映画「モンスターストライク はじまりの場所へ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所への紹介：2016年日本映画。話題の人気ゲームアプリ「モンスターストライク（モンスト）」の世界を舞台に主人公達が大活躍。焔レンは幼い頃に父を失い強がって生きてきた。あるきっかけから新開発のスマホゲームに触れることに。しかしそれはただのゲームではなかった。”赤いドラゴン”、策謀する自衛隊、謎のモンスターの出現。困難に直面する中、仲間との絆の大切さに気付くレン。謎が渦巻く世界には一体何が起こっているのか？
監督：江崎慎平 声優：坂本真綾（焔レン）、村中知（神倶土春馬）、Lynn（水澤葵）、木村珠莉（若葉皆実）、河西健吾（影月明）、福島潤（オラゴン）、小林祐介（焔レン 中学生）、水樹奈々（円卓の騎士王アーサー）、山寺宏一（ゲノム）、北大路欣也（石橋健太郎）、ほか
この解説記事には映画「モンスターストライク はじまりの場所へ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
舞台はモンスターストライク（以下：モンスト）の世界。モンストで遊ぶ中学生くらいの少年達がいました。彼らの眼前では召喚されたモンスター達が白熱したバトルを展開しています
。勝負がついて負けたチームが帰るかたわらで、悔しそうに拳を握り締める少年・影月明は勝利を決めた焔レンをどこか苛立ちの混じった目で見ていました。チームは勝利しましたが彼自身は終始相手に押され気味だったのでした。明はチームの新参者でした。彼は事情により参加できなくなったメンバーの代わりとして参加していました。
４人の中で新参者の自分、そんな風に感じている明はチームに上手く溶け込めていませんでした。そんな彼らの前に謎の異常現象が発生します。モンスターを召喚する”ゲート”から正体不明の少女エポカが出現したのです。
また、謎の人型モンスター、ゲノムが続けて出現します。助けを求めるエポカに困惑する明達。ゲノムはエポカの時空ゲートを狙っていました。エポカを助けるため行動する明達でしたが、ゲノムに一歩及ばず４年前に通じる時空ゲートが発動、明を巻き込んでゲノムは過去へと移動したのでした。
舞台は過去へ移ります。４年前、研究所という場所で新作ゲームアプリ、モンストが開発されていました。焔レンの祖父と春馬の両親はこのアプリの研究者で、レン達はそんな繋がりからモンストのテストプレイヤーをしていました。
学校帰りにモンストを遊ぶため研究所に寄る、そんな毎日を送る彼らでしたが、ある日異常事態に見舞われます。研究所が何者かの襲撃を受けたのです。偶然居合わせたレン達は奥へと逃げ込みます。そして彼らは”オルタナティブドラゴン”通称オラゴンと出くわします。
”赤いドラゴン”オラゴンを間近で見たレンは消息不明の父を思い出します。研究に没頭する父の姿をただ見ていることしかできなかったレン。そんな父が熱心にレンに話してくれたこと。それがこの赤いドラゴンについてだったのです。「ドラゴンは本当にいた」思いつめたようにオラゴンを見つめるレン。しかし更なる窮地が彼らを襲います。
研究者のひとりが未来からやってきたモンスター、ゲノムだったことが判明したのです。実はゲノムは闘神アカシャを復活させるため自衛隊を操りオラゴンを弱らせていました。オラゴンがいる場所には異界に繋がるゲートがあり、ゲノムはそこからアカシャを呼び込む計画でした。
そしてその前に佇むオラゴンを排除することは必須事項でした。ゲノムの計画完了まであと一歩。しかしその前に未来から明が現われました。時空ゲートを通った折ゲノムの計画を知った明は、レンにオラゴンを連れて脱出するように言います。
オラゴンをスマホに格納し、レンに託す明。そして日本でもう一つある異界へのゲートのもとへ向かうレン達。明は別れ際、レン達に「チームであることを忘れるな」と忠告します。レン達が向かう先は島根県です。研究所を自働運転の試験車で抜け出したのですが、アクシデントで車を失い徒歩で向かうことに。長い旅になりそうです。
そんな中、レンの不注意から自衛隊の追っ手に見つかります。オラゴンの実体化によりなんとか逃走に成功しますが、以前から気になっていたレンの態度について春馬が咎めます。「なぜ勝手にひとりで進もうとするのか。父親がいないことがそんなに偉いのか」と。それを聞いて春馬に飛び掛るレン。レンはドラゴンを見たときから父の消息が分かるのではと気が急いていました。
喧嘩の末「父さんは死んだ」と呟くレンに春馬は「まだ生きている」と呼びかけます。そして葵や皆実も口々に励まします。そう、彼らはひとりで先にいこうとするレンを心配していました。父さんが生きていてほしい、会いたいという願いを口にするレンは、少し気持ちが落ち着いたようでした。
オラゴンに乗って距離を縮めたレン達は、親切な人々に助けられ島根に到着します。しかし、そこで追跡してきた自衛隊のヘリと遭遇します。
自衛隊の追跡チームはオラゴンを格納したスマホの奪取に成功しました。そして今度は明らかな異形であるゲノムの排除を試みます。次々とモンスターを召喚し攻撃する自衛隊でしたが、ゲノムの異常な能力に圧倒されてしまいます。しかしそこへ”円卓の騎士王アーサー”を従えた明が現われます。また、ゲノム側もアカシャが復活、戦闘に入ります。
一方、オラゴンを奪われたレン達も諦めていません。ゲートのある神社へ向かう中、明と出くわしたレン。明は辛うじてゲノムの手からオラゴンのスマホを奪っていました。レンに全てを託しアカシャに立ち向かう明。そして遅れてきた春馬、葵、皆実も参戦します。
明と別れ、ひとり神社のゲートを目指すレンが訪れた神社で、父との思い出が蘇ります。いつか父さんと来た場所。そんな懐かしさに包まれながら今はゲートへ。そして最終局面が始まります。
オラゴンを召喚したレンは春馬達と明の協力によりアカシャをなんとか倒します。しかしゲノムは最後の奥の手を切ります。自分の命を差し出しアカシャを復活させたのです。対するレン側は消耗が激しく、全てを最後の一撃に掛けることにします。皆の全てがこもったその一撃はアカシャを貫きました。そしてオラゴンも力を使い果たし、消えていきます。レンに「また会うことがあるだろう」と言い残して。
（エンディング）未来から明を迎えに来た中学生になったレン達。レンはそっと昔の自分を見て満足げに帰っていくのでした。
以上、映画モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へのあらすじと結末でした。
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