毎日かあさんの紹介:2011年日本映画。「毎日かあさん」は漫画家の西原理恵子の実体験に基づく漫画エッセイを映画化したものです。漫画エッセイの方は毎日新聞で連載されており、アニメの方はテレビ東京で放送されました。西原理恵子は飾り気なく隠すことなくありのままの人生を描いているため、多くの人に読まれました。ある意味壮絶な人生ですが、暗さを感じさせず、日常を明るく描いているため読みやすく、誰でもどこかで自分の人生と重ね合わせることができます。映画では小泉今日子が演じていますが、「毎日かあさん」を本当に自然に演じていています。元夫である永瀬正敏と夫婦役り演じて話題になりました。映画の中でも離婚するので、リアリティがあります。元夫婦が共演するのも大変珍しいですが、この元夫婦の名演技は素晴らしいの一言です。見る価値のある映画で、人生とは何なのか考えさせられます。
監督:小林聖太郎 出演者:小泉今日子(サイバラリエコ)、永瀬正敏(カモシダユタカ)、矢部光祐(ブンジ)、小西舞優(フミ)、正司照枝(トシエ)ほか
映画「毎日かあさん」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「毎日かあさん」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
毎日かあさんの予告編 動画
映画「毎日かあさん」解説
この解説記事には映画「毎日かあさん」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
毎日かあさんのネタバレあらすじ:起
主人公のサイバラリエコ(小泉今日子)は、「毎日かあさん」という自身のエッセイ漫画を描く売れっ子漫画です。同居の母に子育てを手伝って貰いながら、漫画としても母親としても奔走する毎日です。彼女にはアル中の旦那、カモシダユタカ(永瀬正敏)がいました。彼とは漫画の編集部で友達のゴンゾに紹介されて知り合いました。彼は元戦場カメラマンでした。純粋で波長の合うユタカと結婚しましたが、彼は戦場カメラマンの時の、悲惨な戦場を見てきたトラウマから逃れるためにアルコール依存性となっており、入退院を繰り返す毎日でした。
毎日かあさんのネタバレあらすじ:承
そんな彼を支えつつ、リエコは父親の代わりもつとめ、「毎日かあさん」として子供たちに愛情を注いでいました。退院してはまたアルコールを飲み、暴れては入院するという夫のユタカに愛想を尽かしたのと、子供たちの安全を考えてリエコはユタカと離婚します。しかしユタカのことを振り切れず、子供たちも父親を求めるので、リエコはユタカのことを離婚してからも何かと面倒をみます。ユタカはリエコと子供たちと再び一緒に暮らすことを目標に、アルコール依存性更生施設に入ります。
毎日かあさんのネタバレあらすじ:転
今度こそまじめに生きようと決心するユタカでしたが、なかなかお酒の誘惑を断ち切れませんでした。そのことに頭にきたリエコはユタカに子供と会うことを禁じますが、子供は内緒で父親に会いに行ってしまいます。その事件がきっかけで意地を張ることをやめたリエコは、ユタカとまた自然に付き合っていくことにしました。ユタカもだんだんと穏やかになっていき、これから家族で新しい毎日を過ごそうと思った時に、ユタカの体に癌が見つかってしまいます。
毎日かあさんの結末
リエコはユタカと共に家族らしい最後の生活をします。それは穏やかで家族らしい生活でした。しかし日々は長く続きませんでした。最後にユタカは、「君と会えて俺は幸せだった。君のお陰で子供たちを傷付けずに済んだ。」そう言って亡くなってしまいます。ユタカの遺体を前にして泣くリエコに、子供たちは変顔をして励まします。それから何日が経って、息子のブンジ(矢部光祐)はお父さんが会いにきたと言います。「お母さんとお前たちのことが心配できた。」と言っているよと息子に言われ、「そっちでもあんまり飲みすぎんなよっと言っておいて。」と息子に言います。そしてリエコにとってまた新しい日々がやってきます。エッセイ漫画に「家族のことを思って働いて、日々を過ごす。世界の女がみんなやっていること。でもそれは結構幸せなこと。」そう書いて、リエコは原稿を提出する準備をするのでした。
以上、「毎日かあさん」のあらすじと結末でした。
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