映画「傷だらけの悪魔」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
傷だらけの悪魔の紹介：2017年日本映画。東京から栃木の高校に転校してきた舞は、中学時代に自分たちがいじめていた詩乃と同じクラスになりました。詩乃はクラスの不良グループを使い、復讐のために舞をいじめ始めました…という内容の社会問題になっているイジメをテーマにした学園ドラマです。
監督：山岸聖太 出演者：足立梨花（葛西 舞）、江野沢愛美（小田切 詩乃）、加弥乃（藤塚 優里亜）、岡田結実（名取 静）、芋生悠（近藤 千穂）、仲谷香春（栄 千翔子）、藤田富（黒木 唯）、宮地真緒（大瀬戸 翠）、高野海琉（大倉 涼）ほか
この解説記事には映画「傷だらけの悪魔」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
舞は父親の転勤で、東京から栃木に引っ越して来ていました。今日からは栃木県立南高等学校へ通学です。担任の大瀬戸先生は、同じ東京から転校してきた小田切詩乃に、舞の学校案内とクラスへの紹介を頼みました。登校した舞は詩乃に連れられ学校内を巡りました。舞はスマホで風景を色々撮影していました。教室で紹介されると、舞は波風立てぬよう、クラスのリーダー格の優里亜に愛想笑いをして周りとも普通に接するよう心がけました。
実は舞には中学時代にいじめをしていた経緯がありました。自分は手を下さず、後の二人がトイレなどで一人の女子をいじめていました。その時、詩乃が突然オパニックを起こし、「中学時代、葛西さんにいじめられた」と言って教室を飛び出しました。後を追った舞が問い詰めると、苗字が小田切になっていましたが、詩乃は中学時代にいじめていた玖村詩乃でした。詩乃は「あの時の事は絶対忘れない、ここで復讐してやる」と言って立ち去りました。
翌朝、舞が登校すると机の上に落書きがされ、机の中のノートはゴミ箱に捨てられていました。早速、優里亜が嫌がらせをしてきました。それを見て詩乃は笑っています。舞は優里亜のノートを破ってゴミ箱に捨てました。するとクラスの男子たちも交え、帰れコールが始まりました。更に詩乃は、舞が居ない間に、舞のスマホの動画を勝手にSNSにアップして笑いものにしました。そして詩乃は舞に『もっともっといじめてやる』と言いました。
だんだんいじめはエスカレートしていき、図工の時間には優里亜が赤いペイントで舞の顔を塗りました。学園祭では、舞を体育館の倉庫に閉じ込めました。これを見た教師たちも見て見ぬふりをしました。数時間が経ち、優里亜たちが扉を開けました。出て行こうとした舞を押し返すと、我慢していたおしっこが漏れてしまいました。「写メを撮れ」と言う優里亜と、笑っている詩乃を見て、舞はパンティを脱いで壁に投げつけました。飛び散ったおしっこが詩乃の顔にかかりました。
男子生徒の涼がタオルとズボンをもってきました。舞は受け取り、立ち去りました。いじめを止めさせたい千穂は大瀬戸先生の机に『1-Cでいじめがある』とメモ書きをしました。翌日から舞は学校を休みました。舞は東京へ行って、中学時代の同級生に会って遊びました。その中で何かを感じ取った舞は茶髪にして学校へ行きました。早速絡んできた優里亜に髪の毛ダサイと言い放ちました。
優里亜が大瀬戸先生から預かったいじめのメモを持ってきて、犯人さがしを始めました。うつむく千穂でしたが、舞が「私だ」というと、優里亜は舞に墨汁を頭からぶっかけました。このことで千穂と仲良くなった舞は、千穂と仲のいいいじめグループの静香を落とし入れるため、千穂に成りすまして優里亜と静香の悪口チャットを始めました。優里亜が悪口を送ってくると、千穂のアカウントを自分のアカウントに代えて静香に見せました。ショックを受けた静香は階段から転げ落ちました。千穂は証拠を隠すため、優里亜の携帯を水没させました。
次に舞は涼に近づき、唯の事を聞きました。唯の彼女が詩乃と仲のいい千翔子だと知り、唯に「千翔子は詩乃に利用されている」と告げました。唯から聞いた千翔子は詩乃から遠ざかりました。詩乃は舞のやり方に怒り、昔の恨みを散々言った後、舞に見せるようにリストカットしました。舞は無視をして大瀬戸先生に会い、「このクラスがどうなっているか知っているのか」と迫るが、大瀬戸先生は返事をしませんでした。
舞は詩乃と優里亜による自分へのいじめを全て動画に撮っていました。それを編集してSNSに公開し、黒板にアドレスを書きました。先生と生徒全員が見ました。すると詩乃と優里亜は完全に孤立しました。教壇に立った舞は生徒達に、「いじめがあっても見て見ぬふりをする」と罵声を浴びせ、お前たちは全員死ねと言って教室を出ました。
以上、映画「傷だらけの悪魔」のあらすじと結末でした。
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