仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦の紹介:2017年日本映画。『仮面ライダー』シリーズと『スーパー戦隊』シリーズのコラボレーション作品第5弾です。今回は平成仮面ライダー第18作『仮面ライダーエグゼイド』とスーパー戦隊第41作『宇宙戦隊キュウレンジャー』をメインとして総勢100名に及ぶ歴代ヒーローが登場、現実世界とゲーム世界を股にかけて激戦を繰り広げます。
監督:金田治 出演者:飯島寛騎(宝生永夢(仮面ライダーエグゼイド))、岐洲匠(ラッキー(シシレッド))、丸山敦史(空蝉丸(キョウリュウゴールド))、松本岳(加藤・クラウド・八雲(アオニンジャー))、松本寛也(陣マサト(ビートバスター))、小田井涼平(北岡秀一(仮面ライダーゾルダ))、ダイアモンド☆ユカイ(ショッカー首領三世(大蜘蛛大首領))ほか
映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦の予告編 動画
映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」解説
この解説記事には映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦のネタバレあらすじ:起
韓国・ソウル。突如、上空に謎の超巨大移動要塞が飛来して街を攻撃し始め、ソウルの街は火の海と化しました。遥か彼方の銀河系から駆け付けた“宇宙戦隊キュウレンジャー”は巨大ロボ“キュウレンオー”を出撃させて迎撃しますが全く歯が立たず苦戦を強いられます。時を同じくして、日本・聖都大学附属病院に謎の女性患者が担ぎ込まれてきました。レントゲン写真を撮ったところ女性の骨格は通常の人間の骨格ではなく、担当医の宝生永夢(飯島寛騎)と鏡飛彩(瀬戸利樹)が女性の正体を巡って意見をぶつけ合うなか、女性は自らの正体が“動物戦隊ジュウオウジャー”のジュウオウタイガー・アム(立石晴香)であることを明かし、彼女らの住む世界“ジューランド”もまた巨大要塞に壊滅されられて仲間ともはぐれてしまったと告げました。永夢は巨大要塞がかつて1980年代に流行したシューティングゲーム『ゼビウス』の超巨大移動要塞“アンドアジェネシス”に酷似していると指摘したその時、そこへキュウレンジャーがやってきました。キュウレンジャーは巨大要塞がゲーム世界のものであることを知り、同じくゲームキャラクターのバグスターウイルスであるポッピーピポパポ(松田るか)を捕獲しようとしたのです。
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦のネタバレあらすじ:承
しかしポッピーには何の心当たりもなく、引き渡しを阻止すべく永夢は仮面ライダーエグゼイドに、飛彩は仮面ライダーブレイブに、途中乱入してきた花家大我(松本享恭)は仮面ライダースナイプにそれぞれ変身してキュウレンジャーと交戦しますが、突如ゲーム世界からエイリアン艦隊がやってきて襲撃してきました。そこに駆け付けたのは死んだはずの仮面ライダーレーザー・九条貴利矢(小野塚勇人)や歴代仮面ライダー・スーパー戦隊でした。しかしどうやら貴利矢もゲーム世界から来たようで、敵と交戦した後に姿を消しました。そこへゲーム世界から仮面ライダートゥルーブレイブ…もう一人の鏡飛彩(瀬戸利樹(二役))が現れ、一連の事件の元凶は謎のゲーム“超スーパーヒーロー大戦”にあると告げて姿を消しました。真相を確かめるため、ポッピーはアムを連れてゲームの世界に潜り込みました。ポッピーとアムは心を閉ざした少年・霧野エイト(大西利空)に遭遇しますが、ゲーム世界の仮面ライダーアマゾンと仮面ライダーストロンガーに襲撃されます。ポッピーらの危機を救ったのは“獣電戦隊キョウリュウジャー”のキョウリュウゴールド・空蝉丸(丸山敦史)でした。ポッピーとアムは空蝉丸の案内でもう一人の飛彩と対面、協力の見返りとして現実世界で待機している永夢に“超スーパーヒーロー大戦”を攻略するよう要求してきました。ゲームのルールは、ライダー・戦隊が“秘密戦隊ゴレンジャー”のカラー“赤・青・黄・桃・緑”に因んだメンバーをセレクトして5人1組の混成チームを編成、トーナメントを勝ち上がることでした。
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦のネタバレあらすじ:転
永夢(実際は桃ながらも便宜上で赤)は“手裏剣戦隊ニンニンジャー”のアオニンジャーこと加藤・クラウド・八雲(青、松本岳)、“特命戦隊ゴーバスターズ”のビートバスターこと陣マサト(実際は金ながらも便宜上で黄、松本寛也)、仮面ライダー電王(ソードフォーム)・モモタロス(モモタロス繋がりで桃、声:関俊彦)、仮面ライダーゾルダ・北岡秀一(緑、小田井涼平)をセレクト、“チームエグゼイド”を編成しました。その他の歴代ライダーや戦隊もそれぞれシャッフルチームを編成していきました。その頃、現実世界に戻ったアムは、キュウレンジャーのテンビンゴールドことバランス(声:小野友樹)やヘビツカイシルバーことナーガ・レイ(山崎大輝)と共に先程出会った少年エイトの事を調べ、エイトが“超スーパーヒーロー大戦”を開発した天才プログラマーであり、身体がデータ化するという奇病を患っており、担当医だった飛彩の手術を拒否していた経緯も明らかになりました。現実世界に嫌気が差していたエイトは、ゲームの世界をもって現実世界を消滅させようとしているのです。永夢はエイトと真摯に向き合う決意をし、感情表現の苦手なナーガもエイトの姿に自分自身を重ね合わせていました。チームエグゼイトは次々とライバルチームを打ち破り、決勝戦でも勝利を収めて伝説のヒーロー“仮面戦隊ゴライダー”への変身能力を得、現実世界に舞い戻りました。全てのライダー・戦隊の力を手に入れたゴライダーは総力戦で敵勢力を撃破、最後は必殺技“ゴライダーハリケーン”でアンドアジェネシスを粉砕、ようやく平和が訪れたかと思いきや、ゲームクリア後のボーナスステージとして、何とこれまでライダー・戦隊が倒してきた敵勢力が牙を向いてきました。
仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦の結末
敵勢力を率いるのは長らくゲーム世界に潜伏していたというショッカー首領三世(ダイアモンド☆ユカイ)。永夢やゴライダーがゲーム世界に飛ばされ、ショッカー首領三世は現実世界を破壊し尽くそうと行動を開始しました。全てはゲーム世界と現実世界をひっくり返そうとするエイトともう一人の飛彩の企みでした。現実世界の飛彩はエイトの治療を続行する決意を固めてゲーム世界に飛び、もう一人の飛彩と対決しました。最後は医師としての信念を新たにした飛彩が勝利、もう一人の飛彩は望みを託して消滅しました。永夢やポッピー、ナーガの説得により頑なに心を閉ざしていたエイトの心情に変化が現れましたが、飛彩はエイトの手術を決断します。その時、ショッカー首領三世は真の姿“大蜘蛛大首領”としての姿を現して永夢らに襲い掛かってきました。大蜘蛛大首領は巨大ロボ“モライマーズロボ”に乗り、駆け付けたキュウレンジャーもキュウテンオーを出撃させ、エグゼイドもアイテムを使って巨大化、更には歴代ライダー・戦隊の最強フォームを召喚して最終決戦に臨みました。キュウレンオーのアシストを受けたエグゼイドは必殺技のライダーキックを繰り出し、大蜘蛛大首領をモライマーズロボごと打ち破りました。エイトの手術は無事成功、永夢と飛彩は互いを認め合いました。そしてヒーローたちは元の世界に戻っていきました。
「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」感想・レビュー
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この映画はエグゼイド中心のゲーム感覚な物語であるところがお気に入りです。
仮面ライダー×スーパー戦隊+ゲームの融合が非常に面白く、映画を観た人はきっと笑顔になれると思います。
本編でも、エグゼイドが少年を笑顔にさせようとする場面が多く見受けられたところも印象的です。
笑いあり、涙あり、バトルありの迫力満点の展開です。
この作品を鑑賞し終えたあとは、ディケイドを見習って周りを笑顔にしたいという気持ちになりました。 -
大盤振る舞い、という印象が強い映画です。仮面戦隊ゴライダーや、ヒーローたちが作品の枠を越えてチームを組むなどとにかく外連味が強くなっています。
ただその分、メインでないヒーローたちの魅力が大きく減ってしまっている感はあります。
敵のボスである、ショッカー首領三世もなかなか面白いキャラなので、もっと見たかったところです。
すごく面白かったです!仮面ライダーエグゼイドが中心の世界観になっています。永夢と飛彩とナーガ、そしてアムとポッピーが好きな方におすすめの映画です。
アムちゃんとポッピーちゃんが一緒に行動するシーンがとても多くて、可愛かったです。アムちゃんがすごく好きなので、彼女が戦闘シーンでもそれ以外でも大活躍で嬉しかったです。終始アムちゃんがカッコよかったです。ラストの、アムちゃんとポッピーが手を合わせてはしゃいでいるシーンと、キュウレンジャーとのお別れのシーンが画面的にも素敵でした。
どちらかというと勢い中心の映画なので、理詰めの映画を好む人より感覚で楽しめる人の方が向いています。