工藤仁(波岡一喜)は、地獄少女をネタに記事を書くことにしました。この母親はどうやら昔に自分を執拗にいじめた相手に復讐しようとして「地獄通信」を使ったとのことですが、工藤が動き出したその直後にこの母親は謎の死を遂げました。
地獄少女のネタバレあらすじ:承
学校生活に溶け込めない女子高生の市川美保(森七菜)は、人気ミュージシャンの魔鬼(藤田富)の音楽を心の拠り所にしていました。ある日、魔鬼のライブに行った美保はそこで痴漢に襲われましたが、たまたま居合わせた南條遥(仁村紗和)という女に助けられました。奔放で野性味溢れる遥でしたが、彼女もまた魔鬼のファンであることから、美保と遥は打ち解け合いました。二人がカフェで語り合っていると、そこにライブを終えたばかりの魔鬼が現れ、遥の声に魅了されたとして自らのライブのコーラスメンバーオーディションに誘いました。
続けて魔鬼は、既にコーラスメンバーに決まっているインディーズアイドルの御厨早苗(大場美奈)のライブに誘いました。ところが、早苗のライブ中に突如刃物を持った長岡拓郎(森優作)という男がステージに乱入、早苗の顔を切りつけました。長岡はたまたま早苗の取材をしていた工藤と魔鬼に取り押さえられ、警察に逮捕されましたが、早苗は一命こそ取り留めたものの顔に深い傷を負ってしまいました。
地獄少女のネタバレあらすじ:転
工藤の記事から「地獄通信」の存在を知った早苗は長岡への復讐を誓い、午前0時にサイトにアクセスしました。早苗は恨みを晴らしたい相手として長岡の名前を書き込むと、早苗は地獄へと転送され、そこで噂の“地獄少女”こと閻魔あい(玉城ティナ)と出会いました。閻魔は早苗に赤い紐が括り付けられた藁人形を渡し、この紐を引けば契約は成立すると告げました。しかし契約をしたら最後、閻魔は依頼人は死後に地獄で永遠の苦しみを味わうことも伝えたうえで、後の判断を早苗に委ねました。
現世に戻った早苗は、弁護士を通じて長岡からの謝罪文を受け取りましたが、その内容は全く反省のないものでした。意を決した早苗は遂に閻魔との契約に踏み切り、留置所にいた長岡は閻魔の使いである骨女(橋本マナミ)、一目連(楽駆)、輪入道(麿赤児)によって地獄へと送られました。
事情を知らない世間は「長岡が脱走した」と報じ、長岡の母・雅子(片岡礼子)は直接早苗の元に謝罪に出向きました。ところが、早苗から「あんたの息子は地獄に送った」と耳打ちされた雅子は「地獄通信」にアクセスして早苗の名を書き込みました。魔鬼のプロデュースによりネット配信ライブで活動再開することになった早苗でしたが、その途中で地獄に送られてしまいました。雅子は目的を果たすと自らの命を絶ちました。
地獄少女の結末
魔鬼のコーラスオーディション当日。多数の参加者の中から遥が選ばれましたが、魔鬼は何と彼女に合成麻薬を勧めてきました。実は魔鬼は華やかなアーティスト活動の裏側で犯罪に手を染めており、親が残した莫大な遺産を使って悪事をもみ消していたのです。
美保は魔鬼から遥に関わるなと告げられ、遥を問い質そうとしても「二度と来るな!」と追い返されてしまいました。美保は工藤に相談を持ち掛け、魔鬼の悪事を暴露することを決意した工藤は遥に盗聴器を仕掛けました。そして明らかになったのは、魔鬼が遥を“儀式”の生贄にしようと目論んでいることでした。しかし、盗聴がバレた工藤は魔鬼によって殺害されました。遥を取り戻したい一心の美保は工藤の死を知って魔鬼を地獄に落とすことを決意、閻魔と契約を交わしました。
そして魔鬼のライブ当日、美保は閻魔から託された藁人形の紅い紐を引き、ステージ上の魔鬼を地獄へ落としました。世間はライブ中に失踪した魔鬼の話題で持ち切りになるなか、美保は遥との友情を取り戻しましたが、同時にいずれ自分が地獄へ落ちることに恐怖を抱くようになりました。
以上、映画「地獄少女」のあらすじと結末でした。
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