夏ノ日、君ノ声の紹介:2015年日本映画。難病を抱えた少女と少年との、ひと夏の出会いから別れまでを描いたラブストーリー。17歳の哲夫は病院に入院中、舞子と出会います。舞子は生まれながらに耳が聞こえず、口もきけません。しかし文字を交わすことで次第に二人は仲良くなり…。
監督:神村友征 出演:葉山奨之(戸上哲夫)、荒川ちか(高代舞子)、古畑星夏(森野ユカ)、大口兼悟(戸上哲夫 / 14年後)、松本若菜(森野ユカ / 14年後)、菊池麻衣子(高代喜代美)、木乃江祐希、影山樹生弥、柾木玲弥、永倉大輔、ほか
映画「夏ノ日、君ノ声」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「夏ノ日、君ノ声」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
夏ノ日、君ノ声の予告編 動画
映画「夏ノ日、君ノ声」解説
この解説記事には映画「夏ノ日、君ノ声」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
夏ノ日、君ノ声のネタバレあらすじ:起
彼氏の哲夫(大口兼悟)の帰りを待つユカ(松本若菜)。哲夫とは高校時代からの同級生で、付き合って5年になるのを機にユカが結婚を切り出したのですが、哲夫が冷たい態度をとるようになり、ユカは実家に帰ることにします。哲夫も自分の実家に帰り、箱の中の音声補助装置を見つけて、舞子と初めて会った日のことを思い出しました。
高校二年生の哲夫(葉山奨之)は喧嘩で傷を負い入院中、同じ病院に入院している舞子(荒川ちか)に出会います。生まれつき難病を抱える舞子は耳が聞こえず、話すこともできません。しかし、舞子の持っていた音声補助装置やメモ帳を使い、文字を交わすことで心を通わせていく二人。ある日、夜中に病室を抜け出した二人は、神社にお参りに行きます。「舞子が早く退院できるように」と願う哲夫。
夏ノ日、君ノ声のネタバレあらすじ:承
翌日、舞子は母親に哲夫と仲良くしないよう叱られます。しかし哲夫は、退院後も毎日会いに来ると舞子と約束し、お互いに淡い恋心を抱き始めていました。そして約束通り退院後も病院に通う哲夫。
一方、哲夫に思いを寄せる幼馴染のユカ(古畑星夏)は、舞子のことをよく思っていません。哲夫から冷たくされ、ユカは舞子の病室を訪れてひどい言葉で舞子を深く傷つけてしまいました。
住む世界が違うとユカに言われ落ち込む舞子に、哲夫と会うことを反対していた母親が背中を押してくれます。誕生日に外出が許可された舞子は、哲夫に砂浜に行きたいと頼みました。自転車で一緒に出掛けたいと願う舞子を後ろに乗せて、哲夫は必死で自転車をこぎ砂浜を目指します。そして哲夫は誕生日プレゼントに指輪を贈り、二人はキスをしました。
この時、舞子に病魔の影が迫っており、突然倒れた舞子をおぶって病院に帰る哲夫。しかしこのことに激怒した父親が、翌日には舞子を別の病院に移してしまいます。そして哲夫が来ても面会拒否し、哲夫からの手紙も破り捨てる父親。
夏ノ日、君ノ声のネタバレあらすじ:転
舞子と会えない哲夫は神社へ行き、舞子の無事を必死で願います。そんな哲夫をほっておけないユカは、舞子のことは諦めるよう哲夫に話しますが、それが逆に哲夫の舞子への気持ちを強くしてしまいます。目を覚ました舞子に、哲夫からの手紙を渡す母親。哲夫は舞子に会えないと分かっていても、毎日のように病院に足を運んでいました。
そしてついに舞子の母親から舞子と会う許可をもらい、喜び勇んで病院に向かう哲夫ですが、友人が不良に絡まれてしまいます。友人を助けるため、喧嘩で怪我をした哲夫は血を流しながらも舞子のもとに向かいます。
夏ノ日、君ノ声の結末
病院の前で倒れていた哲夫が目を覚ますと、横には元気な姿の舞子がいました。病室を出ると、舞子の母親から舞子が亡くなったことを聞かされます。
しかし哲夫は舞子が亡くなった現実を受け入れらず、泣き崩れる哲夫に母親は、二人が砂浜に行った時の写真を渡しました。最後まで哲夫からもらった指輪を外そうとはしなかった舞子。一人になった哲夫は砂浜に行き、舞子が残したメッセージを見て声を上げて泣きます。
それから数年が経ち、大人になった哲夫は、舞子が行きたがっていた灯台のことを思い出します。灯台に行くとそこには舞子がいて、思わず舞子を抱きしめる哲夫。しかし実際には舞子ではなく、抱きしめた相手はユカでした。そしてユカを自転車に乗せて走り出す哲夫でした。
以上、映画「夏ノ日、君ノ声」のあらすじと結末でした。
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