人狼ゲーム クレイジーフォックスの紹介:2015年日本映画。川上亮の小説『人狼ゲーム』シリーズを原作とするスリラー映画シリーズの第3弾です。参加者が「村人」と「人狼」に分かれての生死を賭けた究極の心理ゲーム“人狼ゲーム”に今回は新たに「狐」が加わり、否応なく巻き込まれた若者たちの駆け引きをスリリングに描きます。
監督:綾部真弥 出演者:高月彩良(森井あやか)、冨手麻妙(橘有希)、柾木玲弥(多喜川陽介)、斎藤嘉樹(星力)、萩原みのり(佐伯桃子)、冨田佳輔(樋口健太郎)、長村航希(菅原広大)、村上穂乃佳(戸塚芽亜里)、水石亜飛夢(椎木美孝)、奥村秀人(ジョー)、山崎綺(隅田安奈)、藤井武美(小澤梢)ほか
映画「人狼ゲーム3 クレイジーフォックス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人狼ゲーム3 クレイジーフォックス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
人狼ゲーム クレイジーフォックスの予告編 動画
映画「人狼ゲーム3 クレイジーフォックス」解説
この解説記事には映画「人狼ゲーム3 クレイジーフォックス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人狼ゲーム クレイジーフォックスのネタバレあらすじ:起
参加者が「村人」と「人狼」に分かれ、己の生存を賭けて互いに探り合い騙し合う究極の頭脳ゲーム『人狼ゲーム』。多数派となる「村人」は互いに協力しながら、参加者の中から少数の「人狼」を投票により見つけ出して処刑、一方の人狼は村人たちを欺いてその皆殺しを狙うというもので、最後まで生き残った1人には賞金として1億円がプレゼントされます。今回は、「人狼」が3人、「村人(8人)」は「予言者(1人)」「霊媒師(1人)」「用心棒(1人)」「村人(5人)」に分別され、今回は「村人」にも「人狼」にも属さない新たな勢力「狐」(1人)が加えられました。「狐」の勝利条件は最後まで生き残ることであり、「狐」が生き残った場合は「村人」「人狼」は全員処刑されるというルールです。
とある館に高校生たちが集められ、状況が掴めないまま「人狼ゲーム」の開催がアナウンスされ、続いてルールが説明されました。参加者は森井あやか(高月彩良)、橘有希(冨手麻妙)、多喜川陽介(柾木玲弥)、佐伯桃子(萩原みのり)、星力(斎藤嘉樹)、樋口健太郎(冨田佳輔)、戸塚芽亜里(村上穂乃佳)、ジョー(奥村秀人)、椎木美孝(水石亜飛夢)、菅原広太(長村航希)、隅田安奈(山根綺)、小澤梢(藤井武美)の12人で、森井と橘は今回が2度目の参加です。参加者の首にはネックレスのようなワイヤーが取り付けられ、処刑対象とされたりルール違反を犯した場合にはワイヤーによって首が絞められて処刑されるのです。
人狼ゲーム クレイジーフォックスのネタバレあらすじ:承
森井が引き当てたカードは「狐」でした。多喜川に一目惚れしていた森井は、「狐」である自分しか生き残れないことを知りつつも多喜川と一緒に生き残りたいと考えていました。一方、参加者は「村人」陣営の「予言者」を炙り出そうということになり、ここで森井・ジョー・椎木・樋口が手を挙げました。本物はこの中で一人だけ。その時、ゲームのルールを知らないという菅原が自分は「用心棒」だと告げ、参加者らの投票により菅原が最初の犠牲者となりました。その夜、橘は樋口と結託、まず椎木からナイフで始末しようとしたところ、椎木のワイヤーが絞まり、椎木は2人目の犠牲者となりました。翌日、椎木の死体を発見した参加者たちは、椎木以外にも予言者だと名乗り出た3人の占い結果を聞こうということになり、森井は多喜川を、樋口は戸塚を、ジョーは椎木を「村人」と示しました。ただし、ジョーは「椎木は村人だけど、狐だったから占ったので死んだ」と発言、樋口は「本当はジョーが人狼で、襲撃した相手を占っているとわざと言っているのかも」と発言しました。昼、森井と小澤の会話に樋口が割って入り、互いに生き残る策としてジョーに投票しようと持ち掛けてきました。樋口は自分が戸塚を説得するから森井には多喜川を説得してほしいと頼み、説得に向かった森井は多喜川と学校生活などの話をして打ち解ける一方で、多喜川が気にかけている隅田に対して嫉妬心を抱きました。
人狼ゲーム クレイジーフォックスのネタバレあらすじ:転
樋口は戸塚の説得に成功しましたが、隅田に嫉妬する森井は彼女に投票することに決めました。2日目の投票が始まり、戸塚は「予言者以外の者に投票した方がいい」と提言、結局投票で森井の狙い通りに隅田が選ばれて3人目の犠牲者となりました。その夜、橘はまたしても樋口と結託、今度は星を消そうとしました。怯えた星は屋敷の敷地外に逃げ、ルール違反により処刑され、4人目の犠牲者となりました。3日目、唐突に樋口が森井を占ったところ人狼と出たと発言、森井に疑いがかけられましたが、森井は咄嗟に嘘をついて何とか疑惑を晴らし、逆に橘が疑われだしました。その日の投票は揉めに揉め、結局最多票を集めた樋口が処刑され、5人目の犠牲者となりました。その後、生き残った参加者はジャンケンで勝った者が他の全員を縛ることにしようと提案、その結果は佐伯のみが縛られず、他全員が縛られる結果となりました。その夜、橘は枕の下にあったナイフで縄を解き、まずは小澤が「人狼」ではと疑って殺そうと襲い掛かりましたが、激しくもみ合った末に何とか仕留めるも、頬に深い傷を負いました。しかし、その場にはもう一人の「人狼」の姿がありました。
人狼ゲーム クレイジーフォックスの結末
4日目、橘は生き残りの参加者に「自分が人狼で、自分が小澤を殺した」と説明するとまだ「狐」が生きていると告げ、「ここで私を殺すと村人の勝利となり、さらに狐が生き残っている場合には狐の勝利となる。まず確実に狐を仕留めてから私を選べ」と提案しました。言いました。一方、「狐」である森井は、「仲間を疑って生き残るくらいなら、死んでもいい」との多喜川の発言を受け、多喜川は仲間を思う自分に酔っていること、そして自分も誰かを好きな自分に酔っているだけだったと悟り、生き抜くことを決意しました。その日の投票では森井の駆け引きにより佐伯が最多票を集めて処刑されました。そしてその時、会場内に「狐」が最後まで生き残ったというアナウンスが流れ、森井を除く全員がその場で処刑されました。最後まで生き残った森井(「狐」)を除く内訳は、「人狼」は橘・戸塚・樋口で、「村人」は「予言者」がジョー、「用心棒」が菅原、「霊媒師」が椎木、その他は全員がただの「村人」でした。賞金1億円をゲットしたものの、激ギレした森井は監視カメラに対して「見てんじゃねえよ!」と絶叫しながらワイヤーを投げつけ、カードを燃やして立ち去っていきました。
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