映画「LAIDBACKERS レイドバッカーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-の紹介：2019年日本映画。令和に改元される直前に公開された平成最後の劇場オリジナルアニメ。女子大生本天沼久美の家に転がり込んだ三乃ハラミ、舞阪舞、草薙・K、そして犬のアーネリア。その正体は、異世界の魔王ヴァルヴァランとの戦いの最中にこちらの世界に転生してきた異世界人でした。彼女らの敵であるヴァルヴァランも転生してきましたが、その力は欠片となって各地に散らばっており、今は無力な小学生の女の子「らん」となっていました。ハラミたちは、らんが再び魔王の力を使えないように、らんと共に「魔王の欠片」を探して奮闘することになります。
監督：橋本裕之 声優：三乃ハラミ（日高里菜）、舞坂舞（茜屋日海夏）、草薙・K（大地葉）、アーネリア（内山夕実）、らん（長縄まりあ）、本天沼久美（花守ゆみり）、鷺ノ宮優子（藤田咲）、ロン（福山潤）、レナード（小西克幸）、ほか
この解説記事には映画「LAIDBACKERS レイドバッカーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
201X年京都、深夜に上賀茂神社の前で巨大な武者と戦う少女達がいました。彼女らは、連携して巨大な武者を倒しその力を封じ込めることに成功しました。
彼女らは、女子大生の天沼久美と彼女の家に居候している三乃ハラミ、草薙・K、犬のアーネリア、そしてらんで、三乃ハラミと草薙・K、犬のアーネリア、そしてこの場にいない舞坂舞は、異世界の魔王ヴァルヴァランとの戦いの最中にこちらの世界に転生してきた異世界人でした。
そして、らんも異世界人ですが、ハラミ達と戦ったヴァルヴァランの転生後の姿でした。らんは、転生した際に魔王の力が欠片となって散らばって今は無力な小学生となっており、らんが再び魔王の力を使えないようにハラミ達は「魔王の欠片」を回収しており、先ほどの巨大な武者は、昔の日本刀に魔王の欠片がとりついて具現化したものでした。
普段のハラミ達の生活は平和そのもので、ハラミは暇さえあればTVゲームで遊んでいて、Kはバイトに精を出し、舞に至っては、地下アイドルとして活動しており、前回の戦いにも参加しないなど魔王の欠片の回収に非協力的でした。
彼女らは、戦いの連続で趣味を持つことさえ許されなかった転生前の世界とはまったく異なる平和な日本を楽しんでいました。ただ、転生の際に犬になってしまったアーネリアだけは使命感を維持しており、ハラミ達の日常生活を苦々しく思っていました。
一方、らんは、事情を知る小学校の教師である鷲ノ宮優子の家に居候していましたが、時折転生前の悪逆非道な魔王ヴァルヴァランだった時のことを夢見るのでした。
ある日アーネリアは、らんと出会います。らんの事をまだ全面的信用していないアーネリアでしたが、らんに頼まれ久美の家まで連れてきました。らんは、夏休みの宿題のうち絵日記だけが終わらず、美大生である久美に相談に来たのでした。
しかし、絵日記は、ただ絵を描くことではなく日常にあったことを絵に描くものなので、そのネタ作りとしてハラミが提案した五山送り火を、みんなで観に行くことになりました。
そして、五山送り火当日、大雨となり中止かとやきもきする一行でしたが、東山の方に炎が見えました。しかし、どこか様子がおかしく、やがてらんがその炎の中に魔王の欠片があることを感知しました。
急いで、東山に向かったハラミ達の目の前に、炎の巨人がいました。らんは、炎の巨人を説得しようとしましたが失敗し、ハラミがたまたま落ちていた手斧を武器に炎の巨人に立ち向かいましたが、手斧ではハラミの能力を出せず炎の巨人に太刀打ちできません。
アーネリアは、その場にいない舞とKに連絡しますが、そのころ舞とKはライブハウスの控室にいました。舞は大事なライブを控えており、ハラミ達の元に行こうとするKは、舞に自由にしていいと言いました。
ハラミは、昔ヴァルヴァランにやられた古傷を痛めるなど苦戦していましたが、そこに舞とKがやってきました。アーネリアは、舞に大事なライブの事を聞きますが、舞は自由にやっているだけと答えました。Kは、以前に巨大な武者が取り付いていた日本刀をハラミに渡しました。
こうしてかつて魔王ヴァルヴァランを追い詰めたチームが復活して炎の巨人に襲い掛かりますが、炎の巨人も戦いながら進化し苦戦が続きます。その時らんが、回収された魔王の欠片を使い、ハラミの武器を異世界の時に使用していたクリムゾンボルトにパワーアップさせました。
アーネリアは、いつでも使用できるのにこれまで魔王の欠片を使用しなかったらんを見て、らんを疑っていた自分を恥じました。クリムゾンボルトを持ったハラミは、Kと舞と連携した攻撃で炎の巨人を撃破し、らんは魔王の欠片を回収しました。
こうして一連の騒動は終了し、五山の送り火が無事行われました。アーネリアは、らんに疑っていた事を謝ると、らんは、欠片がすべて集まった時に元の世界に一緒に帰るようにお願いしました。らんは、元の世界に帰って人々に謝罪することを願っており、アーネリアもそれを受け入れました。
その後、ハラミ達は元の生活に戻り、らんは、絵日記にハラミ達と一緒に五山の送り火を見たことを描き、宿題を終わらせたのでした。
以上、映画「LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する