映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!の紹介:2016年日本映画。魔法使いプリキュアの三人とモフルンの元に届いた、大魔法フェスティバルの招待状。どんな願いでも叶えてくれるという魔法の石に選ばれたモフルンだったが、石を奪いに来た悪のクマ、悪魔ダークマターに攫われてしまう。 離れ離れになってしまったみらいとモフルンは再会できるのか。そしてモフルンの願う、心からの本当の願いとは。
原作:東堂いづみ 声優:高橋李依(キュアミラクル/朝日奈みらい)、堀江由衣(キュアマジカル/十六夜リコ)、早見沙織(キュアフェリーチェ/花海ことは)、齋藤彩夏(キュアモフルン/モフルン)、浪川大輔(ダークマター)、ほか
映画「魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!の予告編 動画
映画「魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」解説
この解説記事には映画「魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!のネタバレあらすじ:起
伝説の魔法使いプリキュアとして活躍する朝比奈みらい、十六夜リコ、花海ことは、そしてモフルン。今日も三人とモフルンは、プリキュアとして町の平和を守っていた。
そんなある日、暗くなり始めた空を流れ星が流れていくのを目撃する。願い事を言わなくちゃと手を合わせる三人だったが、その流れ星はどんどんと近づいてきて三人の目の前に降ってきた。そしてその流れ星が弾けたと思った時には、三人の手にはクマの形をしたライト、ミラクルライトが握られていた。
不思議に思いながらミラクルライトを見つめていると、そこから風船と手紙が現れた。驚く三人の目の前で自然に開封された手紙から現れたのは魔法学園の校長先生。ミラクルライトは校長先生からの『大魔法フェスティバル』の招待状だったのだ。
大魔法フェスティバル。それは願いの石の復活を願う大イベント。魔法の石とは、石に選ばれた一人のどんな願いでも叶えてくれる魔法の石なのだ。
早速三人で訪れた大魔法フェスティバル。沢山の風船の中で行われるお祭りに、三人とモフルンは大興奮。その一つではフレアドラゴンという、火を噴くドラゴンのショーを三人で楽しみ、そこに飛び入り参加したことはは、ドラゴンと共に観客を楽しませた。
そんな大魔法フェスティバルの中、遂に石が目覚める時がやってきた。「石が目覚めたらミラクルライトに願いを込めるんじゃ。」という校長の言葉に、皆が石の目覚めと共に願いを込めた。
たくさんの人々の願いと共に空に舞い上がる風船たち。そんな中、みらいだけが願いを思いつけずにいた。そしてモフルンの願いは誰よりも大きく膨らみ、石はモフルンを選んだのだった。
「石に願うと良い。」と早速、石に願いを叶えさせてもらおうとする校長先生に対し、モフルンは「願いはない。」と言い出した。それなら何を願ったのかと問う校長先生に、モフルンは「みらいとリコとはーちゃんの願いを叶えてほしいとお願いしたもふ。」と言うのだ。
そうして皆が驚く中、謎の黒く大きなクマが現れた。自身を『悪魔、ダークマター』と名乗ったそのクマは、目覚めた石を奪うべく、人々に襲い掛かった。
あっと今に混乱に陥った大魔法フェスティバル会場。三人もプリキュアに変身して、石を狙うダークマターに対抗する。
「自分の願いはこの世界のすべての魔法使いを消す事だ。」と宣言するダークマターは、圧倒的な力でプリキュア達を倒すと、石を奪い、石に選ばれたモフルンを攫っていってしまった。
ダークマターの去ったお祭り会場では、一人の怪我人も出なかった。しかし、モフルンを攫われショックを受けるみらいは、モフルンを探すため、誰にも行く先を告げることなく一人行方をくらましてしまったのだった。
映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!のネタバレあらすじ:承
ダークマターは自らの城の中で願いの石を使おうとしていた。だが選ばれたものにしか反応しないそれに、自身で願うことを諦め、モフルンに願いを叶えさせようとする。
モフルンは猛ダッシュで逃げ出したものの、手下の謎の影たちに襲われ森の中を転がり、滑り落ちていった。そうして辿り着いたのは、たくさんのクマたちが生活する場所だった。
優しいクマたちの中で一緒に遊ぶモフルン。しかし仲の良さそうなクマたちの中で、他のクマたちに嫌われている一匹の黒いクマと出会うのだった。そのクマは魔法を使える特別なクマだった。
クマタと名乗ったそのクマは、お腹を空かせたモフルンにクッキーを差し出し、美しい景色の場所へと案内した。自分の魔法を驚きも怖がりもしないモフルンに対しクマタは、「他の者のことなど忘れて俺とずっといろ。」とモフルンに迫るのだった。
一方みらいはモフルンを探して魔法界を彷徨っていた。
ふらふらになりながら探し続け、ほうきから落ちそうになったみらいを間一髪で救い出したリコは、一人勝手に飛び出したみらいを叱りつける。「みらいにまでなにかあったらどうするのよ!」と。そして、ことはも「モフルンが心配なのはみらいだけじゃないよ。」とみらいを慰め、三人は一緒にモフルンを探すことにしたのだった。
そして三人は野原で空にたくさんの流れ星が流れていくのに気が付いた。それを見つめていたみらいは、自分の中にあった本当の願いを理解する。その願いを言葉にしようとするみらいを「モフルンに直接伝えてあげなさい。」と止めたリコたち三人は、願いを込めてミラクルライトから願いの風船を飛ばした。
その流れ星をモフルンもまた違う場所から見つめていた。そしてモフルンもたった一人で空を見上げ、願いを込めた風船を飛ばした。そんなモフルンが飛ばした風船を見つけたみらいたちは、その場所へと向かうのだった。
その頃、帰ると言い出したモフルンに対し、クマタは怒りを露わにしていた。クマタの正体はダークマターで、モフルンを利用する為に芝居をしていたのだ。
石に願いをかなえさせろと迫るクマタに対し、モフルンはみらいたちが助けにくると言い張った。しかし、自分の魔法は圧倒的でプリキュア達は太刀打ちできないことを思い出させたダークマターは、モフルンに対し「ここに残るならプリキュアに手を出さない。」と脅した。それにモフルンは残る決断をしてしまうのだった。
映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!のネタバレあらすじ:転
モフルンを探して飛び回る三人はついにダークマターを見つけ出す。
今帰れば見逃すというダークマターの言葉を無視し突き進む三人に、ダークマターの手下たち、そして黒いドラゴンが襲い掛かった。フェリーチェ、そしてリコは迫る敵を引き受けると、みらいを先に行かせた。二人のおかげで、みらいはダークマターの城への潜入に成功した。
やっとモフルンと再会したみらいだったが、モフルンは「帰らない。」と言い張り動かない。そんな戸惑うみらいの前にダークマターが現れた。その傍らには透明な石に閉じ込められたリコの姿が。
今ならまだ見逃してやると告げるダークマターに対し、みらいははっきりと「いや。」と答えた。そしてモフルンに対し、自分の素直な気持ちを告げるのだった。「モフルンがいてくれるからうれしいし楽しいんだよ。」と。
真っ直ぐに告げられたみらいの気持ちにモフルンも応え、二人は互いに手を伸ばした。しかしそんなみらいのことをダークマターが許すはずもなく、みらいは捕まってしまう。「モフルンはみらいを助けるモフー!」 捕まってしまったみらいにそう叫んだモフルンの声に、願いの石が反応した。
願いの石の強い輝きの中、モフルンはキュアモフルンへと変身を遂げたのだった。 驚くほどの力でみらいを助け出し、ダークマターに対抗するモフルン。モフルンがダークマターと戦うその隙に、みらいは捕まったリコを何とか助け出した。
そして操られていたドラゴンを助け出し、城の中へ飛び込んできたフェリーチェと共に、モフルンはダークマターを城の外へと追い出すことに成功した。
プリキュアに変身したモフルンの姿に驚きつつも、やっと再会できたことを喜びあう四人だったが、そこにダークマターが戻ってきた。生きていたダークマターは4人に再び襲い掛かる。「皆などいらない。」と叫び、すべてを滅茶苦茶にしてやるというダークマターは、その心に闇を抱えていた。
ダークマターは魔法の力を持って生まれたせいで仲間のクマたちから疎まれ、助けようとした人間たちからも恐れられ、たった一人孤独の中で生きてきたのだ。その悲しみを知ったモフルンは、ダークマターにその手を伸ばした。
だが悲しみに囚われたダークマターはモフルンに致命的な一撃を与えてしまった。モフルンは胸にあった魔法の石を壊され、ただのぬいぐるみへと戻ってしまったのだ。
映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!の結末
ぬいぐるみへと戻ってしまったモフルンにショックを受ける三人。そしてその姿を見つめるダークマターはモフルンのことを馬鹿にしつつも、その顔には涙が溢れていた。「モフルンと一緒にいたかったんだね。」リコの言葉に、自分の真実の願いに気が付いたダークマターの姿はクマタへと変わっていた。
これで終わりかと思ったその時、クマタから解放されたダークマターの悪い魔法の力が暴走を始めてしまった。突然に魔法界を包み込む悪の魔法は、世界のすべてを滅茶苦茶にしようと攻撃を始めてしまったのだ。
プリキュアの魔法はダークマターの悪い魔法の力によって使えなくなり、諦めのふちにいたリコとことは。そんな中、みらいが一人立ち上がった。「キュアップ・ラパパ、魔法よ、止まりなさい。」ぬいぐるみに戻ってしまったモフルンを抱きしめ、空を黒く染める魔法を見つめるみらいは、何度もそう唱えた。「ここで諦めちゃダメだって、モフルンが言ってる。」と、けっして諦めないというみらいに勇気づけられたリコとことはは、みらいの腕に抱かれたモフルンと手をつなぎ願いを唱える。
三人の気持ちに応え魔法界の人々も願いを唱え始めた。そしてまたクマタも必死に空に手を伸ばし願うのだった。「魔法よ、止まれ。」と。そんな皆の願いにこたえるように奇跡が起きた。たくさんの人々の願いの力により、三人はプリキュアに、そしてモフルンも蘇ったのだ。
再びプリキュアの姿になったモフルンと共に、三人は悪い魔法の力に戦いを挑む。そして一時ピンチに陥りながらも、魔法界すべての皆の応援により遂にダークマターの悪い魔法を倒したのだった。
そして喜び合う三人とモフルンの背中を見つめたクマタは、彼女たちに背中を向けた。
それに気が付き、一緒に行こうと尋ねるモフルンに「またな。」と笑顔で告げて去っていくクマタ。その前には仲間のクマの一人が待っていた。伸ばされたその手を取り、クマタは仲間の元へと歩き出した。
以上、映画「映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」のあらすじと結末でした。
私は、この映画のキャラクターが好きなので、このキャラクターが出ている作品を全部見ています。キャラクターの良さを充分に引き出している映画で、満足度がとても高かったです。特に、変身シーンは夢に出て来るくらい感動的でした。