劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズンの紹介:2011年日本映画。TVアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の劇場版第5弾。雲隠れや岩隠れの里で騒ぎを起こした犯人として名指しされたナルトは、忍用の監禁施設「鬼灯城」に連行されてしまいます。身に覚えのないナルトは、鬼灯城から脱獄しようとしますが、鬼灯城の城主である無為により施された禁固術の火遁・天牢によりチャクラを封印され失敗を重ねます。そんな時、ナルトは、ナルトともに鬼灯城に連行された竜舌により、一連の騒動はナルトを鬼灯城に連れ込むための策略だったことを知らされます。ナルトは、開ければ何でも願いが叶うという「極楽の匣」を巡る陰謀に巻き込まれていくこととなります。
監督:むらた雅彦 声優:うずまきナルト(竹内順子)、春野サクラ(中村千絵)、ガマブン太(中博史)、無為(てらそままさき)、竜舌(園崎未恵)、無垢 / サトリ(中村悠一)、カザン(廣田行生)、マロイ(上川隆也)、はたけカカシ(井上和彦)、綱手(勝生真沙子)、ほか
映画「劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン」解説
この解説記事には映画「劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズンのネタバレあらすじ:起
雲隠れの雷影が何者かに襲われますが、雷影は、襲撃者が木ノ葉隠れのナルトであることに気付きます。そのほか岩隠れでも騒ぎがあり、犯人は同じくナルトとされたことから、木の葉隠れの火影である綱手は、ナルトを拘束し、忍用の監禁施設である「鬼灯城」に送り込みました。
鬼灯城についたナルトは、鬼灯城の城主である無為により禁固術の火遁・天牢を施されてしまいます。身に覚えのないナルトは、真犯人を探すために鬼灯城から脱獄しようとしますが、天牢によりチャクラを練ることができず、失敗してしまいます。ナルトは、兵士に変装して鬼灯城の外に出て海を泳いで逃げようとしますが、ナルトと共に鬼灯城に送り込まれた竜舌に止められました。
どうしても真犯人を見つけたいナルトは、竜舌を振り切って海に飛び込みますが、渦に巻き込まれておぼれてしまい、竜舌に助けられました。竜舌は、自分が鬼灯城に来たのはナルトが鬼灯城に連行されるという情報を事前に知っていたためで、ナルトを陥れた黒幕を無為だと言いました。
さらに、竜舌は、無為は開ければ何でも願いが叶うという「極楽の匣」が入っている門を守る役目を背負っており、極楽の匣を開けるためには、膨大な量のチャクラが必要となることから、一連の騒動は、人柱力であるナルトのチャクラが目的だと言いました。
竜舌が、無為の命を狙うのは、無為が、自分の息子で竜舌の友人だった無垢を極楽の匣を開ける目的で生贄にしたためでした。竜舌は、ナルトに、極楽の匣を壊してほしいと頼みました。
劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズンのネタバレあらすじ:承
ナルトと竜舌は、鬼灯城内で暴動を起こし、その混乱の中、ナルトは、無為の部屋から地下室に行きましたが、ナルトの動きを察知した無為に捕まってしまいました。無為は、極楽の匣を開けるために、ナルトにかけた天牢を解くと、ナルトからチャクラを吸い取り、極楽の匣に送りました。
ナルトは、隙をついて逃げ出しますが、再び無為に天牢を施されてしまいます。さらに、ナルトから吸い取ったチャクラで極楽の匣が動き出し、地上に姿を現しました。地上に現れた極楽の匣に対し、無為は、かつて極楽の匣を開けるために生贄にした無垢に合わせてくれるように願いました。
すると極楽の匣の中から成長した無垢が現れました。無垢は、生贄にしたことを謝る無為を攻撃して倒すと、巨大な化け物に姿を変えました。ナルトは、影分身に貯めさせていた自然エネルギーを利用して仙人モードになると、極楽の匣を攻撃しますが、極楽の匣はビクともしませんでした。
次にナルトは、巨大な化け物を攻撃しますが、攻撃はすべて交わされてしまいました。ナルトは、巨大な化け物に対抗するため、口寄せの術でガマブン太を召喚しました。ガマブン太は、巨大な化け物は人の心を読みサトリという名で、極楽の匣に人を送り込むために動く極楽の匣の操り人形である、と言いました。
劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズンのネタバレあらすじ:転
ガマブン太は、サトリとぶっつけ本番で戦うのは難しいと一旦サトリから離れ、追ってきたサトリにナルトは多重影分身の術で対抗しますが、人の心を読むことができるサトリには攻撃は当たりませんでした。まったく攻撃が当たらないサトリに苦戦するナルトとガマブン太。
サトリの攻撃をかばったガマブン太が倒れ、さらなる攻撃がナルトに迫ったその時、キラービーが現れ攻撃を跳ね返しました。さらにキラービーだけでなく綱手をはじめとした木の葉隠れの忍達が現れました。綱手は、一連の騒ぎはナルトが犯人ではないとわかっていましたが、極楽の匣の秘密を暴くため、あえてナルトには詳細を知らせずに鬼灯城に送り込んだのでした。
そこにサトリが襲い掛かってきて、迎え撃つナルト達の攻撃は全く当たりませんでしたが、そんな中ナルトは、サトリが竜舌の動きだけ読めていないことに気付きました。そこから作戦を思いついたナルトは、再び仙人モードなるべくチャクラを練り始め、その間、綱手達が必死になってナルトを守りました。
劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズンの結末
そして、仙人モードになったナルトは、サトリを攻撃しましたが、それまで全く当たらなかった攻撃がなぜか当たりました。実は、サトリは、人の心を読めるのではなく、人がサトリに感じる恐怖に勝手に反応するため、自分に対する攻撃をよけられたのでしたが、無垢を想う竜舌や今のナルトにサトリに対する恐怖はなく、そのためナルトの攻撃をよけられなかったのでした。
そして、ナルトは、サトリに大玉螺旋丸を打ち込もうとしますが、その前にサトリがナルトを攻撃し、ナルトとそれをかばった竜舌は重傷を負いました。ナルトは、倒れている無為に共にサトリを倒すように呼び掛けると、その呼び掛けに応じて立ち上がった無為は、最後の力を振り絞ってサトリに天牢をかえて動きを封じ込め、そこにナルトが螺旋手裏剣を打ち込みサトリを倒しました。
元の姿に戻った無垢は、火遁・鬼灯籠を放って極楽の匣の動きを止めると、炎の中に姿を消しました。そのころナルトは、サトリに攻撃された傷により危篤状態となっていましたが、同じく重傷を負っていた竜舌が、自分の命と引き換えに生命エネルギーを送り込む竜命転生をナルトに使ったことにより助かりました。こうして、一連の事件は終結しました。
以上、映画「劇場版 NARUTO-ナルト- ブラッド・プリズン」のあらすじと結末でした。
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