二度めの夏、二度と会えない君の紹介:2017年日本映画。転校生の燐と共に、バンドを作って夏を過ごした智でしたが、死の迫った燐に好きだと告白したのが最後の言葉となり落ち込みました。そんな智が土手から転がり、6か月前にタイムスリップしたことから、同じ過ちを繰り返さないと二度目の夏を迎えるという内容の、ファンタジーラブストーリーです。
監督:中西健二 出演者:村上虹郎(篠原智)、吉田円佳(森山燐)、加藤玲奈(菅野瑛子)、金城茉奈(花京院姫子)、山田裕貴(石田六郎)、本上まなみ(布施敦子)、菊池亜希子(榎本優)ほか
映画「二度めの夏、二度と会えない君」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「二度めの夏、二度と会えない君」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
二度めの夏、二度と会えない君の予告編 動画
映画「二度めの夏、二度と会えない君」解説
この解説記事には映画「二度めの夏、二度と会えない君」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
二度めの夏、二度と会えない君のネタバレあらすじ:起
森山燐(吉田円佳)は北高校に転校生としてやってきて、自由気ままに突っ走って、今、病室で寝ています。傍らにいる篠原智(村上虹郎)に『バンドを続けて』と言います。智は燐に『好きだ』と告白します。燐は智の告白に『なぜ最後にそんなことを言うの』と言って旅立ちました。智は燐の死を受け入れ、自分の告白を後悔しました。時は12月、雪が降っていました。
智は土手から転がり落ちて気を失い、そして目覚めます。初夏の陽気に驚いた智に、燐の声が聞こえました。それは燐が転校してきた日でした。あの時と同じ燐の呼びかけに、智は驚き、今の日を確かめます。すると6月17日でした。
智は6か月前にタイムスリップしていました。そこで智は、燐に対する過ちを今度はおかさないと近い、同じ二度目の夏を迎える事になります。燐は心臓移植をし、余命を病院で過ごさず、学校で過ごし、最期を迎えたのでした。
二度めの夏、二度と会えない君のネタバレあらすじ:承
早速、燐が智をギター担当にとバンドに誘ってきます。智は必死で断りますが、燐の北高出身の覆面バンド『アニマート』に対する想いを聞かされ、いつの間にかOKを出していました。『アニマート』は顔を出さないバンドで、人気に火が付き、マスコミが正体を探るため北高に押し寄せた経緯があります。
そんな二人は町の楽器店に立ち寄ります。店長の優に見初められた燐に、二人でここで演奏してと頼まれます。燐の歌声と、智のギターを見て納得し、アルバイトでライブに出演する事になりました。
ライブでは盛り上がり、これからというときにストップがかかります。止めたのは北高の教師敦子でした。北高では『アニマート』事件以来バンド活動は禁止でした。優も北高だったため、敦子と二人で話をすると言って智と燐を帰します。翌日、燐はドラムとベース担当をネットで募りました。
二度めの夏、二度と会えない君のネタバレあらすじ:転
すると二人のバンドはネットで大きな話題になっていました。一人北高の生徒が変な書き込みをしていたため突き止めると、花京院姫子(金城茉奈)でした。彼女は変わり者ですがドラムが得意なため加入します。
ベースは変態と言われる石田六郎(山田裕貴)に狙いを定めます。しかし彫刻にハマっており、やらないと言いました。また生徒会長の菅野瑛子(加藤玲奈)もバンドは認めないと、釘を刺します。翌日、六郎の出品予定の彫刻が消えていました。瑛子は燐たちに疑いをかけますが、用務員の人がゴミ収集車が持っていったという事で、燐が廃棄場に探しにいこうと言い出し、3人で探します。
やっとの思いで見つけますが、彫刻は割れていました。瑛子が実は割ったのは自分だと言います。この件で六郎がメンバーに加わります。バンド名を『Primember』に決め、練習が始まりました。
夏休み、店長の優が、前回のライブの損失の穴埋めに野外ロックフェスのスタッフのアルバイトをしろと言います。更に生徒会長の瑛子も付いて行き、勉強もみっちりやることになりました。
二度めの夏、二度と会えない君の結末
途中の道路で事故があり、メインバンドが会場に来れないアクシデントが発生し、急遽『Primember』が出ることになります。演奏は盛り上がり、翌日、ネットで話題になっていました。そこで燐の要望の『文化祭』での演奏を瑛子が応援すると言い、敦子先生にかけあいます。敦子先生もOKし、憧れの文化祭の当日が来ました。
燐は智に恋していました。燐の死が近い事を知る智は、燐と恋仲にならないように避けています。このことが燐の障害となり、智は詠子のことが好きだと思い込み、唄えなくなります。智は燐を励まします。決して好きだとは言わず、一番大切な人だと言いました。やがて燐は元気を取り戻し、文化祭ライブは成功しました。
ベッドで横たわる燐がいます。傍らの智は優しい言葉をかけ、燐を見送りました。
店長の優が敦子先生と話をしています。優は『アニマート』のメンバーでした。彼女をマスコミから守り、バンド活動を禁止したのが敦子先生でした。
智は土手の下で目覚めます。二度目の夏は夢?と思い、燐の最後の手紙を見ます。すると内容が違っていました。二度目の夏は夢ではなく、現実でした。
以上、映画「二度めの夏、二度と会えない君」のあらすじと結末でした。
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