妻よ薔薇のように 家族はつらいよ IIIの紹介:2018年日本映画。賑やかな平田家。ある日、平田家に泥棒が入り、史枝さんのへそくりが盗まれてしまう。それを知った幸之助が「俺の稼いだ金をへそくりしていたのか。」と怒る。いつもは穏やかで大人しい史枝さんも日常の多忙さから感謝の言葉すらない夫 幸之助に対して腹が立ち家を出ていってしまう。働き者で平田家の家事をすべてこなし、いつも明るく家族を支えていた史枝さんがいなくなり、平田家は大混乱。孫はこのまま離婚してしまうのではないか、両親は愛し合っていないのではと心配する。家族が集まり、なんとか戻ってもらおうと色々考えるのだが…。
監督:山田洋次 出演:橋爪功(平田周造)、吉行和子(平田富子)、西村まさ彦(平田幸之助)、夏川結衣(平田史枝)、中嶋朋子(金井成子)、林家正蔵(金井泰蔵)、妻夫木聡(平田庄太)、蒼井優(平田憲子)、ほか
映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ IIIの予告編 動画
映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III」解説
この解説記事には映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ IIIのネタバレあらすじ:起
毎日家事全般を愚痴ひとつこぼさずこなす平田家の主婦、史枝は今日も弁当を作りながら、あわただしくしていたが「外で働きたい。」とか「フラメンコ教室に通いたい。」とも思っていた。そんなある日、史枝はいつものように部屋の掃除をしていたのだが少し疲れていたのかうとうとして眠ってしまう。そのほんの少しの時間に泥棒が入り冷蔵庫に入れていた40万ほどのへそくりが盗まれてしまう。警察が来て調べてもらう。史枝さんは怪我もなく無事でよかったのだが。この事を仕事一途な頑固者の夫に打ち明けると「俺の金をへそくりしていたのか。」と怒りだし、さんざん嫌味を言った。日頃のストレスや今回の泥棒のことでいたたまれなくなった史枝さんは家を出ていってしまう。そんな事とは知らず、その頃、頑固者の周造とその妻、富子は久しぶりに二人だけで故郷の墓参りに行っていた。そこで富子は墓を見て「死んだら私の知らない人ばかりだからここではなくて友達四人で別のお墓に入る。死んだ後くらいいいでしょ。」と周造に言う。冗談か本気かわからないような会話をしながらもゆっくり過ごして家に帰ってくる。帰ってくると史枝さんが家出したことを知り、富子は愕然とし、泣き出してしまう。
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ IIIのネタバレあらすじ:承
史枝さんが常日頃家族のために一生懸命働いてくれていたのに周造と幸之助は当たり前のように思い感謝の気持ちもないことに富子さんは怒り出す。近くの妹夫婦や弟夫婦を呼び出し家族全員を召集した。よくよく聞いてみると憲子さんにだけは「実家に帰る。」と言っていたのだ。ということは家出はないのか。居場所がわかったので迎えに行くべきだと言うのだが幸之助は聞こうとしないのだった。結局翌日から富子が家事をすることになったのだか、朝になると腰痛で起きられなくなり、周造と幸之助がすることに。とはいえ幸之助が弁当を作れることもなく、子どもに弁当代を渡す始末。周造は風呂掃除でこけそうになる。旧友と居酒屋の女将が家政婦紹介所からきた家政婦になりすまし火事になりそうになりつつもぼやで食い止めたのだった。
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ IIIのネタバレあらすじ:転
孫は母親の史枝が「帰ってこない。」と言って泣き出してしまう。「僕は両親が離婚したらあ母さんの方に行く。」と言った孫に対し、富子は「そんな事言ったら幸之助が可愛そう。」と本音を言ってしまう。「お父さんとお母さんは本当は愛し合っていないんじゃないか。」とも。そこで両親のなれ初めを聞くのだが母が電車の中で気分が悪くなったときに父が席を譲ってくれて、そのあとまた会いたいなあと思ったと。この二人にも昔はロマンチックな出会いがあったことを知り、孫はそれを聞いてホッとする。そうとは知らず、史枝は実家に戻り、長年したかったフラメンコに挑戦していた。偏屈親父の幸之助は家族に説得されたり、史枝さんの家事労働がどんなに大変かを思い知らされいよいよ寒くて雷のなる日、会社を休み迎えに行った。
妻よ薔薇のように 家族はつらいよ IIIの結末
幸之助が史枝さんの手を握りしめ帰ってくるように説得した。幸之助は史枝さんを連れて帰ってくる。幸之助は家族のありがたみを感じる。兄と妹で「うちの家のことを他人が口出しするな。」と言って喧嘩したこともあったけど今となってはみんなのお陰で無事に史枝さんも戻ってきたと感謝する。また憲子が月を見て「私たちの日常って月からしたら本当にちっぽけで瞬間に過ぎ去っていくことなんでしょうね。」と。三世代同居で近くに妹夫婦や弟夫婦がいて衝突しながらもわかりあい、いつも明るく賑やかな家族がある。月の満ち欠けに例えながら家族もいつの時代でも変わらないということですね。
以上、映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III」のあらすじと結末でした。
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