映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法！」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法！の紹介：2016年日本映画。立派なプリキュアになるために調査をする魔法つかいプリキュアのみらいとリコ。二人の前に突然、敵が現れた。先輩プリキュア達を牢へと閉じ込め、プリキュアの涙を狙う敵に、キュアミラクル・キュアマジカル、そして全てのプリキュア達が意地を見せる。プリキュアシリーズ映画20作品目の記念作品。
監督：土田豊 声優：高橋李依（朝日奈みらい／キュアミラクル）、堀江由衣（リコ／キュアマジカル）、齋藤彩夏（モフルン）、嶋村侑（春野はるか／キュアフローラ）、浅野真澄（海藤みなみ／キュアマーメイド）、山村響（天ノ川きらら／キュアトゥインクル）、沢城みゆき（赤城トワ／キュアスカーレット）、ほか
この解説記事には映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法！」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
桜舞う町に、みらいとリコは来ていた。二人は立派なプリキュアになるため、未来のリンクルストーンがあったこの町へ調査に来たのだ。甘い匂いがすると言い、走り出したモフルンは、一人の少女・はるかにぶつかった。転びそうになるモフルンと少女を咄嗟に魔法で助けてしまったリコは、一緒にいた4人の少女たちに早速魔法使いとばれてしまった。
その時、突然謎の闇に囚われたはるかから、以前倒したはずの敵・ディスピアが現れた。突然現れたディスピアは街の人たちを襲い始める。それを見た4人はすぐにプリンセスプリキュアに変身する。4人はプリンセスプリキュアのはるか、みなみ、きらら、トワだったのだ。そしてみらいとリコも、それぞれミラクルとマジカルに変身し、ディスピアに向かっていった。
互いに驚きつつも6人は協力してディスピアに向かっていく。プリキュア初心者で戦いに慣れないミラクルとマジカルに対し、プリンセスプリキュアの4人は見事な戦いぶりで、ミラクルとマジカルは感動するのだった。
6人は公園へと場所を移した。リコが立派なプリキュアになるためのアドバイスを聞こうとすると、「他のプリキュアにも会ってみたら。」とはるかが提案する。これからお花見で集まることになっているらしいのだ。
すると突然、空からトラウーマが現れた。トラウーマは魔女ソルシエールの部下で、プリキュアの涙を得ようとしているという。すぐにプリキュアへと変身した6人だったが、ソルシエールに捕まってしまう。その場に残された妖精たち、パフ・アロマ・モフルンの三匹はこの場を去ろうとするトラウーマの馬車に掴まり、ついて行くことにした。
ミラクルが目を覚ますと、謎の空間に来ていた。まわりには誰もおらず、マジカルもいない。そしてマジカルも枯れ木ばかりの森に、一人取り残されていた。マジカルが一人森の中を歩いていると、ディスピアが現れ襲い掛かってきた。逃げるマジカルの前に今度はドキドキプリキュアの5人が現れる。
一方、ミラクルの元へも敵が現れた。そこにはハピネスチャージプリキュアの4人が助けにはいるのだった。ドキドキプリキュア・ハピネスチャージプリキュアは、見事な連携であっという間にそれぞれの敵を倒した。しかし、倒したと思った時、どこからか少女の歌声が聞こえてきた。すると倒したはずの敵が突然蘇り、再びミラクルとマジカルを狙い始めた。
ハピネスチャージプリキュアはミラクルに、ドキドキプリキュアもマジカルに「ここは自分たちにまかせて。」と先に行くように促すと、敵へと向き直る。そしてそんな先輩プリキュアにその場をまかせ、マジカルとミラクルは駆けだした。マジカルとミラクルを先に行かせ、敵へと立ち向かうハピネスチャージプリキュアとドキドキプリキュアだったが、敵はプリキュアたちを捕まえると、プリキュア達もろとも自爆してしまうのだった。
一方その頃、モフルン・パフ・アロマたちは城の中へと潜り込んでいた。だがすぐに見つかってしまい、トラウーマに追いかけ回されてしまうのだった。ミラクルは廃墟の町の中を彷徨っていた。その時、涙を流す一匹の妖精と出会った。その妖精はルルンだった。泣きじゃくるルルンに戸惑っていると、目の前をキュアピーチ、キュアブロッサム、キュアメロディ、キュアハッピーが走っていった。彼女たちも敵と戦っており、敵はミラクルにも襲いかかってきたのだった。
その頃、マジカルはプリンセスプリキュアと合流していた。だがその時、また敵が現れる。同時に現れたソルシエールは、プリキュア達に涙を渡せと迫り、マジカルたちに他のプリキュアは捕まえたと告げるのだった。
ソルシエールの言葉通り、ほとんどのプリキュア達は城の牢屋に閉じ込められていた。その牢屋でトラウーマは、感動ものの紙芝居を見せたり、目の前で玉ねぎを切ったりとあらゆる方法でプリキュアに涙を流させようとする。しかしプリキュア達は懸命に涙をこらえるのだった。
城の中ではモフルン・パフ・アロマたちが追い詰められていた。その時、棚上からツボが落ちてくる。その中には魔法の杖が収められていた。それから放たれる光にトラウーマは拒絶を見せた。トラウーマは魔法の杖の光に弱かったのだ。
未だ街中ではミラクルが、岩場ではマジカルがそれぞれ敵に狙われていた。キュアピーチ、キュアブロッサム、キュアメロディ、キュアハッピーと、プリンセスプリキュアはミラクルとマジカルを必死に守ろうとするも、なかなか倒せない。追いつめられたマジカルに向かい、敵の攻撃が放たれた時、キュアエコーが現れた。傷を負い、地に伏せるマジカルに「立って。」と言うキュアエコーだったが、「もう無理。」とマジカルは諦めの言葉を口にする。
そしてその頃、同じく追い詰められ地に伏していたミラクルも、「敵うわけない。そんなの無理。」と諦めの言葉を口にしてしまうのだった。ミラクルとマジカルは他のプリキュア達は立派に戦っているのに、やられてしまう弱い自分たちに落ち込んでしまったのだ。そして離れ離れになってしまったパートナーが側にいれば、とそれぞれミラクルとマジカルの存在を求めるのだった。
ミラクルが側におらず、心が折れかかっているマジカルにキュアエコーは声をかけ、「お花見は？」と他にも仲間たちがいることを思い出させていた。そしてミラクルも、「仲間が待ってる。」、「倒れてなんかいられない。」と、捕まった仲間を助ける為に懸命に何度も立ち上がる先輩プリキュア達の姿を見つめていた。
そして遂に、ミラクルとマジカルは「私は戦う。」と自分の力で立ち上がるのだった。必ず皆を助けると決意した二人は圧倒的な力を発揮する。その様子に先輩プリキュア達も応え、最強の技で敵を倒すのだった。こうして敵を倒した時、再び歌が聞こえてきた。
歌声と共に新たに現れる敵を前にしても、プリキュア達は前を向いていた。そしてキュアピーチ、キュアブロッサム、キュアメロディ、キュアハッピーとプリンセスプリキュアは、「歌の聞こえる方へ行きなさい。」とマジカルとミラクルを送り出すのだった。
懸命に走っていたミラクルだったが、いつの間にか歌声は聞こえなくなっていた。廃墟の中立ち止まったミラクルは、先ほどまで聞こえていた歌を口ずさみ始めた。そして、その声はマジカルの耳にも届いた。ミラクルの声に応えるようにマジカルも歌い出し、二人は歌を頼りに駆け抜け、再会を果たした。そしてソルシエールの元に乗り込むことにも成功したのだった。
だが二人以外のすべてのプリキュアは既に捕えられていた。ソルシエールの攻撃は圧倒的で、攻撃により二人の変身は解けてしまう。それでも二人はあきらめず立ち上がり再び変身を繰り返した。そして、「皆の想いが伝わったの。どんな時でも希望を捨てない。だから私たちは絶対に諦めない。」と言い放ち、ミラクルとマジカルはソルシエールに一撃を加えた。その時、少女の歌声が聞こえてきた。
歌っていた少女は幼いころのソルシエールで、歌はソルシエールを育ててくれた魔女の先生が幼いソルシエールに聞かせていた子守唄だった。自分を育ててくれた先生の為に懸命に修行したものの、究極の魔法を教えてくれずに死んだ先生のことをソルシエールは恨んでいた。そして死んだ先生を蘇らせる為にプリキュアの涙を欲していたのだ。
「先生に見捨てられた。」と悲しみの声の上げるソルシエールに、ミラクルはそんなことないと告げる。優しい子守唄を歌ってくれるのは、ソルシエールを愛していたからではないかと。
先生が死に、悲しみに暮れていた時、ソルシエールの前に現れたのはトラウーマだった。先生がソルシエールに究極の魔法を教えなかったのは、先生がソルシエールの才能を妬み、嫌っていたせいだと言うトラウーマの言葉を、ソルシエールは信じてしまっていたのだ。先生の真の気持ちに気づくソルシエールの姿に感動したミラクルは、思わず涙を流してしまう。その涙を瓶に受け止めたトラウーマは、突然態度を一変させた。
トラウーマは先生に封印された悪の存在だったのだ。真の姿を取り戻したトラウーマから逃れ、ミラクルとマジカルは外へと飛び出した。だが城と合体したトラウーマは、街の中へと現れると現実世界を闇に飲み込もうとし始めた。ソルシエールはトラウーマを止めようとするが、攻撃は効かない。城にはまだ先輩プリキュア達が閉じ込められていた。
だが怪我を負い、地面に落ちてしまったミラクルとマジカルは立ち上がれずにいた。ミラクルとマジカルは歌を口ずさみ自分たちを元気づけると、懸命に立ち上がろうとし始めた。その様子を見たソルシエールは二人と同じように、歌を歌い出す。そんなソルシエールの歌声は、ミラクルとマジカルを癒していくのだった。
合流したモフルン・パフ・アロマたちは魔法の杖を差し出す。その杖を懸命に振ると、プリキュア達の力は増大し、先輩プリキュア達は牢からの脱出に成功した。ミラクルとマジカルに「ありがとう。」と伝えられ、その言葉を素直に受け止めたソルシエールは優しい心を取り戻した。そして再び歌を歌い始める。その歌声により力をもらったプリキュア達はトラウーマに立ち向かっていった。その歌こそ、究極の魔法だったのだ。
ソルシエールの歌。そして魔法の杖の光の力によりプリキュア達はトラウーマを倒すことに成功したのだった。こうして町は元に戻り、守られたのだった。ソルシエールはプリキュアに頭を下げた。そして先生のようになりたいと告げ去っていった。
そしてようやくプリキュア達のお花見が始まった。みらいとリコ、そして先輩プリキュア達皆と、桜の下でお弁当を食べながら大いに盛り上がるのだった。
以上、映画「映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法！」のあらすじと結末でした。
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