神様のカルテ2の紹介:2014年日本映画。現役医師である夏川草介のベストセラー小説を映画化。前作「神様のカルテ」の続編。前作同様、深川栄洋が監督、櫻井翔、宮崎あおいが続投します。信州・松本を舞台に、繰り広げられる医療ヒューマンドラマ。医師としてどう患者に向き合っていくか、家族のこと、経営のことも含めて描かれています。
監督:深川栄洋 出演:櫻井翔(栗原一止)、宮崎あおい(栗原榛名)、藤原竜也(進藤辰也)、要潤(砂山次郎)、吉瀬美智子(外村静枝)、朝倉あき(水無陽子)、原田泰造(男爵)、濱田岳(屋久杉)、吹石一恵(進藤千夏)、西岡徳馬(高山秀一郎)、池脇千鶴(東西直美)、市毛良枝(貫田千代)、柄本明(貫田誠太郎)、ほか
映画「神様のカルテ2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「神様のカルテ2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「神様のカルテ2」解説
この解説記事には映画「神様のカルテ2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
神様のカルテ2のネタバレあらすじ:起
信州・松本市にある本庄病院は、夜間運ばれてくる緊急の患者にも対応するため、3日間眠れないこともあるほどの激務をこなします。365日24時間、医師として患者に寄り添い懸命に働く栗原一止(櫻井翔)を妻の榛名(宮崎あおい)が支えます。
一止が当直する日は必ず救急の患者が搬送されてきます。バイク事故で運ばれてきた男性の処置をしていたため、一止は定例会に遅れてしまいました。事務長の金山(矢島健一)は病院はボランティアではなくビジネスであること、病床稼働率を上げること、栗原一止の診療時間が長すぎることを指摘し、患者に対して丁寧に接する一止は反感を覚えます。
神様のカルテ2のネタバレあらすじ:承
一止の旧友である進藤辰也(藤原竜也)が新しく入ります。優秀な医師の出現に喜んだものの、一止の知る真面目で誠実な進藤の面影は薄く、定時に帰ったりやる気のない様子を見せるなど、一止やスタッフと言い争いをするようになります。
進藤が現れたのと同じ頃、御嶽荘にも新しい住人が入居しました。御嶽荘の住人と将棋を指しながら思い出すのは進藤の様子。大学時代、一止が想いを寄せていた千夏(吹石一恵)という女性と進藤が心を通わせるようになりました。進藤と千夏は二人とも医学の道を歩み、二人は結婚しました。二人の間には娘が一人います。
お正月のある日、一止と榛名は偶然出会った貫田夫婦と仲良く時間を過ごします。病院からの急な呼び出しに医師である二人は休日出勤となりますが、ここでも進藤と言い争うことになります。
神様のカルテ2のネタバレあらすじ:転
ある日、貫田誠太郎が突然倒れました。病名はステージ4Bの悪性リンパ種。大学病院へ転院しての治療を断り、本庄病院にとどまることを選ぶ貫田。
突如、進藤の娘・夏菜が搬送されてきたことで明らかになる進藤と千夏のこと。千夏は出産する時に医師の仕事から離れ、すぐに復職しましたが、担当していた子供が亡くなりました。亡くなった子供の家族に責められ、罪悪感から仕事のことばかり考えるようになります。
変わってしまった妻をきっかけに進藤は娘・夏菜を連れて一止のいる病院へと移りました。進藤は決して患者や仕事をないがしろにしているわけではないこと、進藤の事情がわかり、スタッフの気持ちも進藤の態度も軟化していきます。
神様のカルテ2の結末
どんどん悪くなる一方の貫田は、周囲が何も言わなくても、自分の身体の状態はわかっていました。最期が来る前に自分の書いたカルテを整理し、一止に全てを託します。一止達は貫田夫妻へのプレゼントとして、屋上で星空を眺めるイベントを企画し、貫田の最期を見送ります。
この時、星がよく見えるように病院の電源を落としたため、病院長と事務長からどういうことかと問い詰められました。患者に対して思いやりのない言葉を発する事務長に激怒した一止ですが、病院長は一止達の気持ちを汲み、停電に関してはお咎めなしとなります。
進藤は医療に従事することに疑問を感じていましたが、貫田に寄り添うことで気持ちに変化が訪れます。長らく会っていなかった千夏と連絡を取り、再び家族で支え合っていきたいと伝えます。ラストでは榛名が一止の子供を出産して終わります。
以上、映画「神様のカルテ2」のあらすじと結末でした。
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