わたしたちの家の紹介:2017年日本映画。二人暮らしをする桐子とセリの母子。一方、フェリーで出会った記憶喪失のさなと透子は同居生活を始めました。この二つの家と、二人ずつの女性たちを同時進行で映し出し、やがてどこかで繋がっていくというファンタジー映画です。清原惟監督のデビュー作で2017年PFFアワードグランプリ受賞を受賞した話題の映画です。
監督:清原惟 出演者:河西和香(セリ)、安野由記子(桐子)、大沢まりを(さな)、藤原芽生(透子)、菊沢将憲(夏樹)、古屋利雄(高史)ほか
映画「わたしたちの家」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「わたしたちの家」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
わたしたちの家の予告編 動画
映画「わたしたちの家」解説
この解説記事には映画「わたしたちの家」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
わたしたちの家のネタバレあらすじ:起
中学生で13歳のセリは、父がいなくなり、母の桐子と二人暮らしでした。桐子は最近、高史という彼氏が出来てルンルン気分でした。セリは友達と遊び、桐子は高史と連れ合うという、お互い干渉しない生活をしていました。
フェリーで目覚めた さなはデッキで携帯電話をする女性を見かけました。港に着き、待合所で座っているとさっきの女性が話しかけてきました。記憶が全くないと言うさなに、女性は家においでと言って一緒に住むようになりました。
女性は透子という名で、工場で働いていると言い、さなは手に持っている持ち物を見たら何か思い出すかもしれないと調べますが、記憶は蘇りませんでした。そしてプレゼントを持っていたさなは、誰からもらったのか、あげるための物なのかも分からず、これだけは中を見ないでおこうと部屋の隅に置きました。
わたしたちの家のネタバレあらすじ:承
友達と一緒に、桐子と高史のデートをつけていたセリは、二人が仲睦まじく楽しそうにしているのを見て変な気分になりました。その夜、セリは桐子に「幽霊がいる」と言って、一緒に寝ました。その後、目覚めたセリは何かを感じて障子に指で穴を開けました。
一夜明け、さなの記憶は戻っていませんでした。透子が仕事に行くとき『何もしないでいいからここに居ていいよ』と言いました。その夜、透子が仕事を手伝ってと言い、子供服の修繕をやりましたが、さなは透子より上手に修繕出来ていました。その時、さなは障子に開いた穴を見つけました。二人とも身に覚えのない事でした。
セリは14歳の誕生日を迎え、友人や親せき、高史たちがお祝いに駆けつけました。楽しいはずのパーティでしたが、セリは桐子の恋人の高史の事が気になり落ち着きがない状態でした。
わたしたちの家のネタバレあらすじ:転
喫茶店で働こうと面接をして終わったさなに、夏樹という男が話しかけてきました。顔見知りだと言う夏樹ですが、さなには記憶がなく、そのまま仲良く話しました。透子が家に帰ると、背の高い男が出て行きました。
翌日は知らない男から変な電話がかかって来ました。透子は背の高い男に大きな封筒を渡していました。さなは思い切って透子に事情を聞きますが、透子は話しませんでした。
桐子がセリに、高史と結婚すると切り出しました。するとセリがジャンケンして勝った方がこの家に住むようにしようと言い、ジャンケンすると桐子が勝ちました。セリは荷物とクリスマスツリーを持って自転車で家を出ました。冗談だと思った桐子は、夜になっても帰ってこないセリを探しました。
わたしたちの家の結末
夜中に目覚めたさなは、透子が居ない事に気づきました。しばらくすると透子が帰って来ますが、二人の関係は少しきしんでいました。すると夏樹が家にやって来ました。さなが透子に紹介しますが、透子は探しているものはここには無いと意味不明な事を言いました。
突然停電になり、いなくなった夏樹を探して二人は2階へ上がりました。深夜、帰ってきたセリは、誰かがいると感じて2階に上がりました。そして誰かに花瓶を投げつけました。さなと透子が夏樹を見つけると、夏樹に花瓶が当たりました。
翌朝、さなはプレゼントがなくなっているのに気づきました。一方、セリは見覚えのないプレゼントを見つけました。桐子が誕生日のプレゼントでしょうと言い、セリは中を開けました。
以上、映画「わたしたちの家」のあらすじと結末でした。
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