劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間の紹介:2016年日本映画。死んだはずのアランの兄アルゴスが100人の英雄の魂を使って、この世の全ての人間をゴースト化しようと企む。その野望を阻止するためにはタケルは自身の肉体を消滅させなければいけない。タケルの選択は?「さよならオレ」
監督:諸田敏 出演:天空寺タケル/仮面ライダーゴースト(西銘駿)、月村アカリ(大沢ひかる)、深海マコト / 仮面ライダースペクター(山本涼介)、御成(柳喬之)、アラン/仮面ライダーネクロム(磯村勇斗)、深海カノン(工藤美桜)、仙人(竹中直人)、ユルセン(悠木碧)、宮本武蔵(唐橋充)、卑弥呼(平田裕香)ほか
映画「仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間の予告編 動画
映画「仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」解説
この解説記事には映画「仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間のネタバレあらすじ:皆で「ご飯を食べる」約束
10年ぶりに肉体に戻ったカノンちゃんのはじめての誕生日を夜、公園で行なっていました。皆が楽しくケーキやご馳走を食べ、アラン様はたこ焼きだけ食べてる中、タケルは席を立ちます。気になったアカリは、後を追います。タケルは肉体が行方不明になり、ゴースト状態である為、皆と話すことはできますが、食べることも寝ることも必要ありませんでした。だが、タケルにはそれが寂しかったのです。「生き返ったら、また皆と一緒にご飯を食べたい」アカリは「じゃ約束」といって指切りげんまんをします。(どうみても死亡フラグです。ゴーストだけど)
その時、3匹のイグアナゴーストライカーに乗った赤・青・黄色のダークネクロムがビルを駆け下りてきて、公園を奇襲します。タケル・マコトは皆を守る為、ゴーストライカーとマシン・フーディーブに乗り公園を離れ、ゴーストとスペクターに変身。アランもネクロムに変身し闘います。そこに白いダークゴーストが現れます。正体は死んだはずのアランの兄アルゴスでした。赤い闘魂ブースト魂で戦うタケルは優勢であったが、アルゴスは魔法陣を描き、天空に巨大な目が現れ、そこからダークゴーストと3人のダークネクロムが吸いこまれていきます。タケルはイグアナゴーストライカーに捕まります。仙人が現れ「やはり現れたか」と意味深なことを言い、「お前も行ってこい」とユルセンを時空の穴に投げます。そこに捕まるアカリ・御成・カノン・アラン。マコトも時空の穴に飛び込みます。そして、6人と1匹は全員地上から消えたのでした。残されたナリタとシブヤには皆の無事を祈るしかできませんでした。
劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間のネタバレあらすじ:英雄の村
イグアナゴーストライカーにしがみついたタケルでしたが、時空の穴に飛び込んだ時、振り落とされてしまいました。そして、タケルが目覚めたのは、小屋でした。見覚えはないけど知ってるような人物が助けてくれたようです。それは宮本武蔵と、その恋人のおつうでした。でも肉体を取り戻した武蔵に、眼魂としてタケルと一緒に眼魔と戦った記憶はありません。武蔵を追いかけますが、見失ってしまい、外に出ると、そこは英雄の村でした。フーディーニが手品をし、エジソンがお茶をしています。世界3大美女のクレオパトラ、楊貴妃、小野小町が微笑んでいます。そんな英雄の仲、1人うるさく口上をしている男がいました。石川五右衛門でした。(100人の英雄の詳細はパンフレットを見ればわかります。)
その頃、砂漠では御成たちも目を覚ましていました。空を見上げると地球が見えます。アカリの科学知識も通用しない世界(眼魂島)のようです。とりあえず遠くに見える虹色の塔を目指すことにした時、御成が足をロープで引っ張られ、袈裟の裾がめくれ、砂漠を引っ張られていきます。
五右衛門にタケルは話しかけますが、タケルの記憶がありませんでした。ロビンフッドが「勝負に勝てば何でも言うことを聞いてやるぞ」と言うので、勝負するタケルでしたが、その勝負は頭の上にのせたリンゴを矢で射ぬくもの。ヒミコは予言します。「ロビン、そなたの勝ちじゃ。」予言通り、ロビンフッドは成功させますが、タケルは万が一をおそれて、放てませんでした。臆病者とののしられますが出来ないものは出来ません。ベートベン・バッハ・モーツァルト・ショパン・シューベルト(氣志團)がバンドを組んで、「我ら思う、故に我ら在り」と歌っています。かつての偉人達にタケルの記憶はないけど肉体を取戻し、幸せそうでした。そこに、御成達が連行されてきました。捕まえたのは武蔵坊弁慶です。タケルは思わず助けに入ります。
仙人も、この地球でも月でも、眼魔ワールドでもない不思議な空間に来てました。「やはり2人のゴーストは闘う運命か」。ユルセンが「やっぱり心配で見に来たのか」ポカリ。何も言わず殴るのでした。
そうこうしていると、ダークネクロム3人が眼魔スペリオルと眼魔コマンドを引き連れて、偉人たちを殺し始める。しかし肉体が消えると眼魂になるでのであった。抵抗する偉人達。タケルも変身して戦いますが多勢に無勢。次から次へと眼魂にされていきます。新撰組も倒されてしまいました。ロビンフッドや武蔵、五右衛門も奮闘し、偉人を守るために懸命に闘う戦うタケルを見直します。ヒミコは隠れました。ノブナガ、ベンケイ、ビリー・ザ・キッド達も倒され、ダークネクロムががその眼魂を利用して変身し、また多くの偉人が眼魂にされたのです。そしてダークゴーストまで現れ、ナポレオン魂で戦うのです。でも一番の目的のダーウィンがいないことを知り、カノンちゃんをさらい、「ダーウィンを連れて来い」と命令して立ち去るのでした。アランもカノンのためについて行きます。タケルは英雄たちを救えなかったことを悔やみ、アカリが慰めます。タケルにはもう一つ後悔がありました。「お前は食べなくても眠らなくても不便がないはず。全人類が俺やお前と同じゴーストになるのだ。その素晴らしさを何故分からない?」「言い返せなかった。間違いだと言えなかった。」それよりも、カノンちゃんがさらわれたことをマコトに知らせなければいけません。その時、ひょっこりユルセンが出てきて言いました。「コウモリに頼んでみな」。御成の袈裟の中にコウモリガジェットが入っていたのです。
劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間のネタバレあらすじ:2人のスペクター
浜辺で気を失っていたマコトは何者かに救われました。目を覚ましたマコトに話しかけたのはダーウィン。アルゴスが彼の研究「進化の法」を狙っているので、それを避けるため、海岸の洞窟で隠れ住んでいたのです。しかし、もう一人が言いました「こんなとこで何をしているマコト、さっさと自分の世界に帰れ」。それは、10年前、幼かったマコトとカノンを置いてどこかに消えた父親でした。そこにアカリがコウモリガジェットを辿って、カノンちゃんがさらわれたことを伝え、交換条件がダーウィンであることを伝えました。ダーウィンを眼魂にした大悟から、マコトは奪おうとして、親子対決がはじまりました。2人ともスペクターになりましたが、大悟のゼロスペクターは3本角です。圧倒的な力で地面に倒されたマコトでしたが、ディープスペクターの力で逆転し、ダーウィン眼魂を奪い、虹色の塔を目指します。大悟は言います。「あの力を使いこなすとは…」でも、ディープスペクターは41.9mのジャンプ力があるのに
律儀に縄橋子で登って行きましたw
アルゴスもまた仙人にダークゴーストベルトの装着被験者にされていたのでした。グレートアイの力で眼魔世界を封印しようとする仙人の目的を私欲のために利用されたと勘違いしたのが、悲劇の始まりでした。アランの説得も通じません。そこにマコトがダーウィン眼魂を届けた時、アランが止めました。ダーウィン眼魂がアルゴスの手に渡ると大変なことになるからです。その時、牢獄のカノンちゃんを3本角のゼロスペクターが助けます。カノンちゃんは声でお父さんであることに気づきました。そして、カノンちゃんがマコト兄ちゃんを止めます。
アルゴスがダークゴーストに変身し襲ってくるところを、ゼロスペクターが割って入りました。でもダークゴーストには敵わずゼロスペクターは致命傷です。マコト兄ちゃんは言います。「アンタも戦ってんだな」。大悟は仙人の命で、アルゴスを導く立場にあったのです。そのために、マコト兄ちゃんとカノンちゃんを戦い巻き込まないように、姿を消して人知らず戦っていたのでした。深海親子が永訣の別れを惜しんでいる間に、アルゴスは姿を消しました。肉体が消えた大悟はゼロスペクター眼魂になりました。これからはマコト兄ちゃんと一緒です。
その頃、タケルたちも虹色の塔を目指してました。御成は「体力がない」と怒られたヒミコを何故かおぶっていました。そして、残りの英雄、武蔵、ヒミコ、五右衛門、ロビンフッドを眼魂にしようとダークネクロムが現れました。でも、その時、通りすがりの仮面ライダーが現れました。秋からスタートするエグゼイドです。格闘ゲームのようなエフェクトを出しながら、宙に浮かぶコインを吸収しながら瞬殺するのです。その隙にタケル達は先を急ぎます。
劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間の結末:「ご飯が食べたい」
しかし、崖の上では、ダークゴーストと残るダークネクロム2人に、眼魔コマンド&眼魔スペリオル軍団が待ち構えていました。英雄たちのうち、五右衛門とロビンフッドが倒されました。武蔵とヒミコはタケルに力を貸します。でも、その2人もナポレオン魂のダークゴーストには勝てませんでした。残るダークネクロム2体はスペクターとネクロムが倒します。そんな時、ダーウィンがタケルに力を貸します。液状化し、ナポレオン魂を倒したと思い来や、不意を突かれ、ダーウィン魂を奪われてしまいました。
塔の天辺で、100の眼魂をアルゴスが待ち構えてました。アルゴスがそれらを受け入れる器であるタケルの肉体を手に入れていたのです。そして究極の眼魂(エクストリーマードライバー)が完成し、黒衣の魔導士・仮面ライダーエクストリーマーが誕生してしまうのです。そしてエクストリーマーは地球全ての人類をゴーストにすべく、眼魂島を地球に落下させ始めました。仙人はタケルに謝ります。全てはわしの計算外じゃった。タケルは決意します。100の眼魂を孔雀のように展開するエクストリーマーを倒すことは自分の肉体を消滅させること。でも… 「俺は生きたい。皆とご飯が食べたい」。皆、あっけにとられ、そして笑い始めました。100の眼魂になった偉人達も笑い出したのです。その時、エクストリーマーの力は停止しました。その隙に、眼魂となった御成たち
5人がタケルと合体しました。ムゲン魂に∞の羽が生えました。最後はゴッドオメガドライブでエクストリーマーを撃破。でもアカリ達は知りませんでした。エクストリーマーを倒せば、タケルの肉体が消えてしまうことを。魂だけのタケルも消滅していきます。マコトとアランが泣いて留まろうとするアカリと御成を無理やり、海賊船に詰め込み地球に帰るのでした。
劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間のエピローグ
1週間がたった地上では灯篭流しが行なわれていました。100の英雄がダーウィンの呼びかけで進化の法を使いました。アカリとタケルは再び出会うことが出来ました。いつか、ご飯が食べれることを願って。
しんみりとするエピソードもあり、とても感動する映画でした。
最初のカノンちゃんの誕生日パーティーの場面が賑やかで可愛かったです。ケーキに仮面ライダーの絵が描いてあったりアラン様が皆が一人たこ焼きを食べていたりするなど、細かい所も注目です!アカリちゃんとタケル君の約束のシーンが綺麗で切ない雰囲気でした。
映画ならではということで、普段タケル君たちに眼魂として力を貸す偉人たちが人間の姿で一緒に戦っているのが、格好よくて面白かったです。
あと、全編を通してアカリちゃんがすごくイケメンでした。カノンちゃんを守りながら戦ったり、眼魔を自作の武器でなぎ倒したりするなど、むちゃくちゃ格好良かったです。