パンとバスと2度目のハツコイの紹介:2017年日本映画。パン屋で働く市井ふみは、2年付き合った恋人からのプロポーズを断りました。その後パン屋で中学時代の同級生で初恋の人だった湯浅たもつに再会しました。そしてたもつがバツイチで子供がいることを知りました。やがて二人はたびたび会うようになりますが…という内容の若い二人の恋愛ムービーです。
監督:今泉力哉 出演者:深川麻衣(市井ふみ)、山下健二郎(湯浅たもつ)、伊藤沙莉(石田さとみ)、志田彩良(市井二胡)、安倍萌生(高野理紗子)ほか
映画「パンとバスと2度目のハツコイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パンとバスと2度目のハツコイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パンとバスと2度目のハツコイの予告編 動画
映画「パンとバスと2度目のハツコイ」解説
この解説記事には映画「パンとバスと2度目のハツコイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パンとバスと2度目のハツコイのネタバレあらすじ:起
市井ふみ(深川麻衣)の働くパン屋に、ある女性が従業員の高野(安倍萌生)を訪ねてやって来ました。高野に会うと突然、フランスパンで頭を何度も殴りました。もみ合いになり、男性従業員が止めに入ると、高野が付き合っている男性の妻でした。ふみが高野に話を聞くと、「結婚したら嫌になるけど、付き合っているだけだからずっと好きでいられる」と言いました。
その後、ふみは2年付き合った柏木(勇翔)からプロポーズを受けました。何事も真面目に考え過ぎるふみは、考えすぎたあげく断りました。そんなふみは毎日3時半に起き、パン屋で働き、仕事が終わると帰り道のバス会社の洗車機で洗車されるバスをパンを食べながら見るのが日課でした。
ふみが自宅アパートに帰ると、妹の二胡(志田彩良)が待っていました。二胡は美術大学受験の予備校へ通うために、ふみのアパートに居候するのでした。実はふみも美術大で絵を勉強して描いていましたが、ある日を境にぱったりやめてしまいました。そして二胡はふみをモデルにして絵を描きはじめました。
パンとバスと2度目のハツコイのネタバレあらすじ:承
その日もふみはバスの洗車を見ていました。その時、強風が吹いて、パンの袋が飛んで行き、バス会社に入ってしまいました。仕方なく帰ったふみでしたが、パンの袋を拾ったのは中学校時代の同級生・湯浅たもつ(山下健二郎)でした。
たもつはパン屋の名前を見て訪ねました。そこでふみを見つけたたもつは声をかけました。ふみにとってたもつは初恋の人でした。色々話したあと、今度食事でも行こうという事になりました。二人は居酒屋へ行きました、酒を飲んで、たもつが話し始めました。
たもつは結婚して子供がいましたが、現在は離婚して子供は元妻の愛子が育てていると言いました。たもつがふみに恋愛の話を聞くと、ふみは話しませんでした。大いに盛りあがった帰り道、たもつは中学時代にふみを好きだった同級生・石田さとみ(伊藤沙莉)の話をし、今度3人で会おうと言いました。喜んだふみは、私を洗車中のバスに乗せてと、たもつに頼みました。
パンとバスと2度目のハツコイのネタバレあらすじ:転
初恋のたもつとの再会にウキウキ気分のふみは、3人で今度会う日のためのコーディネイトを二胡にしてもらいました。当日、たもつから、子守りで行けなくなったとメールがきました。子供を連れてさとみが来て、二人は楽しく話しました。
元々さとみはレズでふみに告白した事がありました。今では結婚し、笑い話しに変わっていました。さとみはたもつが離婚した理由が妻の浮気だと話しました。そしてたもつが、それでも妻の事が好きで、また一緒になりたいと思っていると言いました。
数日後、ふみはたもつのバス会社に行き、洗車中のバスに乗せてもらいました。初めての体験に感動したふみでした。その後、たもつから、子供の誕生日にパンを焼いて食べさせたいという事になり、オーブンのあるさとみの家で作ることになりました。
さとみが不在の家に上がり、二人でパンとクッキーを焼きました。さとみが帰って来ると3人でおいしく食べました。ふみが先に帰ると、さとみはたもつに『ふみはさとみのことが好きだった。多分今でも好きだろう。だからたもつはふみと会わない方がいい』と言いました。
パンとバスと2度目のハツコイの結末
たもつからふみに、来週会いたいと連絡がありました。たもつは車で高原へ、ふみを連れて行きました。愛子は浮気相手とまだ交際が続いていて、二人はルクセンブルクに行くと言いました。それでも愛子が好きだと言いました。そして景色を見ながら、ふみの事も好きだからどうしたらいい?と叫びました。
ふみはたもつに、愛子さんはたもつの事を何とも思っていない、たもつの一方的な片思いだと言いました。車に乗り山を下り、休憩所に着いた時、綺麗な夕日が見えました。ふみはたもつに、早起きしていいものを見せてあげると言って、自宅アパートに泊まろうと部屋に入れました。たもつは妹の二胡がいるのを見て驚きました。
翌朝3時半に起き、二人は夜明け前の道を歩きました。そしてまっすぐな道の向こうに、夜明け前の空が広がっていました。ふみはこれが見せたかったものだと言いました。たもつが『付き合おうか?』と言うと、ふみは『いいよ!』と言いました。そのあと『私の事を好きにならないで』と言うと、たもつは『やっぱりやめようか?』と言って、二人は手を繋いで歩きはじめました。
以上、映画「パンとバスと2度目のハツコイ」のあらすじと結末でした。
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