映画「日本統一」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
日本統一の紹介：2013年日本映画。横浜でヤクザ相手に喧嘩を売り、ヤクザを潰していた氷室と田村の愚連隊は、命を狙われて大阪に移りました。大阪で巨大組織侠和会の縄張りに龍征会を立ち上げた氷室と田村でしたが、次第に侠和会による龍征会潰しが始まりました…という内容の『日本統一』シリーズの1作目です。
監督：山本芳久 出演者：本宮泰風（氷室 蓮司）、山口祥行（田村 悠人）、小沢仁志（川谷 雄一）、誠直也（山崎 義政）、古井榮一（三上 哲也）、岡崎二朗（上田 秀次）、川村亜紀（リョウコ）、勝矢（斉藤 浩樹）、愛甲猛（安西組長）、白竜（工藤 雅信）、哀川翔（秋本 照政）、梅宮辰夫（川端 忠雄）、千葉真一（権田 誠蔵）ほか
この解説記事には映画「日本統一」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
刑務所から出所した田村を待っていたのは、龍征会会長氷室とその子分達でした。田村は氷室と抱き合いました。そして上部団体の三上組の組長に会い、抱き合いました。8年前、氷室と田村は横浜で、愚連隊を組織してヤクザから金を巻き上げるなど暴れまくっていました。地元安西組の組員を襲って金を奪い、安西組の息のかかるスナックに集まり騒いでいました。目に余る行為に、スナックのママは安西組の若頭若宮に電話をし、組員たちと乗り込んで静めようとしますが、逆に氷室と田村にコテンパンに打ちのめされました。
街を歩く氷室は甥の健太に会いました。健太は50万円借りた金が600万円に膨れ上がり、弾が一発入った銃で、襲ってやると息巻いていました。氷室は一緒に行って話を付けようと言い、安西組に乗り込みました。金を貸したのは秋本で、氷室は銃を取り出し、ロシアンルーレットでケリを付けようと、お互い1発ずつ引き金を引きました。秋本はお前の根性はわかったと言って、50万円でいいと言うと、氷室は100万円渡し、借金を終わらせました。
安西組の若宮らは、氷室の子分を襲い、その後スナックを襲撃し氷室の女のリョウコを拉致しました。事務所でリョウコをレイプしろという若宮を見て、秋本はお前とは一緒にやれないと言って出てきました。そこへ氷室と田村が乗り込んできました。組員や若宮を滅多打ちにし、安西組長に銃口を向け、組の解散宣言文章を書かせました。安西組の解散は認められ、秋本が氷室に会いに来ました。秋本は上部団体がお前らの命を狙っていると言い、早く横浜を離れろと言いました。そしてオレもいずれお前を狙うことになると言いました。
子分たちを横浜に残し、氷室と田村は大阪へ着きました。大阪の街で早速、覚せい剤の密売人に暴行を加え金をぶんどりました。その時、関西の巨大組織・侠和会の山崎組の幹部の川谷が通りかかり、氷室に、オレらの縄張りでやっていた売人を退治してくれた礼を言い、金を渡しました。氷室は川谷に突っかかりました。川谷は、若いうちはイケイケでもいいが、もっと頭を使えと言い、いつでも組に遊びに来いと言いました。
この言葉に、田村は川谷に惚れ、組に入ろうと言いました。それならと氷室は二人で組を作ろうと『龍征会』を立ち上げました。そして組員集めに暴走族や愚連隊を襲撃し、組員を増やしました。そのころ横浜では秋本が組を作り、氷室と田村の行方を探すため、氷室の子分たちを襲っていました。龍征会が軌道に乗ったことで、横浜に電話し、かつての子分たちとリョウコを呼びました。その中には甥の健太がいました。健太を叱りつけたものの、仕方なく子分にしました。
氷室はリョウコを連れスナックに入りました。カウンターに川谷がいました。川谷に呼び止められ、氷室は話を聞かされました。川谷は暴れるのはいいが、本物がその気になったら、お前らはひとたまりもないぞと忠告しました。それでも氷室はいつでもかかってこいと強がりました。侠和会で定例会が開かれ、龍征会が議題に上りました。同じ縄張りの山崎は、ほうっておけと言いますが、上田が、小さいうちにでも始末しろと言いました。決は会長の権田に任され、権田は上田にお前がやれと言いました。事務所に帰った上田は若頭の三上に、会長命令だといってやらせました。
三上は組員を連れ龍征会に乗り込み、全員が銃口を向けました。そして解散しろと言って立ち去りました。氷室は解散しませんでした。すると三上らは龍征会の子分たちを順番に襲い大けがをさせました。事務所では一人田村が張り切っていましたが、組員の士気は下がっていました。氷室は川谷に会いに行きました。川谷から組をもったら、子分を守る役目があり、さらに組織に属する意義を伝えました。
そのころ健太が報復で三上組の組員に発砲しました。これに怒った三上は氷室に電話をかけ、皆殺しに行くと言いました。悩む氷室を尻目に、田村はオレが一人で行くと言い出しました。そして氷室に兄弟分になってくれと言い、二人は手のひらを切って血の契りを結びました。飛び出した田村は三上らに頭に銃を突き付けられました。その時、川谷がドスを持って来ました。三上に殺すには惜しい男だと言って、氷室に指を詰めろと言いました。氷室は指を詰め三上に渡しました。川谷が三上に面倒見てやれと言うと、氷室は子分たちも一緒に頼みますと言いました。
氷室は三上の杯をもらい、侠和会系上田組内三上組内龍征会会長としてヤクザの道を歩み始めました。8年後侠和会は2代目となり、工藤が跡目を継ぎました。
以上、映画「日本統一」のあらすじと結末でした。
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