劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!の紹介:2021年日本映画。TVアニメ「マクロスΔ」の総集編となる「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」のその後を描いた劇場版。ウィンダミア王国でワルキューレの停戦記念ライブが開催されることになり、フレイア・ヴィオンは、久々に故郷の村に帰りました。しかし、その時、ヘイムダルを名乗る武装集団がウィンダミアを急襲し、フレイア達はマクロスギガシオンでかろうじて脱出したものの、ウィンダミアは、ヘイムダルの軍門に下ります。ゼントラーディの基地まで撤退したマクロス・エリシオンは反抗作戦の準備を整えますが、ヘイムダルに位置がバレてしまい、またも急襲を受けます。しかも、ワルキューレの前に立ちはだかったのは、星の歌い手の細胞をコアにしたシステム「セイレーン」が作り出した、ワルキューレ5人の資質をもつバーチャロイド「Yami_Q_ray(ヤミキューレ)」でした。
監督:河森正治 声優:ハヤテ・インメルマン(内田雄馬)、フレイア・ヴィオン(鈴木みのり)、ミラージュ・ファリーナ・ジーナス(瀬戸麻沙美)、美雲・ギンヌメール(小清水亜美)、カナメ・バッカニア (安野希世乃)、レイナ・プラウラー (東山奈央)、マキナ・中島(西田望見)、ボーグ・コンファールト(KENN)、ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミア(寺崎裕香)、マクシミリアン・ジーナス(マックス)(速水奨)、ほか
映画「劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!の予告編 動画
映画「劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」解説
この解説記事には映画「劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!のネタバレあらすじ:起
西暦2068年、ウィンダミア王国で停戦記念ライブを開催することとなり、ワルキューレは、ウィンダミアを訪れましたが、ワルキューレの一員であるフレイア・ヴィオンは、ライブとは別の意味で緊張をしていました。ウィンダミアはフレイアの故郷でしたが、フレイアは、故郷の村から家出同然で飛び出したからでした。
停戦記念ライブは大成功に終わり、フレイアは、ハヤテ・インメルマンやワルキューレのメンバーと共に恐る恐る故郷の村に帰りましたが、村人たちは、フレイアを温かく迎え入れました。その夜の歓迎の宴を抜け出したハヤテとフレイアは、フレイアの両親や祖母が植えたリンゴ園に行きますが、そこでハヤテは、フレイアに好きだと告白します。
フレイアがそれに応えようとしたとき、突如マクロス級の戦艦を要する謎の集団が、ウィンダミア上空にデフォールドしてきました。ウィンダミア王国は、バルキリーを出撃させて迎撃にあたりますが、謎の集団は、無人戦闘機ゴーストを出撃させ、ウィンダミア王国のバルキリーを退けました。
ハヤテやミラージュもバルキリーに乗って迎撃に出ますが、ゴーストには歯が立ちません。ウィンダミア王であるハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミアは、シグル=バレンスを出撃させ、謎の集団に主砲を発射しますが、謎の集団の次元バリアに防がれてしまいます。
逆にシグル=バレンスは、謎の集団からの攻撃を受け、最初の一撃はハインツにより防いだものの、最後は反応弾を撃ち込まれ、シグル=バレンスは撃沈してしまいました。
圧倒的に不利な状況となったハヤテ達でしたが、そこにケイオス所属のマクロスギガシオンが救援にかけつけ、ハヤテ達やワルキューレは、マクロスギガシオンに乗りウィンダミアを脱出しました。戦力を失ったウィンダミア王国は、謎の集団の軍門に下りました。
劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!のネタバレあらすじ:承
艦長であるマックス率いるマクロスギガシオンは、レディMの指令によりフレイア達を救出するためウィンダミアに派遣されたのでした。その時、ハヤテ達と同時に救出されたウィンダミア人で危篤状態となっていたヨハンが、ハヤテとの面会を望んでいるとの連絡があり、ハヤテは、医務室でヨハンと面会しました。
ヨハンは、かつてハヤテの父親と会ったことがあると言いました。ハヤテの父親は、特務諜報員としてウィンダミアの神殿などの調査にあたっていましたが、神殿から星の歌い手の細胞が奪われてしまい、1つは奪還したものの、残りを取り戻そうとして命を落としたのでした。
ヨハンは、ハヤテと話した後、体全体が結晶化し、風に召されてこの世を去りました。ハヤテは、初めて見るウィンダミア人の死に呆然としてしまいました。
謎の集団から全銀河系に向けて声明が発表されました。彼らは、ヘイムダルと名乗り、レディMの排除とプロトカルチャーのテクノロジーの解放を訴えました。ヘイムダルは、奪われた星の歌い手の細胞を入手し、それをコアとしてバーチャロイドシステムを構築していると考えられることから、レディMから星の歌い手の細胞を奪還するよう指令が下されました。
マクロスギガシオンは、元ゼントラーディの工場跡に潜伏し、補給などを受けました。ハヤテは、ミラージュや臨時でΔ小隊に配属されたボーグと共に対ゴーストの訓練を行いますが、なかなかうまくいかず、最後は、訓練に参加した元天才パイロットのマックスに叩きのめされました。
訓練の後、ハヤテは、ウィンダミアから持ってきたフレイアの祖母のリンゴの木に実ったリンゴをフレイアに渡しました。喜ぶフレイアでしたが、そのりんごの中にある種を元に、焼かれたりんご畑を何十年かかっても再建しようとハヤテに言われ、もう長くは生きられないフレイアは複雑な思いを抱きますが、その後ミラージュに励まされ、気を取り直しました。
劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!のネタバレあらすじ:転
マックスとアラドが艦橋に戻った時、ヘイムダルが放ったサイボーグによりレディ・Mに関するデータが盗みだされ、さらにヘイムダルにマクロスギガシオンの位置を知られてしまいました。マックスは、ハヤテ達にレディ・Mの正体について話しました。
レディ・Mとは、2016年に行方不明となった宇宙船メガロード01のことで、いずこかにいるメガロード01から指令が来ていたのでした。やがて、ヘイムダルが、元ゼントラーディ工場跡に攻撃を仕掛けてきました。ハヤテ達は迎撃に出ますが、ヘイムダルのフォールド波がウィンダミアの時より増えていました。
そして、ワルキューレの前に現れたのは、星の歌い手の細胞をコアにしたシステム「セイレーン」がワルキューレの歌を解析して生み出したバーチャロイドユニット「Yami_Q_ray(ヤミキューレ)」でした。Yami_Q_rayの歌の力により力を増幅したゴーストは、ケイオスの迎撃部隊を圧倒しました。
その時、ハヤテの危機を見たフレイヤがフォールド波を極限まで高め、そのフォールド波を受けたハヤテが覚醒し、さらに、フレイヤの歌を受けたYami_Q_rayのフォールド波が乱れたことで、ゴーストを退けることに成功します。
その隙をついてマクロスギガシオンは撤退しますが、力を使い果たしたフレイヤは倒れてしまいました。フレイヤは、力を使い過ぎたことで結晶化が進み、これ以上力を使うとヨハンのように死んでしまうことから、フレイヤは、作戦から外されました。
マックスの元には銀河の各地から部隊が集まり、ヘイムダルへの反攻作戦が立案されました。作戦開始前にハヤテはフレイヤの見舞いに行きますが、病室にはフレイヤの姿はなく、廊下でふらふらとなっているフレイヤを見つけて止めました。
フレイヤは、ワルキューレとして作戦に参加しようとしていましたが、同時にこれ以上歌うと死んでしまうこともわかっており、死んでハヤテと一緒に居られなくなることへの恐怖も口にしました。ハヤテは、ウィンダミアは絶対守るから、おまえと一緒に生きたい、と言って、フレイヤを抱きしめました。
劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!の結末
ヘイムダルがレディM討伐作戦を開始すると同時に、マックス率いる討伐軍もウィンダミアへ突入しました。ヘイムダルは、スーパーフォールドゲートを開いてメガロード01への道を開くと、ハイパーマクロスキャノンの標準をメガロード01に合わせました。
ヘイムダルの狙いを知ったマックスは、マクロスキャノンの一斉砲撃を加えますが、覚醒したセイレーンシステムのバリアに阻まれました。さらに、スーパーフォールドゲートの位置がずれたため、ヘイムダルがハイパーマクロスキャノンを発射すると、ウィンダミアもその影響を受けて破壊される可能性が出てきました。
ハイパーマクロスキャノンを止めるには、ヘイムダルのシステムを破壊するしかなく、Δ小隊は、ヘイムダルのマクロスに向けて突撃します。フレイヤとの約束を守るため必死に戦うハヤテの思いを知ったフレイヤは病室を抜け出すと、ワルキューレのもとにやってきました。
美雲達はフレイヤを止めますが、フレイヤの強い思いを知り、最後まで一緒に歌う事を決意しました。そして5人の本来の姿となったワルキューレが力強く歌うと、それまで押されていたΔ小隊は覚醒して逆に敵を押し返しました。
ハヤテは、ミラージュ達の援護を受けて、ヘイムダルのマクロスに突撃しますが、セイレーンシステムのバリアを突破できません。そのとき、フレイヤが伝説の歌を歌い出すと、地上にいるウィンダミア人もフレイヤに合わせて歌い出しました。そして、フレイヤの歌に感化され、Yami_Q_rayさえも伝説の歌を歌い始めました。
フレイヤをはじめとして様々な人の歌の力を得たハヤテは、ついにセイレーンシステムのバリアを突破し、ヘイムダルのマクロスの艦橋に突入しました。そのとき、ヘイムダルのハイパーマクロスキャノンが発射されますが、討伐軍の攻撃により射線がずれ、メガロード01に当たることはありませんでした。
ハイパーマクロスキャノンを発射したことでヘイムダルのマクロスは爆発してしまいますが、ハヤテはなんとか脱出に成功します。そして、ハヤテは、セイレーンシステムの中にいた、星の歌い手の細胞から成長した赤ん坊を連れてきましたが、その赤ん坊には、フレイヤと同じくハート型のルンがありました。
戦いが終わり、ウィンダミアが解放されたことを人々が祝う中、ハヤテは、フレイヤを抱きかかえてその光景を見ていました。フレイヤは、ハヤテに好き、と言うと、ハヤテも好きだ、と返しました。そして、その様子を見守っていた美雲達が涙を流しながら伝説の歌を歌う中、フレイヤは風に召されました。
数年後、再建されたりんご園でハヤテは、ハート型のルンがある子供を抱えて、楽しそうに共に空を眺めていました。
以上、映画「劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」のあらすじと結末でした。
「劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」感想・レビュー
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美雲が3歳であの姿なのだから、あの子も戦争終結後数か月しかたっていないと思われる。
恐らく2年半ほどで15歳位になるのでは?
クローン・フレイアがワルキューレ加入する未来があるかもしれない。
フレイヤとハヤテがお互い愛し合っていたのが泣ける。
ハヤフレ幸せになってほしかった。