快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film (アンフィルム)の紹介:2018年日本映画。スーパー戦隊シリーズ第42作目にして初の2つの戦隊を同時進行で描いて大反響を呼んだ通称『ルパパト』の初の劇場版です。快盗と警察の2大戦隊の抗争に今度は田中直樹(ココリコ)演じる探偵も参戦、更には両戦隊のレッド2人が異世界にさらわれたことからまさかのありえない共闘へと発展していきます。
監督:杉原輝昭 出演者:伊藤あさひ(夜野魁利/ルパンレッド:声/ルパントリコロール:声)、結木滉星(朝加圭一郎/パトレン1号:声/パトレンU号:声)、濱正悟(宵町透真/ルパンブルー:声/ルパントリコロール:声)、工藤遥(早見初美花/ルパンイエロー:声/ルパントリコロール:声)、横山涼(陽川咲也/パトレン2号:声/パトレンU号:声)、奥山かずさ(明神つかさ/パトレン3号:声/パトレンU号:声)、元木聖也(高尾ノエル/ルパンエックス:声/パトレンエックス:声)、アイクぬわら(ヒルトップ管理官)、温水洋一(コグレ)、三ツ矢雄二(グッドストライカー:声)、藤原啓治(ジャックポットストライカー:声)、釘宮理恵(ジム・カーター:声)、茶風林(ウィルソン:声)、田中直樹(エルロック・ショルメ/怪人態:声)ほか
映画「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en filmの予告編 動画
映画「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」解説
この解説記事には映画「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film (アンフィルム)のネタバレあらすじ:起
月夜国際空港に1機の旅客機が到着しました。降り立ったのはイギリスから来日してきた世界的名探偵エルロック・ショルメ(田中直樹)。プラカードを持った大勢のファンやマスコミが詰めかけるなか、国際警察日本支部の戦力部隊『警察戦隊パトレンジャー』の3人、朝加圭一郎(結木滉星)、陽川咲也(横山涼)、明神つかさ(奥山かずさ)がショルメの警備につきました。
ショルメが来日した目的とは、異世界から来た犯罪者集団『ギャングラー』の全ての犯罪の解明、そして世間を騒がす快盗『快盗戦隊ルパンレンジャー』の正体を暴くことでした。ルパンレンジャーの逮捕に執念を燃やす圭一郎は、なぜ国際警察が私立探偵の力を借りなければならないのかぼやいていました。その時、ショルメは記者たちの中にギャングラーがいることを見破りました。その通り、記者の一人が怪人“ウィルソン”(声:茶風林)として正体を現し暴れ回りました。空港内が騒然とするなか、颯爽とウィルソンの持つ秘宝“ルパンコレクション”を回収すべく、ルパンレンジャーの3人、夜野魁利(伊藤あさひ)、宵町透真(濱正悟)、早見初美花(工藤遥)も現れて大乱戦となりました。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film (アンフィルム)のネタバレあらすじ:承
魁利はルパンレッド、透真はルパンブルー、初美花はルパンイエローに変身、圭一郎はパトレン1号、咲也はパトレン2号、つかさはパトレン3号に変身してウィルソンや戦闘員“ポーダマン”と交戦しましたが、そこに突如謎の怪人が現れて両戦隊を攻撃、その隙にウィルソンはルパンレッドとパトレン1号を拉致して異世界に連れ去ってしまいました。残された両戦隊はどうすることもできず一時撤退しました。
謎の怪人の前に立ちはだかったのは、ある時は快盗、またある時は国際警察フランス本部の潜入捜査官である高尾ノエル(元木聖也)です。ノエルはパトレンエックスに変身して謎の怪人とアクロバティックに交戦、ルパンコレクションを回収するためにルパンエックスに変身して体内の金庫を開けようとしましたが失敗、撤退を余儀なくされました。
異世界にさらわれたルパンレッドとパトレン1号の前にギャングラーの幹部デストラ・マッジョ(声:うえだゆうじ)とゴーシュ・ル・メドゥ(声:竹達彩奈)が現れ、レッド二人は拘束されたまま応戦しますが圧倒的な力の前に苦戦を知られました。ルパンレッドは状況を打破するためパトレン1号に一時休戦と共闘を持ち掛けましたがパトレン1号は頑なに拒否、ルパンレッドは「アンタにも守りたいものがあるだろうが!」と檄を飛ばしました。その後、二人は爆撃によって崖下まで追い詰められて変身解除させられますが、魁利は腕に怪我を負いながらも圭一郎を助けました。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film (アンフィルム)のネタバレあらすじ:転
国際警察では、残されたつかさと咲也、上司のヒルトップ管理官(アイクぬわら)や事務方ロボットのジム・カーター(声:釘宮理恵)が対策を練るなか、ショルメは自ら囮になってウィルソンを誘き寄せる作戦を提案しました。一方、ルパンレンジャーのアジトでもあるレストラン「ビストロ・ジュレ」では、透真が初美花に「魁利は一人で何とかするはず」と慰めていました。ルパンレンジャーの依頼主である執事コグレ(温水洋一)は二人に改めてルパンコレクションの回収を依頼しました。
その頃、異世界では、魁利と圭一郎が河原で焚き木をしながら体を休めていました。快盗になってまで取り戻したいものがあるのかと問う圭一郎に、魁利は「俺の全てだ」と応えました。その時、二人の前に意志を持つルパンコレクション“ジャックポットストライカー”(声:藤原啓治)が現れました。どうやらこの異次元に閉じ込められたままのようです。ジャックポットと行動を共にすることにした二人は一時休戦を受け入れ、ギャングラーの屋敷に潜入しました。元の世界に戻るためにはウィルソンの力を利用する必要があるのですが、そこにはギャングラーのボス、ドグラニオ・ヤーブン(声:宮本充)がデストラとゴーシュと共にふんぞり返っていました。そこで魁利と圭一郎は、ショルメの正体がギャングラーの怪人であり、元の世界に残された両戦隊をまとめて壊滅させようとしていることを知ります。二人はウィルソンには逃げられたものの、大立ち回りの末にゴーシュを利用して何とか元の世界に戻ることに成功しました。ジャックポットが大暴れしたためゴーシュは所持していたルパンコレクションを落とすのですが、魁利は回収よりも元の世界への帰還を優先する苦渋の決断をしました。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film (アンフィルム)の結末
その頃、博物館で囮となってギャングラーを誘き寄せる役目(のフリ)をしていたショルメは、護衛についたつかさと咲也を抹殺しようと頃合いを見計らっていました。そこへ透真と初美花が現れ、つかさに一時休戦を呼びかける予告状を投げつけました。ショルメがその正体(先程ノエルと交戦した謎の怪人)を明かして両戦隊に襲い掛かろうとしていたその時、異世界から魁利と圭一郎が戻ってきました。ルパンレンジャーは圭一郎のアシストを得てショルメとウィルソンからルパンコレクションの回収に成功すると、両戦隊は一斉変身して共闘、更には“グッティ”ことグッドストライカー(声:三ツ矢雄二)が現れて旧知の仲であるジャックポットとの再会を喜び合いました。パトレンジャー3人はグッティの力を借りて合体、“パトレンU号”に変身すると、ルパンレンジャー3人もジャックポットの力で合体、“ルパントリコロール”に変身しました。ルパントリコロールとパトレンU号はそれぞれの必殺技でショルメとウィルソンを倒しましたが、ゴーシュの力でショルメとウィルソンは復活・巨大化しました。
ジャックポットは巨大化してルパンレンジャーの巨大ロボ“ルパンレックス”に、グッティも巨大化してパトレンジャーの巨大ロボ“パトカイザー”に変形しました。ショルメとウィルソンは合同技を繰り広げてきましたが両戦隊ロボの敵ではなく、それぞれのロボの必殺技を喰らって壮絶な爆死を遂げました。パトレンジャー「任務完了!」、ルパンレンジャー「永遠にアデュー」。
実はショルメの正体を知っていたノエルは手柄を両戦隊に先取りされたことに苦笑いを浮かべました。圭一郎はいつか必ずルパンレンジャーと決着をつけることを固く心に誓いました。
ギャングラ―「ウィルソン」によってギャングラ―の世界に連れて行かれてしまう魁利と圭一郎。そこへこの世界に閉じ込められたままの「ジャックポットストライカー」が現れ、みんなで協力して元の世界へ戻ります。グッドストライカーの力ではルパンレンジャーはレッドが分身しましたが、ジャックポットストライカーの力では、なんとルパンレンジャーも3人で合体!ノエルはギャングラ―の正体にいち早く気付いていたのに、今回はあまり活躍できなくて残念そうでした。今後のジャックポットストライカーの活躍が気になります。