映画「劇場版総集編 オーバーロード 漆黒の英雄」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版総集編 オーバーロード 漆黒の英雄の紹介：2017年日本映画。先行して上映された「オーバーロード 不死者の王」の続編に当たる作品。テレビで放映されたアニメに新規カットを加えたダイジェスト版である。原作は丸山くがねによるライトノベル作品で、人気の異世界転生モノの雛形に乗っ取りながらも、主人公を無敵の悪役と設定することで独自の作品世界を作り上げている。
監督：伊藤尚往 声優：日野聡(モモンガ／アインズ）、原由実（アルベド）、上坂すみれ（シャルティア・ブラッドフォールン）、加藤英美里（アウラ・ベラ・フィオーラ）、内山夕実（マーレ・ベロ・フィオーレ）、加藤将之（デミウルゴス）、三宅健太（コキュートス）、千葉繁（セバス・チャン）、沼倉愛美（ナーベラル・ガンマ）ほか
この解説記事には映画「劇場版総集編 オーバーロード 漆黒の英雄」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
漆黒の剣の面々はカルト宗教ズーラーノーンの指導者カジット・デイル・バダンテールと、殺し屋のクレマンティーヌに待ち伏せされていた。
モモンは冒険者ギルド、エ・ランテルに戻った後で、ンフィーレアの祖母であるリィジー・バレアレに出会う。招き入れられた彼女の家の地下室では、漆黒の剣の一同がゾンビに変貌していた。
襲いかかるゾンビを難なく撃退するモモンガであったが、そこで刺客の目的がンフィーレアだということに勘づく。リィジーは孫を守るため、自分の持てる全てを差し出すことと引き換えに、モモンを用心棒として雇う。
モモンガが去ったエ・ランテルは、カジットの呼び出したアンデットの軍隊に襲われていた。街の警備隊はその膨大な数に抗しきれず、圧倒されていた。そこにモモンが到着し、またたく間に敵を排除してしまう。
さらわれたンフィーレアを救うため、モモンガはクレマンティーヌと、ナーベラルはカジットとそれぞれ対決することになる。
カジットは第六位階の魔法までを無効化するスケリトル・ドラゴンを召喚して勝ち誇る。しかし、ナーベラルは第七位階の魔法によってそれを簡単に撃破してしまう。
モモンガは魔法を使わないという制約のもとでクレマンティーヌと対峙する。クレマンティーヌは素早い動きでモモンガの目を甲冑の上から突き刺すが、アンデットのモモンガには通用しない。彼女を捉えたモモンガは、そのままその体を握り潰してしまった。
無事ンフィーレアを救出した一同は、彼を操っていた知恵の冠を破壊する。
エ・ランテルに戻った一同は事件の解決によってオリハルコンクラスへ昇格できることを期待していたが、結果はミスリルクラス止まりであった。
モモンガの部下であるセバス・チャンとそのメイドのソリュシャン・イプシロンは、諜報のためにバハルス帝国の貴族に扮していた。盗賊集団「死を撒く剣団」の刺客は、移動中のセバスたちを襲おうとするが返り討ちにあってしまう。
ナザリックの守護者の一人でバンパイアのシャルティア・ブラッドフォールンは、情報を聞きつけ盗賊団のアジトまで侵入する。雇われていた王国の剣士、ブレイン・アングラスもまったく彼女に刃が立たず逃走し、盗賊団はまたたく間に壊滅してしまう。
シャルティアはその後、入れ違いに盗賊団の討伐にやってきた冒険者たちの集団と出会う。その中には以前冒険者ギルドでモモンガと関係がありの、特殊なくポーションをもらっていた女性がいた。シャルティアは地上には存在しないはずのポーションを前にして、モモンガの意図を勘ぐり女性を殺してしまうことができない。しかしその間に未知のパーティーが現れ、世界級アイテムを使って彼女を洗脳してしまう。
冒険者ギルドから呼び出されたモモンガが受けた依頼は、平原で暴れているバンパイアの討伐であった。
戦いの場に赴いたモモンガは、流れ星の指輪というアイテムを使い、シャルティアの洗脳を解こうとする。しかし強力な魔法の前に指輪は壊れ、失敗してしまう。そこでモモンガとナーベは一旦ナザリックに戻り、対抗できる唯一の世界アイテムを宝物庫から持ち出す。
再び戦場に戻ったモモンガは戦いを開始する。ナザリックの守護者の中で最強と言われるシャルティアであったが、戦術面でも実力面でもモモンガは勝っていた。そしてついに彼女を倒すことに成功する。一旦死んでしまったシャルティアはその後再生されるが、洗脳の後遺症で事件前後の記憶が抜け落ちてしまっていた。
モモンガはまだ知らぬ強力な敵の存在を認知し、ナザリックの強化の必要を感じる。そのためにリザードマンの一族の村を襲い、強力なアンデッド兵団を作ろうと画策するのだった。
以上、映画「劇場版総集編 オーバーロード 漆黒の英雄」のあらすじと結末でした。
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