くるみ割り人形の紹介:2014年日本映画。「くるみ割り人形」はサンリオキティ40周年記念作品として制作された映画です。1979年に制作された同名映画を新たに編集し、再加工、デジタルリマスターしたものです。原作はホフマンの童話です。鮮やかな人形劇でカラフルな色彩が印象的です。声優陣は有名俳優が演じています。ストーリーはやや複雑で夢と現実の境目が曖昧で見ている方は多少混乱します。少女のたくましさと、そこはかとない悲しさが心に残ります。ハラハラさせられる後半ですが、ちゃんと落ち着くところへ落ち着きます。
監督:増田セバスチャン 声の出演:有村架純(クララ)、松坂桃李(フリッツ/フランツ)、藤井隆(シュルヌヌ王子)、大野拓朗(占い師)、吉田鋼太郎(王様)、市村正親(ドロッセルマイヤー/不思議婆さん/人)ほか
映画「くるみ割り人形」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「くるみ割り人形」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
くるみ割り人形の予告編 動画
映画「くるみ割り人形」解説
この解説記事には映画「くるみ割り人形」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
くるみ割り人形のネタバレあらすじ:くるみ割り人形
主人公のクララはお屋敷に住むお嬢様です。婆やが寝かしつけに来てくれましたが、目はつむったもののなかなか寝付けないでいました。クララの部屋に、居間の時計を修理していたドロッセルマイヤーおじさんがやってきます。クララはおじさんの持っていたくるみ割り人形に興味を持ちます。くるみ割り人形を欲しくなったクララはおじさんにせがみ、くるみ割り人形を貰います。「大切にする」と喜ぶクララはそのまま眠りにつきます。くるみ割り人形を抱きながらクララは眠りにつきます。眠りから覚めると、くるみ割り人形をネズミの大群に連れて行かれてしまいます。居間の時計の前まで追いかけたクララはくるみ割り人形を助けますが、ネズミの女王に襲われてしまいます。目覚めると、婆やがクララを起こしていました。くるみ割り人形が傍らにいないことに気づくと、訳を婆やに話しますが婆やに寝ぼけているのと、熱が出ていると指摘されます。許嫁のフリッツがもうすぐ来るから、その前に風邪を治さないとと、医者を呼びに婆やは出かけます。
くるみ割り人形のネタバレあらすじ:人形の世界
クララは不思議な気持ちで居間へ降ります。クララは居間にある時計の中にドロッセルマイヤーおじさんを見かけ、追いかけて行くと、時計の中に吸い込まれていきます。クララが見たおじさんは幻覚でした。たどり着いた先は「人形の世界」でした。そこには白い宮殿があり、クララは城の人たちから「マリー姫」と呼ばれます。マリー姫が無事に帰ってきたと喜ぶ家臣に、自分はマリー姫ではないことを告げると、クララは人形の世界のお姫様である、マリー姫にそっくりだと言われます。実はマリー姫は白ネズミの二つ首の女王に呪いをかけられてネズミにされ、白ネズミの女王の城に眠ったまま捕らえられていると言います。
くるみ割り人形のネタバレあらすじ:呪いのくるみ
白ネズミの女王はマリー姫を自分の息子の嫁にしようとしていると、マリー姫の父親で王様は泣きながら言います。するとクララは自分の許嫁のフリッツそっくりのフランツに出会います。フランツはマリー姫を助けるために、ネズミの城へ出陣すると言います。マリー姫は人形の街を歩いていると、ギター弾きのおじさんから、ネズミの女王を倒し、マリー姫の呪いを解くには呪いのくるみを割ればいいと言います。そのことをクララはフリンツに教えます。王様はマリー姫を助けたら、フリンツをマリー姫の婿とすると約束します。
くるみ割り人形のネタバレあらすじ:おもちゃの兵隊対ネズミたち
フランツたちはネズミの城に乗り込み、ネズミたちと戦います。戦いは人形たちが勝ち、フランツは呪いのくるみをは割ることが出来ます。そしてマリー姫は呪いが解け元に戻りますが、その代わりフランツがくるみ割り人形となってしまいます。王様はマリー姫とフランツを結婚させようとしますが、城に戻ったマリー姫は、こんなくるみ割り人形と結婚したくないと言います。マリー姫と王様たちはさっさと宴の席へ行ってしまい、クララとくるみ割り人形は取り残されてしまいます。クララはくるみ割り人形を抱えて夜の街へ出ていきます。
くるみ割り人形のネタバレあらすじ:ネズミ王子の復讐
街に出たクララとくるみ割り人形は、人形の森を彷徨い、人形使いに会います。人形使いは、このくるみ割り人形には呪いがかかっていると言います。森の出口にいる眼帯をしたおじさんが、呪いを解く方法を知っていると言います。眼帯をしたおじさんに、くるみ割りの人形の魔法を解く方法を聞きます。森の時計職人だと名乗るおじさんは、呪いを解くには「本当の愛」が必要だと言います。 結局呪いは解けず、途方にくれたところで、生きていたネズミ王子の復讐にあいます。何もかもくるみ割り人形となったフランツのせいだと、くるみ割り人形を粉々にしようとします。クララはくるみ割り人形を助けるために、くるみ割り人形を壊すなら自分を刺してくれと言います。そしてネズミの王子がクララを刺したところで、くるみ割り人形はフランツ人形戻り、二人は自由に空を飛びます。
くるみ割り人形の結末:目覚めると
クララは目覚めると、元の自分部屋で寝ていました。目覚めると熱が下がったと婆やが安心していました。そこにはドロッセルマイヤーおじさんが居て、意味ありげに微笑んでいました。そしてクララの許嫁のフリッツが花束を持って部屋に入ってきました。フリッツは「クララはとても綺麗になった。」と言います。ドロッセルマイヤーおじさんが、クララのフリッツへの愛を、夢で試したかもしれない・・・。そう思わせて物語は終わります。
以上、「くるみ割り人形」のあらすじと結末でした。
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