PARKS パークスの紹介:2016年日本映画。ハルという女性が、死んだ父の恋人がかつて住んでいた純の部屋を訪ねてきました。そして父の若き日の恋の物語をたどりたいという言葉に心動かされた純は、元恋人の孫のトキオを交え3人で、亡き父が恋人の為に作った歌の続きを作る為に動き出しました・・・という青春ドラマです。
監督:瀬田なつき 出演者:橋本愛(吉永純)、永野芽郁(木下ハル)、染谷将太(小田倉トキオ)、石橋静河(山口佐知子)、森岡龍(晋平)、佐野史郎(井上教授)、柾木玲弥(健太)、長尾寧音(理沙)、麻田浩(寺田)ほか
映画「PARKS パークス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「PARKS パークス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
PARKS パークスの予告編 動画
映画「PARKS パークス」解説
この解説記事には映画「PARKS パークス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
PARKS パークスのネタバレあらすじ:起
井の頭公園の中を自転車で走る純がいます。純は恋人にフラれ、自分の部屋に帰って来ました。恋人と写した写真を剥がしたり、思い出の品を処分したりしています。
その時、大学から届いていた『留年通知書』を見つけます。慌てた純は大学に行き、井上教授に会います。そして教授に「卒業したければまず、卒論の概要を持って来なさい」と言われます。卒論のテーマに困っていた純にはあてがありませんでした。
純が2階の自分の部屋のベランダに立っていると、一人の若い女性がこちらを見つめています。彼女はハルという名で、純と同じようにベランダに立つ女性の古い写真を持って見比べていました。そしてハルが純を訪ねてきます。
ハルの話を聞くと、死んだ父親の遺品の中に、ラブレターとベランダに立つ佐知子という女性の写真を見つけ、この場所にたどり着いたと言います。そして父の元彼女を探して、亡き父の青春の話を小説に書くのだと言いました。ハルの話に心を動かされた純はハルを部屋に泊め、同居を始めます。
PARKS パークスのネタバレあらすじ:承
二人はこの部屋にいた佐知子の足取りを探します。すると寺田という老人を紹介されました。寺田は佐知子の住所を知っていて、二人はそこへ向かいます。誰も居ない家を叩いていると、若い男のトキオがやって来ました。佐知子の話をすると「死んだ婆ちゃんだ」と言います。佐知子も死んでいました。
途方に暮れるハルでしたが、数日後、トキオが佐知子の遺品の中から古い録音テープを見つけます。早速、純の家に集合した3人は、純の持つオープンデッキで再生しました。テープの中では若きハルの父、晋平と佐知子が歌を唄っていました。しかし途中で音声が途切れていました。何十年も前のテープだけに劣化しているようです。それでもハルは何度も再生しています。
歌の続きが気になった3人は、歌の続きを作ろうと言い出します。また、純はこの話を卒論のテーマにすることに決めます。そして途中まで仕上がった卒論を井上教授に提出しました。しかし未完成ではダメだと言われ、「歌の続きが完成したら卒業させてやる」と言われ、純も本気で曲作りを始めます。純は少女時代にCMガールなどをやった経験があり、ギターも弾け、歌も唄えました。
PARKS パークスのネタバレあらすじ:転
3人の曲作りが始まります。とにかく完成させたいトキオ、メロディーの流れを重視する純、父と佐知子の思いを再現したいハルの3人の方向性は微妙に食い違いはじめました。
曲作り中の様子をYouTubeにトキオがアップしたことにより、ライブ関係者の理沙から、ライブ出演の声がかかります。ライブに出たいトキオはバンドメンバーを揃えます。純は自分の納得のいく曲の続きが出来ないと悩みます。ハルはいつかしらから、心が、昔の父と佐知子の元へ行き、ライブには無関心になり、二人から離れました。
そしてライブ当日になり、はしゃぐトキオはバンドメンバーを連れ、景気づけに食事に行きますが、最悪な事に食あたりを起こし、トキオ一人が無理して出場します。出番になり、純とトキオが登場しますが、トキオは食あたりでの無理がたたって途中で倒れ、純は観衆の前に頭が真っ白になり唄い出すことが出来ませんでした。ステージは大失敗に終わりました。
そのころ、ハルは過去の晋平、佐知子、寺田の3人が居る世界にいました。3人は自分たちが作った歌を唄っています。晋平は佐知子のためだけに作った歌だと言っていましたが、ハルの助言もあり、皆に聞いてもらう歌にしようという事になります。そして明日の2時半にこの曲をテープに吹き込もうと約束したのでした。
PARKS パークスの結末
寺田が亡くなりました。そこにはハルが付き添っていました。ハルが純の部屋に戻って来ました。しかしステージの失敗以来、二人の間には大きな溝が出来ていて、ハルに冷たく当たる純に対し、ハルは荷物をまとめて出て行きました。
ふと我に返った純は、ハルを探しに井の頭公園を駆け巡ります。途中でトキオに会いました。純は逃げましたが、トキオに追いつかれ純は謝ります。
放送室に入った純は、マイク越しにあの歌を唄い始めます。ハルが過去の世界で聞いた曲の続きと同じフレーズを純が唄います。公園内に純の歌声が響きました。井の頭公園を自転車で走る純がいます。
以上、映画「PARKS パークス」のあらすじと結末でした。
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