迷宮カフェの紹介:2014年日本映画。訪れた客が次々と行方不明になるという謎のカフェを舞台に、ミステリアスな女店主と常連客が、人生に悩みながらも生きる力を見出していく姿を温かく描いた感動の物語。骨髄移植をテーマとしており、命の大切や人と人との絆に胸を打たれる作品となっています。
監督:帆根川廣 出演:関めぐみ(マリコ)、市川由衣(明香)、角田信朗(松浦)、藤原薫(スグル)、榎木田(大迫一平)ほか
映画「迷宮カフェ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「迷宮カフェ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「迷宮カフェ」解説
この解説記事には映画「迷宮カフェ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
迷宮カフェのネタバレあらすじ:迷宮カフェの謎
週刊誌の記者をしている榎木田は、記事の執筆のため、訪れた客が次々に行方不明になるという噂があるカフェに取材に訪れます。人里離れたひっそりとした山奥の中にあるカフェで、榎木田を出迎えてくれたのは、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出す店主のマリコでした。榎木田は、早速カフェの常連客である松浦、明香、スグルに近づき、カフェの謎を探ることにします。
迷宮カフェのネタバレあらすじ:自殺願望を持つ常連客
3人の常連客は、心に大きな傷を抱えており、自殺願望を持っているという共通点がありました。密に自殺志願者を募っていたマリコは、簡単に死ねるカプセルを渡して自殺願望者の自殺を手助けする代わりに、骨髄バンクへの登録を促していたのでした。ドナーへの適合者が見つかるまでの間、3人はマリコにかくまわれて生活を送っています。実は、マリコも、過去に心に大きな傷を抱える出来事を経験していました。親友を自殺で亡くしていたマリコは、そのことが今でも忘れられず心の傷となっていたのでした。
迷宮カフェのネタバレあらすじ:命の重さ
骨髄バンクのドナー提供者が見つからなかったマリコの親友は、そのことを苦にして自殺しました。マリコが自殺志願者たちに骨髄提供を促していたのは、親友を亡くした悲しみがきっかけだったのでした。骨髄移植への登録を通じて、自殺志願者たちは命の重みに気づき、生きることの大切さを感じ始めます。そんな中、スグルが警察に逮捕されます。実は、スグルは過去に起きた連続殺人の犯人でした。自分の犯した罪の大きさに責任を感じたスグルは、カプセルを飲み自殺を図りますが、カプセルはただの砂糖菓子でした。
迷宮カフェの結末:親友の想い
スグルの痛みがわかり、スグルを支えていきたいと考えた明香は、スグルと獄中結婚をすることを決意します。スグルに面会した明香は、スグルに代わって骨髄を提供することをスグルに宣言し、スグルは涙します。ある日、一人の女性がマリコを訪ねてきます。それは亡くなった親友の妹でした。自分が生きられなかった分もマリコに生きて欲しいと願っていた親友の想いを知り、マリコは溢れる涙を止めることができませんでした。
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