ジヌよさらば かむろば村への紹介:2015年日本映画。いがらしみきおの漫画「かむらば村へ」を原作とする松尾スズキ監督の映画です。都会の生活に疲れた若者が、田舎へと移住しそこでくせのある人々と出会い、とんでもないことに巻き込まれます。笑いどころがたくさんある映画ですが、それに反して暴力描写や下ネタも多いので、ほのぼのとしたストーリーだと思って見ると少し痛い思いをする映画です。ですが主演の松田龍平が騒動に巻き込まれる少し抜けた若者を好演しています。
監督:松尾スズキ 出演:松田龍平(高見武晴)、阿部サダヲ(天野与三郎)、松たかこ(天野亜希子)、西田敏行(なかぬっさん)、二階堂ふみ(青葉)ほか
映画「ジヌよさらば かむろば村へ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジヌよさらば かむろば村へ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ジヌよさらば かむろば村へ」解説
この解説記事には映画「ジヌよさらば かむろば村へ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジヌよさらば かむろば村へのネタバレあらすじ:お金アレルギー
東京からかむろば村へ引っ越してきた高見は、お金アレルギーにかかっており、お金を使わないために田舎へ引っ越してきました。彼は銀行に勤めていましたが、融資の仕事をしており、その中で怖い場面や状況をたくさん見てきたため、お金アレルギーになってしまっていたのでした。かむらば村の粗暴な村長である与三郎の世話になりながら、高見の田舎暮らしが始まりました。
ジヌよさらば かむろば村へのネタバレあらすじ:捨てられた通帳
高見は村へきてから、お金を使うことができないため、自分の通帳を捨ててしまいます。高見が捨てた通帳には600万以上のお金が入っていました。その通帳を村長の妻である亜希子が拾います。亜希子は高見に「大事なものを捨てるな」と言い、うちでバイトをしてみないかと彼を誘います。高見は亜希子の店であるスーパー天野で働くことにします。バイト代はお金ではなく、物資そのものをもらいます。そんな生活の中、高見が持っているお金をねらって、悪い村人が高見を嵌めようと様々なことを仕掛けてきます。
ジヌよさらば かむろば村へのネタバレあらすじ:村長が留置所へ
騒動の中、高見はペーパードライバーなのにバスを運転してしまい、女子高生の青葉の顔に怪我を負わせてしまいます。高見は責任をとって青葉と結婚をする約束をしますが、青葉の目的は高見のお金でした。高見から100万円を奪うとそのまま東京に出て行ってしまいます。亜希子の夫である村長の与三郎は、暴力的な面がありましたが長年かむろば村の村長として奮闘してきました。しかしそれを良く思わない助役たちによって、与三郎は犯罪者扱いされ村長の座を追われてしまいます。ついには罠にはめられて与三郎は留置所に入れられてしまいます。留置所から亜希子を読んだ与三郎は自分の代わりに高見に村長選に出るように言います。与三郎の想いを汲んだ高見は村長選挙に出馬することにします。
ジヌよさらば かむろば村へのネタバレあらすじ:選挙活動
高見は「お金を使わない、買わない、売らない」をスローガンに選挙活動を始めます。選挙戦のライバルは助役が推す伊吉という男には県知事まで応援にくるなど、圧倒的に選挙活動は不利でした。しかし、留置所からでてきた与三郎が応援にかけつけます。そしてこれからこの村に必要なのは、自分のためにお金を使わず、村のために尽くしてくる高見のような男だと、村民に向けて力説します。村民から拍手喝采を受けますが、村長選には破れてしまいます。
ジヌよさらば かむろば村への結末:かむろば村での新しい出発
村の神様と言われているなかぬっさんが命を狙われながらも大往生します。そのとたんに村にはザリガニが降ってきます。これを機に、かむろば村では新しい時代が始まる気配が感じられるようになります。東京に行った青葉は現実の厳しさを感じ、村に戻ってきました。高見は青葉と一緒になります。そして次回の村長選には必ず勝つために出馬することを与三郎と約束します。
以上、ジヌよさらば かむらば村へのあらすじと結末でした。
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