ONE PIECE FILM REDの紹介:2022年日本映画。週刊少年ジャンプで大人気のマンガONE PIECEを原作に、連載25周年を記念した劇場版ワンピース15作品目。ルフィにとってかけがえない存在であるシャンクス。そのシャンクスの娘と言われる少女ウタが登場し、ルフィたち麦わらの一味を巻き込んだ騒動へと発展します。
監督:谷口悟朗 原作:尾田栄一郎 声優:田中真弓(ルフィ)、池田秀一(シャンクス)、中井和哉(ゾロ)、岡村明美(ナミ)、山口勝平(ウソップ)、平田広明(サンジ)、大谷育江(チョッパー)、山口由里子(ロビン)、矢尾一樹(フランキー)、チョー(ブルック)、宝亀克寿(ジンベエ)、名塚佳織(ウタ)、Ado(ウタ歌唱)、津田健次郎(ゴードン)、ほか
映画「ONE PIECE FILM RED」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ONE PIECE FILM RED」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ONE PIECE FILM RED」解説
この解説記事には映画「ONE PIECE FILM RED」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ONE PIECE FILM REDのネタバレあらすじ:起
音楽の島エレジアで、世界の歌姫ウタのライブが開催されました。たくさんのファンがかけつけるその中に、ルフィ率いる麦わらの一味もいます。
ふと、あることに気づいたルフィは、ステージに上がりウタに声をかけます。どうやらルフィとウタは幼なじみの関係だったのです。再会を喜ぶウタ、ルフィはあろうことか全世界が見守る会場で、ウタが赤髪のシャンクスの娘であることを暴露し、騒然とさせました。
会場はウタを狙う海賊や海軍、ビックマム海賊団のオーブンやブリュレらもやってきていて、ウタを狙います。麦わらの一味もステージに上がりウタを守ろうとしますが、ウタは構わず歌い続け、狙ってきた海賊らを蹴散らしてしまいます。
やがて落ち着き、ルフィたちと食事をとるウタ。ウタはルフィに海賊を辞めて楽しく生きようと持ちかけますが、ルフィはもちろん聞く耳を持ちません。それに激昂したウタが、ルフィに襲いかかります。
次々とメンバーを拘束していくウタ。ルフィにもその魔の手は伸びようとしていましたが、バルトロメオにより助けられます。しかし、ウタの猛攻は続き、さらにピンチに陥りました。そこを、同じく会場に来ていたトラファルガー・ローに助けられました。
ONE PIECE FILM REDのネタバレあらすじ:承
ローと逃げていると、ゴードンという男に話しかけられました。ウタの育ての親だというゴードンは、かつてシャンクスたちといたウタは、シャンクスに捨てられて以降海賊を憎むようになってしまった、ウタは自分の歌の力を使い、海賊のいない平和な世界「新時代」を作ろうとしようと考えているのだと言います。
その頃、モンキー・D・ガープ直属の部下で海軍本部大佐兼機密特殊部隊「SWORD」の隊員であるコビーが、部下のヘルメッポと共にルフィたちを探していました。
ウタは雨降る中、ステージの上でネズキノコというキノコを頬張っています。会場は先程の熱気はどこへやら、静寂に包まれていました。会場の人々は眠りに落ち、目を覚ます気配はありません。
その中にはルフィやロー、コビーやヘルメッポらの姿もありました。そこに海軍の大将ボルサリーノやイッショウらがエレジアに上陸、ウタを取り囲みます。
ルフィたちが楽しんでいたのは、ウタがウタウタの実の能力で作り出した仮想世界ウタワールドだったのです。ウタワールドの中ではウタは何でもできます。どんな覇気使いもウタワールドの中では無力です。
ウタウタの実の能力者の歌を聞いた者は心を奪われ、その世界に閉じ込められる。そして本体は眠り続けるのです。さらに、ウタウタの実の能力者が力尽きて死ねば、皆そのままウタウタの世界に閉じ込められたままになってしまいます。
ONE PIECE FILM REDのネタバレあらすじ:転
取り囲む海軍に、ウタは戦いを止めてウタワールドで暮らそうと訴えます。しかし聞く耳を持たない海軍に、ウタは寝ている者を操り反撃を始めました。
一方、ウタワールドではコビーがそのカラクリに気づき、訴え始めると現実世界に戻りたいという声が上がり始めます。それに激しく動揺したウタは、もっと楽しい世界を作り出せば良いのだと、エレジアに伝わる伝説の楽曲トットムジカを歌い出しました。
トットムジカは能力者が歌い出すと魔王を呼び出してしまうという禁断の歌でした。魔王は現実世界とウタワールドの両方に出現します。麦わらの一味は魔王を倒せば現実世界に戻れる事を知ります。
能力者であるウタが眠れば魔王は姿を消すのですが、ウタはネズキノコを食べて眠らないようにし、歌い続けていました。このままだと体力を消耗し、やがてウタは死んでしまうと判断したルフィたちは、ウタを救い魔王を倒す事を決意し、魔王に挑みます。
戦いの最中、ゴードンに助けられたルフィは、過去にエレジアにあった出来事を話し始めました。過去に何も知らずトットムジカを歌い魔王を呼び出したウタ、それによりエレジアは滅びてしまった。シャンクスはこの一件を自分たちの責任にするようゴードンに告げ、ウタを託して去って行ったのでした。
ウタはそれを電電虫で見て知っていたのです。シャンクスがエレジアを滅ぼしたと思っていたウタ、何を信じていいのか分からなくなっていたウタの心はボロボロで、魔王を制御することが出来なくなっていました。
ONE PIECE FILM REDの結末
魔王を倒すには、現実世界とウタワールドと同時に魔王を攻撃する必要がありました。現実世界に現れた赤髪海賊団シャンクス、ウソップと赤髪海賊団でウソップの父ヤソップは見聞色の覇気を持って繋がり、攻撃のタイミングを指示します。シャンクスとギア5ニカに変身したルフィの同時攻撃により、魔王を撃退します。
魔王を倒したものの、現実世界に戻る気配がありません。魔王の力が強くなりすぎて戻れなくなってしまったのです。シャンクスは眠るようウタに薬を渡そうとしますが、それを拒否、ウタは消耗しきった体を奮い立たせ、皆を導くべく立ち上がり、最後の歌を歌い始めました。
ルフィが目を覚ますと、サウザンドサニー号にいました。ウタのおかげで現実世界にもどってこれたようです。ウタやシャンクスを探すルフィ、ゾロが指差した先にシャンクスが乗るレッドフォース号がいました。
シャンクスたちは甲板の上で棺のようなものを囲んでいます。それを見たルフィは振り返り、シャンクスたちとは別の方向にサニーを進めました。
以上、映画「ONE PIECE FILM RED」のあらすじと結末でした。
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