映画 謎解きはディナーのあとでの紹介:2013年日本映画。東川篤哉原作の小説『謎解きはディナーのあとで』を元にしたテレビドラマシリーズの映画版です。ドラマの続編という形になっていますが、テレビドラマ版「謎解きはディナーのあとで」を見てない人でも楽しめる内容になっています。シンガポールでロケが行われましたが、主に舞台は豪華客船の中でストーリが展開されています。驚くような話しの展開はありませんが、カンの良い人には分かってしまいますが、最後に少しびっくりするようなことがあります。嵐の櫻井翔と北川景子が笑えるポイントを含ませながら好演しています。あまり考えずにエンターテイメントとして楽しめる映画となっています。
監督:土方政人 出演:櫻井翔(影山)、北川景子(宝生麗子)、椎名桔平(風祭京一郎)、中村雅俊(藤堂卓也)、桜庭ななみ(藤堂凛子)、要潤(石川天明)ほか
映画「謎解きはディナーのあとで」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「謎解きはディナーのあとで」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「謎解きはディナーのあとで」解説
この解説記事には映画「謎解きはディナーのあとで」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画「謎解きはディナーのあとで」のネタバレあらすじ:起
主人公である宝生麗子(北川景子)は大財閥宝生家の一人娘で、莫大な資産を持つ宝生家のお嬢様でしたが、身分を隠して刑事として務めています。しかし推理力は今いちで、いつも執事の影山(櫻井翔)に助けられています。影山は時々毒舌を吐き、麗子の自尊心をずたずたにしますが、その推理力は確かなもので、これまでも多くの事件を解決しています。麗子の上司である風祭警部(椎名桔平)は、麗子と同じく資産家の息子でしたが、その推理力はいつもとんちんかんなものでした。そんな風祭が警備について、宝生家の持ち物である「プリンセス・レイコ号」が最後のクルーズということでシンガポールに出発します。警備として風祭警部が乗船したのには、船内に有名芸術家の作品「Kライオン」があるためでした。また客船の最後の航海ということで、麗子は「セイレーンの涙」という歴史的な宝物を身につけて乗船しました。
映画「謎解きはディナーのあとで」のネタバレあらすじ:承
出港後のパーティーで、投資家のレイモンド(団時朗)が殺されてしまいます。麗子と風祭が捜査を進める中で、狙った獲物は逃さないという怪盗ファントム・ソロスの存在を知ります。乗員を調査すると、マイケル・クワンという人物が浮かびあがり、彼を捜索しますが、その時豪華客船の支配人である藤堂の娘である凛子(桜庭ななみ)の恋人である石川(要潤)が殺されてしまいます。また支配人である藤堂(中村雅俊)も、お酒に薬を入れられ倒れますが助かります。事件が起こる中、麗子が誘拐されてしまいます。身代金として100万ドルを要求されますが、客船のある金庫のお金では足らず、影山は、乗船していた多額のお金を持つ若社長である客とポーカーで勝負をします。負けそうになった時に、騒動の前に出会った熊沢(宮沢りえ)という女性がお金を出してくれ、勝負に勝つことができます。
映画「謎解きはディナーのあとで」のネタバレあらすじ:転
影山はお金を持って、麗子を助けに行きますが、ボートごと海に投げ出されてしまい二人は島に流れ着いてしまいます。影山は思慮の足りない麗子をいつもの毒舌で叱り、脳内で事件を解決します。やがて、救出された麗子と影山は元の船内に戻ります。戻った影山は犯人は藤堂であると指摘します。藤堂は昔、リー夫妻という資産家に執事として仕えていました。リー夫妻は誰もが欲しがる「セイレーンの涙」の正当な所有者でしたが、投資家のレイモンドにだまされて「セイレーンの涙」を奪われてしまいます。このことの心労により夫婦は自殺してしまいます。藤堂は夫婦の娘を自分の娘、凛子として育てたのでした。レイモンドの乗船と麗子によって「セイレーンの涙」が船に持ち込まれると知った藤堂は復讐したのでした。
映画「謎解きはディナーのあとで」の結末
セイレーンの涙を狙っていた人物であるマイケル・クワンは凛子の恋人である石川でした。彼は凛子の恋心を利用して「セイレーンの涙」を手に入れようとしていました。そのことをしった藤堂が逆上し殺してしまったのでした。藤堂は逮捕されますが、凛子は彼に待っていると告げます。「セイレーンの涙」は結局何者かに盗まれてしまいました。後日、シンガーポールのあるホテルを影山が訪ねます。そこには美しい服をまとった藤沢がいました。ファントム・ソロスは藤沢でした。彼女は微笑み、影山に「セイレーンの涙」を返すと姿を消してしまいます。
以上、映画「謎解きはディナーのあとで」のあらすじと結末でした。
本当にはらはらドキドキさせられる映画だししっかり原作やドラマの時のコミカルかつシリアスなところのいいとこ取りなので惹き付けられます。ただ華やかなクルーズでの話かと思いきや事件が起きた時の話の大きさには驚きます。影山が麗子を守るために必死に駆け回る姿にグッと来ました。また影山だけでなく凛子と藤堂の絆にも涙します。