日本統一2の紹介:2013年日本映画。横浜出身の愚連隊のリーダー氷室が、巨大暴力団組織『侠和会』に入り、組織の拡大と日本統一を目指す任侠シリーズの2作目です。氷室の親分の三上が直参になり、侠和会が分裂するまでを描いています。
監督:山本芳久 出演者:本宮泰風(氷室 蓮司)、山口祥行(田村 悠人)、小沢仁志(川谷 雄一)、誠直也(山崎 義政)、古井榮一(三上 哲也)、岡崎二朗(上田 秀次)、川村亜紀(リョウコ)、白竜(工藤 雅信)ほか
映画「日本統一2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「日本統一2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
日本統一2の予告編 動画
映画「日本統一2」解説
この解説記事には映画「日本統一2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
日本統一2のネタバレあらすじ:起
工藤が二代目会長となった侠和会では、早速山崎若頭による新執行部人事が決められようとしていました。そのころ、出所した田村を迎えた龍征会会長の氷室は、親分である三上に田村を合わせました。田村も三上の子分にするつもりの氷室でしたが、田村は氷室の舎弟でいいと言い出し、氷室も納得しました。
尾本本部長が三上に話があるといい、氷室も同席しました。内容は三上の直参昇格でした。三上の親分で直参の上田は、会長の工藤、若頭の山崎とはソリが合わず、新体制では重要ポストは得られないと言い、このまま上田組で埋もれるより、直参になってこれからの侠和会をささえてくれと説得しました。
三上は一旦断りました。しかし尾本は上田とも相談してじっくり考えてくれと返事を待ちました。直参にはなりたいが、親分は裏切れない三上は氷室に相談しました。氷室は個人的な意見として直参になるべきだと言いました。
日本統一2のネタバレあらすじ:承
侠和会では新人事が発表されました。上田の推薦する組長は執行部へは入れず、上田の意見は全く無視された人事でした。上田は山崎に文句を言いました。山崎は世代交代を唱え、上田に最高顧問へ就くよう求めました。名ばかりの肩書きで納得しない上田でしたが、工藤が頼むと言うとしぶしぶのみました。
その後、若手を10人ほど直参にするという話の後、工藤が今後の方針、日本統一を目指すと話しました。上田は三上を呼びました。言い出せない三上に上田は直参になれと言いました。三上が断ると、上田はオレはこの先どうなるかわからない、こんなオレについて来いとは言えないと説得し、三上は直参になる決意をしました。
そのころ、氷室はリョウコから妊娠を告げられ、籍を入れようと話しました。田村が健太と飲んでいました。上田組が仕切るぼったくりバーに連れて行かれ、金がない事を理由に激しい暴行を受けました。しかし田村は氷室の為に反撃はせず我慢しました。そのことで上田に呼ばれた三上と氷室は、店で暴れたことで上田から叱責を受け、500万円を要求されました。これは上田が仕組んだことで、三上と縁を切るための策でした。
日本統一2のネタバレあらすじ:転
三上らの直参昇格の盃事に参加した氷室は、山崎組の若頭川谷に会いました。川谷は氷室に、オレと同じ格になったなとねぎらいました。盃事のあと、山崎らと飲んだ三上は、紹介したい若者がいると言って田村を呼びました。田村が上田組に暴行を受けた事を知っていた山崎は、出所祝いとして100万円を渡し、今後はお前の事はワシが保証するから思いっきり暴れろと言いました。
翌日から田村は仲間を連れ、暴行を受けた上田組の組員に仕返しをしました。侠和会の定例会では上田が、三上組にやられたことで文句を言い始めました。すると山崎は、三上にシマを少し渡せ、それが世代交代だと言いました。事務所に帰った上田は侠和会を抜ける為、直参の仲間を集め始めました。
そんな時、上田組組員と龍征会組員がケンカになり、上田組組員を殺してしまいました。尾本、三上、氷室が協議していると、一通の礼状が回って来ました。上田ら直参複数の脱退届と、新組織『信闘会』の設立でした。会長には京都の三代目島田組組長がなり、上田は理事長でした。島田が上田に担がれた形で、実質は上田が仕切る会でした。侠和会はしばらく様子を見ようということになりました。
日本統一2の結末
田村が山崎若頭のボディーガードに抜擢されました。山崎や川谷らと温泉で入浴していると、信闘会の組員が二人押し入ってきて、山崎に向け発砲しました。川谷が身をていしてかばいますが、二人とも銃弾を受けました。田村も肩に銃弾を受けながら二人を殺し病院に運ばれました。山崎、川谷とも一命は取り留めますが、この失態に田村が山崎組にワビを入れ恫喝されました。するとこの責任は自分にあると氷室と三上が土下座しました。田村は自分が上田のタマを取ると言いますが、三上の杯をもらってから言え!と突き放されました。田村は三上に復讐するから子分にしてくれと頼みました。三上も喜んで了承しました。
侠和会本部では山崎に代わり、尾本が島田会長と上田理事長を殺し、信闘会を潰すまで戦えと檄を飛ばしました。三上は自分が招いたこの事態に、他の組より先に、オレ達がカタをつけるんだと号令をかけました。早速氷室は戦闘部隊を作り、信闘会の幹部が立ち寄る店等に張りつけさせました。そして上田らの破門状を作らせ配布しました。そのころ戦闘部隊は、早くも信闘会の直参を一人射殺しました。
以上、映画「日本統一2」のあらすじと結末でした。
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