オカンの嫁入り(おかんのよめいり)の紹介:2010年日本映画。母と娘の強い絆を描いたヒューマン・ドラマ。母親の末期がんという重いテーマを扱いながらも、コメディタッチで重くなりすぎることなく描かれており、笑いあり、涙ありの心温まる作品となっています。
監督:呉美保 出演者:宮崎あおい(月子)、大竹しのぶ(陽子)、桐谷健太(研二)、絵沢萌子(大家)ほか
映画「オカンの嫁入り」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オカンの嫁入り」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「オカンの嫁入り」解説
この解説記事には映画「オカンの嫁入り」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オカンの嫁入りのネタバレあらすじ:オカンの結婚宣言
月子は、母親の陽子と2人で仲良く、支え合って暮らしています。月子の父親と陽子は死に別れており、陽子は父親以外の男と結婚することはないと言っていました。そんなある夜のこと、酔っ払った陽子が金髪の若い男、研二を連れて帰り、その男と結婚すると宣言します。突然の母親の結婚宣言に、月子は呆然とします。研二の前職は板前だったようですが、今はフリーターで定職にもついていません。親子ほど年が離れているチャラチャラした若い男と陽子が結婚することに、納得がいかない月子は家を飛び出します。
オカンの嫁入りのネタバレあらすじ:オカンの夢
最初は研二のことを毛嫌いしていた月子でしたが、次第に、研二の秘められた優しさを知ることとなり、渋々、研二と母親の結婚を受け入れます。陽子には、白無垢を着て結婚式を挙げたいという想いがありました。そんな折、結婚式の衣裳合わせに出かけようとした陽子が突然倒れます。月子は、医師から陽子が末期がんであり、余命わずかの命であることを知らされます。月子を心配させたくない思いから、陽子は病気のことをずっと月子に隠していたのでした。
オカンの嫁入りのネタバレあらすじ:オカンの夢を叶えるために
実は、研二は陽子の病気のことを知っていました。病気のことを打ち明けた陽子に、研二はプロポーズをしたのでした。月子は、改めて、研二のことを見直し、やっと、2人の結婚を心から受け入れることができたのでした。月子は、陽子の衣裳合わせに付き合うことにします。PTSDのために電車に乗れなくなっていた月子でしたが、母親のために乗れなかった電車にも乗り、陽子と一緒に衣装屋に向かいます。
オカンの嫁入りのネタバレあらすじ:オカンの嫁入り
衣裳屋で白無垢を着た陽子は、三つ指をつき、月子に向かって長い間お世話になりましたと結婚の挨拶をします。そして、泣きながら、今まで一人で抱えていた想いを月子に打ち明けます。月子は、初めて母親の本当の想いを知ったのでした。家に戻った月子は、陽子と研二と一緒に暮らし始めます。陽子は長年の夢であった白無垢を着て、研二と結婚式を挙げます。
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