映画「胸が鳴るのは君のせい」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
胸が鳴るのは君のせいの紹介：2021年日本映画。累計発行部数250万部を超える、紺野りさの同名漫画を実写映画化した青春ラブストーリーです。転校してきた男子高生と、彼に片想いする同級生の女子高生との甘酸っぱい恋愛ストーリーが展開されます。ジャニーズJr.のユニット「美 少年」の浮所飛貴と『ゼクシィ』12代目CMガールの白石聖がダブル主演を務め、NHK連続テレビ小説『エール』の板垣瑞生、映画『罪の声』の原菜乃華、「湘南乃風」リーダーのRED RICE、「TOKIO」リーダーの城島茂らが出演しています。
監督：髙橋洋人 出演者：浮所飛貴（有馬隼人）、白石聖（篠原つかさ）、板垣瑞生（長谷部泰広）、原菜乃華（長谷部麻友）、河村花（酒井みどり）、若林時英（高岡俊樹）、箭内夢菜（星川弥生）、入江海斗（金子圭祐）、浅川梨奈（真野梨々子）、中村祐志（体育教師 原）、RED RICE（かき氷屋の大将）、城島茂（風紀担当教師 中村）ほか
この解説記事には映画「胸が鳴るのは君のせい」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
高校2年生の篠原つかさ（白石聖）は、同級生の有馬隼人（浮所飛貴）に片想いをしていました。つかさが初めて有馬と出逢ったのは高校1年の時、この学校に転校してきたばかりの有馬の面倒を、当時学級委員長だったつかさが見ていたのがきっかけでした。
この日、つかさは危うく遅刻しそうになりました。時間ギリギリで校門に滑り込んだつかさは教師に咎められそうになりましたが、有馬は「つかさ、行くぞ」と彼女の手を取って教室へと走り出しました。
つかさは、一見クールそうに見えながらも実は根の優しい部分も併せ持つ有馬に心を惹かれていました。有馬もどうやらまんざらではない様子であり、つかさは周りの友人たちにせかされるかのように意を決して有馬に告白しました。
ところが、有馬は戸惑いながら「ごめん。つかさのことはそういう目で見たことない。良い友達だと思ってる」と断ってしまいました。衝撃を受けたつかさは気丈に「これからも友達でいよう」と告げ、その場を立ち去っていきました。
翌年。つかさや有馬は高校3年の春を迎えました。3年生のクラス替えが発表され、つかさはまたもや有馬と同じクラスとなりました。つかさが複雑な心境のまま教室に入ると、黒板には何者かによって「つかさが有馬に告ってフラれた！」との落書きが書かれてありました。クラス全体が騒然とするなか、有馬は落書きを書いた者を見つけて殴り倒しました。
有馬は停学処分をくらい、責任を痛感したつかさは有馬の家を訪れました。つかさは有馬に改めて「やっぱり好き。フラれても頑張るから」と伝え、その場を立ち去ろうとして思い切りコケてしまいました。それを見た有馬は大笑いしました。
停学処分の開けた有馬は、この頃から急激にモテるようになりました。つかさは後輩から告白を受ける有馬の姿を見て焦りを感じました。そんな時、つかさはクラスメートの長谷部泰広（板垣瑞生）から、有馬は以前に長谷部の従姉妹・麻友（原菜乃華）と付き合っていたことを聞かされ、強いショックを受けました。
つかさや有馬のクラスはオリエンテーションキャンプに入りました。ところが、つかさ達の泊まる宿舎は、あの麻友の通う高校も宿舎として利用していました。麻衣はつかさと初対面するや、有馬と寄りを戻す手伝いをしてくれるよう迫ってきました。麻衣はつかさが有馬にフラれたことを知っており、揺さぶりをかけられたつかさは断り切れませんでした。そんなつかさに、いつしか長谷部も惹かれていくようになっていきました。
長谷部はつかさに、もう片想いなんてやめるべきだと諭しました。しかし、つかさは「片想いは止めれても、好きは止められないよ」と答えました。それからというもの、長谷部はつかさの気持ちを確かめるかのようにちょっかいを出すようになりました。見かねた有馬は「遊びたいなら他へ行けよ」と忠告すると、長谷部は「一度フッたのに干渉する権利はないよ。有馬くんは卑怯だね」と牽制しました。そんな長谷部は有馬と麻衣の知られざる過去を知っていました。
つかさは有馬と麻友が寄りを戻したのだと思い込み、有馬とは距離を置くことにしました。しかし、そんなある日、つかさが棚の高い段から物を取ろうとした時、ふと現れた有馬から声をかけられた拍子にバランスを崩して転倒してしまいました。駆け寄った有馬は明らかに何かに怯えているかのようでした。
夏祭りの日。つかさは有馬と二人きりになるチャンスを得ました。有馬はつかさに、麻衣との知られざる過去を打ち明けました。それは高校1年の頃、有馬の転校が決まった時でした。そのことを知った麻友は不安になり、「離れるくらいなら別れる」と言い出しました。有馬は麻衣の気持ちを受け止めきれず、別れを受け入れました。
その時、麻衣はショックで卒倒し、花壇の柵にぶつかって耳の後ろを切ってしまいました。その時の傷は今も消えずに残っており、有馬は「自分に恋愛をする資格はない」と思い悩んでしまったのです。
話を聞き終えたつかさは、自分は有馬の心の傷を受け止められないと感じ、その場から逃げるように立ち去りました。すると、つかさを探していた長谷部が現れ、思わずつかさにキスをしてしまいました。つかさは「最低！」と泣き出し、そのまま家に逃げ帰ってしまいました。有馬はつかさの家に向かい、「最後まで聞いて。俺、つかさのことが好きだ」と叫びました。
有馬は麻衣と真摯に向き合い、寄りを戻すことはできないと伝えていました。有馬がつかさのことで苦しんでいることに気付いた麻衣も、これ以上有馬を縛ることはできないと彼の意志を尊重しました。つかさは有馬からの告白に喜びを覚えながらも、長谷部とキスしてしまったことへの後ろめたさを感じていました。結局、つかさは有馬の前に現れることはなく、有馬は「遅いか…」と呟いて去っていきました。
つかさと有馬は互いに想いを抱きながらもすれ違う日々を過ごしていました。そして迎えた高校生活最後の学園祭の日。毎年恒例のキャンプファイヤーの前で告白をすると一生別れないという言い伝えが古くから伝えられていました。
有馬が校内でつかさを捜し回っているその頃、つかさは長谷部から交際を迫られていました。しかし、つかさは「私の心には有馬がいるの。絶対に変わらない」ときっぱりと断りました。ようやくつかさの姿を見つけた有馬に、長谷部は「有馬くんはいつも一歩遅いよね」と皮肉を言いました。有馬は長谷部の言葉にイラつきながらも、つかさに何かをされたのかと問いかけました。
有馬は教室の窓からひとりキャンプファイヤーを眺めていました。そこにつかさが現れ、夏祭りの日に長谷部にキスをされたことを打ち明けました。「私こそ有馬の想いに答える資格がない」と泣き出すつかさに、有馬は「自分に腹が立つ。肝心な時に守れなかった」と立ち上がり、「キスしていい？つか、するから」とつかさの唇を奪いました。
ようやく両想いとなったつかさと有馬は笑顔で抱き合いました。つかさは「私ね、何回傷ついても有馬が好き」と想いを伝えました。
以上、映画「胸が鳴るのは君のせい」のあらすじと結末でした。
面白い！主人公のつかさちゃんがまっすぐで可愛い！ヒーローの有馬くんもクールで最高！胸キュンシーンもすごく良いです！