君が愛したラストシーンの紹介:2013年日本映画。妻を3年前に亡くした浩介は仕事にも集中できず、妻が好きで二人でいつも見ていたDVD「マイ・エンジェル」を毎日見ていました。突然ヒロインのナース、美波がテレビから飛び出してきます。美波は最近元気のない浩介を励ますために出てきたと言いますが…と言う内容のセクシーなファンタジー作品です。
監督:佐藤吏 出演者:吉井怜(北条美波/吉田亜希)、窪塚俊介(佐伯浩介)、川﨑麻世(医師)、江澤翠 (高橋悦子)ほか
映画「君が愛したラストシーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「君が愛したラストシーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
君が愛したラストシーンの予告編 動画
映画「君が愛したラストシーン」解説
この解説記事には映画「君が愛したラストシーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
君が愛したラストシーンのネタバレあらすじ:起
不動産屋に勤める佐伯浩介は、妻を3年前に亡くして以来仕事にも身が入らず、自宅ではいつも妻と一緒に見ていた『マイ・エンジェル』というDVDを一人で見ていました。
『マイ・エンジェル』は余命の少ない入院患者の青年が、担当ナースの美波に恋をし、プロポーズした美波に励まされながら頑張り、最後は美波に看取られながら息を引き取るという話でした。亡き妻と何度も見たDVDを、妻が死んだあとも毎日のように見ていました。
仕事では上司に指示された書類も出来ておらず、同僚で浩介に想いを寄せる高橋に助けてもらっています。その夜もいつものようにDVDを見ていると、美波がテレビの中から浩介を見つめ、突然飛び出してきます。医師と同僚ナースが「戻ってこい」と言いますが、美波は「嫌だ」と言って帰りませんでした。
驚き慌てる浩介に対し美波は「以前は二人で見てくれていたのに、ある日から一人で見るようになり、だんだん元気がなくなってきた。心配だから今日はここに泊まる」と言います。そして美波はソファーで寝ました。
君が愛したラストシーンのネタバレあらすじ:承
翌朝、浩介が目覚めると美波が朝食を作っています。そして浩介の出勤時に美波が「買い物したいからお金をちょうだい」と言い、浩介はお金を渡します。昼間、美波は白衣のまま買い物に出かけます。買い物途中、一人の男性に写真を撮られました。その日から美波は浩介の部屋に住み、浩介の世話を始めます。
浩介は妻の話をします。そして浩介は美波に「どうせドラマの中の人間だから早くテレビの中に帰れ」と言うと、怒った美波は「そんなに言うなら出ていく」と言って飛び出そうとします。浩介が謝ると、美波は「許してあげる」といって部屋に留まります。
芸能プロの事務所で、4年前に美波を演じた亜希がふくれっ面をしていました。良い役が回って来なくなり完全に落ち目でした。社長に励まされるものの、全くやる気がなく投げやりでした。そんな亜希に社長はSNSで拡散されている写真を見せます。
それは歩道橋に立っている美波の画像でした。亜希は『マイ・エンジェル』での美波役を思い出しますが「どうせそっくりさんのコスプレだろう」と言います。
君が愛したラストシーンのネタバレあらすじ:転
しばらくすると芸能プロの社長が亜希に、『マイ・エンジェル』のDVDが途中から再生できなくなっていると言います。見てみると美波が登場するシーンでバグを起こし、再生不能になりました。社長は「『マイ・エンジェル』から美波が消えた。あのナースの女性は美波じゃないか?」と言うと「写真の近辺を知り会いに張ってもらおう」と言います。
浩介は美波を連れて街に出ることにします。白衣しか持っていない美波に、亡き妻の服を着せます。浩介には妻が生き返ったように見えました。楽しく過ごす二人を、社長に頼まれて張っていた男が写真を撮ります。
部屋に戻った美波は、浩介に体を預けます。二人はそのまま愛し合い、楽しい生活が始まりました。そのころ、浩介の住所を突き止めた社長が亜希に教えると、亜希は「一人で確認してくる」と言って、浩介を待ち伏せします。そして浩介に声をかけると、亜希を美波と間違えて話しますが、他人とわかり、美波に会わせるため、自宅に戻ります。
君が愛したラストシーンの結末
対面した二人は驚きます。亜希は美波に「テレビに帰れ!」と言ってテレビをつけると、医師と同僚ナースは「美波が二人いる?」と戸惑います。美波はテレビを消して寝室に籠ります。
亜希は美波がテレビに帰るまでここに居ると言い、美波の作った夕食を食べて「美味しい」と褒めます。そして浩介に自分が頑張っていた『マイ・エンジェル』の話をしました。浩介は「貴女の演技は素晴らしい」と言います。すると亜希は「美波をテレビに帰さないと私の生きた証の作品がダメになる」と言います。
亜希が眠ると、美波が部屋から出てきて浩介と愛し合いました。美波は「ここにずっと居たい」と言いますが、浩介は「僕もいたいけど、テレビに帰ったほうがいい」と言います。翌朝、朝食を作り3人で食べている時、美波は「後片付けが済んだらテレビに帰る」と言いました。
再び美波と亜希は言い争い、美波は白衣に着替え、浩介のありがとうの言葉に送られテレビに帰りました。浩介と元に戻った「マイ・エンジェル」を見た亜希は「4年前の自分に、身勝手で投げやりで最低な女と叱られた」と言って、浩介と握手をして部屋を出ます。
その後、亜希は生まれ変わり、女優の仕事に励みました。浩介もまたふっきれ、会社で高橋を食事に誘うのでした。
以上、映画「君が愛したラストシーン」のあらすじと結末でした。
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