魔進戦隊キラメイジャー エピソードZEROの紹介:2020年日本映画。45年の歴史を誇る人気特撮シリーズ『スーパー戦隊シリーズ』の第44作となる、2020年放送開始にして令和最初の戦隊『魔進戦隊キラメイジャー』の誕生の秘密を放送開始に先駆けて映画化した作品です。2020年2月8日に『スーパー戦隊MOVIEパーティー』の一環として『劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』と同時公開され、2020年2月29日より動画配信サイト「東映特撮ファンクラブ」にて会員限定で先行配信されました。監督は『仮面ライダー』シリーズを手掛けた山口恭平が務め、出演は本作が俳優デビュー作にして歴代レッド戦士としては最年少となる小宮璃央のほか、『牙狼(GARO)~魔戒ノ花~』『仮面ライダージオウ』『あなたの番です』の水石亜飛夢、『仮面ライダーゴースト』の工藤美桜、“ピコ太郎”のプロデューサーでもある古坂大魔王、『仮面ライダーキバ』『ウルトラマンギンガ』の杉田智和、『特命戦隊ゴーバスターズ』の中村悠一らが参加しています。
監督:山口恭平 出演者:小宮璃央(熱田充瑠)、木原瑠生(射水為朝/キラメイイエロー)、新條由芽(速見瀬奈/キラメイグリーン)、水石亜飛夢(押切時雨/キラメイブルー)、工藤美桜(大治小夜/キラメイピンク)、古坂大魔王(博多南無鈴)ほか 声の出演:水瀬いのり(マブシーナ/ナレーション)、杉田智和(オラディン)、鈴村健一(レッドキラメイストーン)、岩田光央(イエローキラメイストーン)、赤羽根健治(グリーンキラメイストーン)、大河元気(ブルーキラメイストーン)、長久友紀(ピンクキラメイストーン)、中村悠一(ガルザ)、高戸靖広(クランチュラ)ほか
映画「魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
魔進戦隊キラメイジャー エピソードZEROの予告編 動画
映画「魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO」解説
この解説記事には映画「魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
魔進戦隊キラメイジャー エピソードZEROのネタバレあらすじ:起
地球から遠く離れた、美しい宝石の国「クリスタリア」。平和で幸せで全てがキラキラ輝いているこの国は国王のオラディン(声:杉田智和/演:藤田洋平)と娘の王女マブシーナ(声:水瀬いのり/演:野川瑞穂)が治めていましたが、闇の軍団「ヨドン軍」の作戦参謀クランチュラ(声:高戸靖広/演:神尾直子)率いる部隊が侵攻してきました。
オラディンはマブシーナにもしものことがあったら地球にいる自分の友人を頼って“輝く戦士たち”を集める告げ、ヨドン軍の次の目標は地球であろうと伝えました。オラディンはマブシーナの身を隠すと王宮に攻め入った戦闘員たちを倒し、クランチュラと一騎打ちを展開しましたが、そこにクリスタリアを裏切ってヨドン軍に寝返ったオラディンの弟・ガルザ(声:中村悠一/演:矢部敬三)が突入してきました。
オラディンはガルザに斬られ、戦闘員に惨殺されてしまい、クリスタリアはヨドン軍の手に落ちてしまいます。「戦うなんで無理」と嘆くマブシーナの元にクリスタリアの秘宝である5つの“キラメイストーン”が現れ、マブシーナはキラメイストーンの導きによりクリスタリアを脱出して地球に向かいました。
魔進戦隊キラメイジャー エピソードZEROのネタバレあらすじ:承
地球。絵を描くことが好きな平凡な高校生・熱田充瑠(小宮璃央)は同級生から「自分の殻に閉じこもっている」とバカにされていました。同級生のひとり柿原瑞希(西葉瑞希)は充瑠をからかおうと自分の似顔絵を描いてみせてと持ち掛け、充瑠は「ヒラメキーング!」とノリノリで引き受けることにしました。
一方、地球防衛組織「CARAT」は地球に降り立ったマブシーナとキラメイストーンを回収、オラディンの友人である「CARAT」のスーパーバイザー・博多南無鈴(古坂大魔王)と対面しました。博多南はキラメイストーンと共鳴することで強力な力を得ることができるアイテム「キラメイチェンジャー」を開発しており、オラディンの仇を討つためにもキラメイストーンと共鳴する戦士たちを探すようマブシーナに促しました。
マブシーナとグリーンキラメイストーン(声:赤羽根健治)が最初に目を付けたのは、女子陸上界で俊足として鳴らす日本記録保持者の陸上選手・速見瀬奈(新條由芽)でした。続いてマブシーナとブルーキラメイストーン(声:大河元気)は時代劇を撮影中のアクション俳優・押切時雨(水石亜飛夢)の華麗な殺陣に惚れ込んでスカウトしました。
マブシーナはイエローキラメイストーン(声:岩田光央)と共にeスポーツ界のスタープレイヤー・射水為朝(木原瑠生)を射撃の名手と見込んでスカウト、ピンクキラメイストーン(声:長久友紀)と共に“奇跡の手”を持つ凄腕の若き女医・大治小夜(工藤美桜)をスカウトしました。そしてマブシーナはレッドキラメイストーン(声:鈴村健一)と共に最後の一人を探しましたが中々見つからず、マブシーナはレッドキラメイストーンに後を託して一旦博多南の元に引き上げることにしました。
魔進戦隊キラメイジャー エピソードZEROのネタバレあらすじ:転
その頃、充瑠は放課後になっても絵を描き続けていました。瑞希は「毎日つまんないよね。みんな平凡で、本気で面白い奴っていないっていうか、中途半端で中身スカスカな奴らばっかりでさ」なんて呟きながら、一生懸命楽しく絵を描く充瑠に見入っていました。
為朝・瀬奈・時雨・小夜は「CARAT」のビルで初めて顔を合わせました。マブシーナは地球人があの恐ろしいヨドン軍に太刀打ちできるとはどうしても思えないと疑問を感じていました。博多南がマブシーナを元気づけようとしたその時、遂にヨドン軍が地球にも侵攻を開始してきました。博多南は4人にキラメイチェンジャーで変身するよう告げましたが、戦闘員に殴られて気絶してしまいます。
マブシーナは地球もクリスタリアのようにヨドン軍の手に落ちると嘆きましたが、4人は既にヨドン軍に立ち向かう覚悟を決めていました。「キラメイチェンジ!」為朝はキラメイイエロー(声:木原瑠生/演:蔦宗正人)に、瀬奈はキラメイグリーン(声:新條由芽/演:五味涼子)に、時雨はキラメイブルー(声:水石亜飛夢/演:竹内康博)に、小夜はキラメイピンク(声:工藤美桜/演:下園愛弓)に変身しました。
魔進戦隊キラメイジャー エピソードZEROの結末
こうして結成された「魔進戦隊キラメイジャー」の4人はそれぞれの特技を生かしてヨドン軍の戦闘員たちを一掃しました。マブシーナは初陣ながらも高い適応能力と戦闘力を見せる4人に「もしかしてとんでもない人たちを選んだのでは」と感心しました。
実は博多南は気絶したフリをしており、ヨドン軍の戦闘員は4人の適性を試すためのホログラムによるシミュレーターでした。博多南は「これで前を向けそうだね、姫」と4人の才能に太鼓判を押しました。マブシーナは「何があっても決してよどまない。皆さんの魂のキラメキがあれば」と希望を見出しましたが、まだ最後の一人が見つかっていませんでした。
その頃、レッドキラメイストーンは充瑠の通う「光ヶ峰高等学校」の付近を探し回っていました。一方の充瑠はようやく絵を描き上げていましたが、それは瑞希が闇のオーラを発しているというものでした。激怒した瑞希は教室を飛び出してしまいます。充瑠はもう1枚の絵を描き上げていました。それは見たことも会ったこともないガルザにそっくりの絵でした。
自ら“鬼将軍”を襲名したガルザは遂に本格的な地球への侵攻に乗り出し、キラメイジャーは4人のまま戦いへと繰り出していきました。マブシーナは最後のひとりである“赤の戦士”を探すために動き出しました。
(テレビ本編第1話へ続く)
以上、映画「魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する